ページは軽く

 ページの内容の話ではありません。10年ほど前には、一応問題にされたと思うのですが、ページが表示されるまでの時間、ファイルの重さのことです。

 現在、わたしが使っているパソコンは、ハード (CPU 1.7GH、RAM 768MB) は2003年頃の比較的新しいものですが、OS は Windows ME (Windows 95 OS2 のアップグレード版)です。回線速度は下りで 3.87Mbps 程度です。2010年ころからインターネットの閲覧でイライラすることがしばしばあるようになりました。とくに、今年の春ころから、表示するのに、ときには5分以上かかるようなページが相当でてきました。ページによっては、ジャバスクリプトを無効にすると普通の速さで表示できるのですが。朝読毎、産経、日経のうちまともに読めるのは読売オンラインだけです。ブログもそうとう数がダメです。中にはブラウザが固まったり、勝手に終了してしまうページもあります。

 ホームページというものが始ったのは、Windows95 が普及したころからだったと思います。当時のホームページで残っているものもいくらかはあるようです。当時はホームページ作成ソフトを使うか、テキストエディタで直接書くかで、業者さんが提供する書式に記入すれば済むブログが普及したのはもう少し後だったと思います。

 ユーチューブが知られるようになったころ、9.11陰謀説が流行りました。反論を書くために、ユーチューブの動画をたくさんみたのは、2004年〜2007年ころだったでしょうか。このころは、かなり調子よく閲覧できていたのです(当時の回線速度は、1〜2.5Mbbs程度)。

 なぜ「重いのか」ということなのですが。自分の機械の古さと回線の遅さを省みずにいうなら:

 少し以前は、快適に使えたのですから、流量を増やした情報の提供側に原因の半分はあるはずです。現在でも流量が少ない、回線が込んでいない時間を狙うと数年前のレベルで閲覧できるのですから。

 新聞社やマスコミのような企業にどうしなさいという力もつもりもありません。しかし、わたしたちが何か情報や意見を発信したいとき、誰もがみやすいページを使う(作る)ということを考えてもよいのではないかと思います。多くの人に知ってもらいたいと思うなら古い機械、遅い回線を基準にすることが重要だと思います。そういう環境で表示できるものが最新最強のシステムで表示できないことは決してないはずです。

 わたしのサイトのほとんどのページは、そうとうに遅い回線、古い機械でも瞬間的に表示できているはずです。文章と写真や図が自由に表示でき、遠方のページに即座に移動(リンク)できる、これだけでも古い人間にとっては夢のようなことです。

※ 補足説明:ブラウザの「表示(V)」から「ページのソースを表示」を選ぶと、このページの原稿(ソースコード)がみれます。仕組はいたって簡単なものです。このサイズなら「メモ帳」でも書けるはず、ワープロでも書けますが、エディタが一番楽です。詳しくは「HTMLの書き方」みたいなタイトルの手引書が多分古本屋さんで見つかるはずですから参考に。

(訂正 2014/05/09) 最近のブラウザでは上の操作ではソースを表示できない場合があります。インターネットエクスプローラー、Fire Fox、Google Chrome、Opera は「Ctrlキー+u」と操作すればソースを表示できます。

(参考) このページのサイズは、4.1〜4.3KB程度です。文章そのもののサイズは 3.48 KB 程度(約1700字)です。一方、たとえば、読売オンラインのこの記事は画像などは別にしたページの本体(.html)だけで 58.6 KB ありますが、記事本文は 737 バイト(0.737KB 約370字)にすぎません(画像を加えると 270KB 以上になります)。4.3KB と 270KB では 60倍以上も違います。

(2013/09/14)


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