環境講座「伊那谷の生態系と景観を保全する」

 飯田市立美術博物館で環境講座が、12月15日(日)にあります。講師は亀山章さん。テーマは「伊那谷の生態系と景観を保全する」です。以下、「びはくにゅーす」12月号から転載します。

 内容については、後日、報告するつもりです。

(2013/11/12)

2013/12/17 補足

 毎日新聞の長野県版に記事がのっていました。

 亀山氏は、「工事中や開通後の地震被害などを懸念する声には『安全性は事業者が考えるべきことで、アセスの守備範囲を越えている』と答えた。」と伝えています。この点については、国土交通省が2011年の5月に建設主体指名と建設の指示をJR東海にだす以前の審議過程に不十分なところがあったということだろうと思います。なお亀山氏が理事長をつとめる日本自然保護協会はR東海にだした意見書は冒頭でこの点にふれています(問題点1、2)。

 亀山名誉教授の話を聞いて、私は、長野県の環境影響評価技術委員会は科学的に検討を進めていると思いました。しかし、長野県知事の最近の発言などをみていると県知事がどのような見解を示すかやや心配です。

(補足 2013/12/19) 環境影響評価技術委員会の議事内容は公開であり傍聴できるようです。次のページから会議録を読むことができます。「手続名称」の「環境影響評価準備書」のところの右端の枠の「 【技術委員会】平成25年度第4回(平成25年11月14日)」というのがリニア準備書についての1回目の審議です。技術委員会は11月11日に山梨実験線現地調査を行い、11月14日に技術委員会を開きましたが、今後は12月26日、1月31日、2月19日、3月12日に技術委員会を開く予定だそうです。

(2013/12/28 補足) 12月26日の技術委員会の傍聴記が次のページにあります。

(補足 2014/03/23)2014年3月20日に長野県知事は県庁においてJR東海の山田社長に準備書に対する意見書を手渡しました。