「リニア新幹線建設が市民の『犠牲や不本意』の上に行なわれることは許されない」

 『東濃リニア通信』の記事、リニア問題で一般質問! 市政は被害市民の立場に立て! が中津川市議の原昌男さんの議会報告(「中津川・オンブズマン新聞」)を掲載しています。12月定例市議会でリニアに関連して質問することについて触れていて、自治体は住民を守る立場でなければないということが簡潔明解に書かれていると思うので、その部分を転載します。

質問のテーマ(2)リニア新幹線建設が市民の『犠牲や不本意』の上に行なわれることは許されない。
 リニアが来る問題に『これを活性化の起爆剤』にすると中津川市各界はオーわらわです。しかし忘れてならないのは建設敷設することで『大きな犠牲を強いられたり、不本意を余儀なくされる』市民が少なくないことです。少なくても坂本駅中心に数十戸は買収立退きを迫られます。車両基地予定地では営々と開拓されてきた折角の農地が・・・これもです。
 山口、瀬戸、山の田、千旦林ではトンネル工事による水渇水が心配です。騒音、日照、電磁波など問題多数。一方リニア事業を進めるJR東海、馬籠での説明会に出席して驚きました。私の眼には [巨大企業特有の極めて尊大な態度] です。(リニアができるのは既定のことという態度。一応補償されるとはいえ、家土地を失うなど、被害を被る市民の痛み無視。説明会は再質問不可等で形式的。いわばJR東海の”アリバイ”づくり)。私は言ってやりました。 [こんなやり方をしているとJR東海も、原発の失敗でいまや青息吐息の東京電力と同じになるよ] ―― と。
 JR東海は強者です。被害を被る市民は弱者です。従って市政は完全に被害を被る市民の立場に立ちきって対応しなければと―― 質問し主張します。
質問日12月10日(火) 午前10時〜
質問事項
1. 旧坂下町と合併した際の中津川市への引継ぎ事項のうち、まだ実施されていない[坂下駅自由通路] と [坂下中学体育館建設事業] について
2. 中津川市政の [リニア新幹線] への対応は、建設され敷設されることについて、市民は誰1人として [犠牲を強いられたり] [不本意を強要されたり] することがないようにすることを、[至上の第1議] とするべきについて
(『中津川・オンブズマン新聞』2013年12月8日 No.220 [オンブズマン新聞編集委員会] 代表編集委員:中津川市議会議員 原昌男 )

(2013/12/08)