トンネル残土は産業廃棄物

松川町で「リニアと環境問題学習会」

 3月3日、松川町の中央公民館で「リニアと環境問題学習会」があって、参加しました。中川村在住の水環境専門家(土木技術、日本科学者会議)の桂川雅信さんの「リニア中央新幹線の発生土処理と環境について」というテーマの講演でした。

 要点は次のようなものでした。

 生田というのは、松川町のうち天竜川より東側の地域で、寺沢川沿いの2つの谷が残土を捨てる候補地としてあがっています(候補地 *)が、その土地の地権者が置いてくれといっているのではなく、ここならどうかと地権者とは無関係に区があげたものを町が県に知らせたもののようです。JR東海が検討してみて、置くのに都合がよければ、それから地権者と交渉という段階、まだ調査中なのだろうと思います。

* 黄緑色の線は埋め立ての範囲を『伊那谷自然友の会報』第176号、松島信幸:「リニア新幹線 トンネル廃土で谷を埋めるな」を参考におよその位置を示しています。

(2015/03/03)