意外、JR東海が残土処理候補地を白紙に

『南信州』は「関係者への取材でわかった」と書いているのですが、「関係者」とはどういう立場の人物なのか。JR東海に直接取材して確認をしていない点に注意すべきだと思います。「関係者」は候補地の地権者ではありえないし、JR東海の職員でもないとすれば、村役場の直接の関係者ではないかと思います。このニュース、なにか怪しいと思います。(2016/06/06)
6月7日の『信毎』、『中日』はこの話を載せていません。(2016/06/07)

 今朝の『南信州』を見てちょっと驚きました。豊丘村のトンネル残土処理の候補地のうち源道地の2つの沢について、JR東海は候補から外す方針を固めたそうです。

 ここまでの経緯についてはこのページタイム・ラインのページこちらでも取り上げてきましたが、正直いって意外に思いました。『信濃毎日』や『中日』が記事にしていないのですが、地元の方に聞いた限り間違いはないようです。

 残土の置き場は、なかなかないのですが、JR東海はほかにあてがあるのでしょうか?

(2016/06/04)

 5日の『信毎』、『中日』も記事にしていません。おそらく、週末でJR東海に取材ができていないからなのだろうと思います。JR東海は、はじめ南アルプスの扇沢付近に残土を置くといっていましたが、取りやめて燕(つばくろ)沢にまとめるように変更した前例があるので、意外でないと言えばそうなのですが、残土置場候補地でつぎつぎとこういうことが起きればトンネル工事はできません。

 『南信州』の記事を読み返してみると、(1)「地権者の同意が得られなかったのが理由とみられる」、(2)「下平村長は・・・『一部地主の強い反対があり、小園地区では署名運動に発展している状況に鑑みた』」という部分。それから、(3)下平村長は「県」ではなく「JR東海」に要望していること。(4)『南信州』だけが早々と記事にしていること。(5)残土置場候補地の代替地はほとんどもうないこと。これらを考え合わせると、小園地区の住民の分断(一部地主と他の住民、村民とを)工作とも考えられないこともないと思います。そして村議会での審議はこれから。

(2016/06/05)