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参考にした本など

中央新幹線、トランスラピッドじゃダメなの?

トランスラピッドvsリニア 「きっちり」と「ゆらゆら」

トランスラピッドのホームページ

 トランスラピッドのホームページは現在はもう見れません。ウェイバックマシン(web.archive.org)にコピー(キャッシュ)が残っているのでアドレスを紹介します。

 ページの左側のメニューの3つ目の "Information" 以下に、「開発の歴史(Chronology)」、「システム(System)」、「技術(Technology)」、「環境問題(Environment)/(Umwelt)」、「エムスランドの実験線(TVE)」のほか「プロジェクト(Project)」、"Media" の「印刷物(Print)」にもファイルが残っています。

 英語版の環境問題のページは図表のファイルが残っていません。ドイツ語版には残っています。ページの左下の方に表示するコトバを英語にするかドイツ語にするか選択するリンクがあります。ドイツ語(Deutsch)をクリックするとドイツ語のホームページが開くので左側の "Umwelt" をクリックします。

 また、上海の営業開始前の試験運転中に時速501㎞/hを記録したという記事がありました。トランスラピッド・インターナショナル社自身による発表です。

上海でトランスラピッドが時速501km/h(311 mph)の世界記録を達成
 営業運行の磁気浮上鉄道の世界記録が2003年11月12日に達成された。試運転段階の上海トランスラピッドの5両編成の列車は龍陽路駅と浦東空港駅の30㎞の区間で最高速度・毎時501km(毎時311マイル)を記録した。毎時430㎞で走行する別の車両とすれ違った。
 毎時500㎞(毎時311マイル)を越える速度で設計されている上海のトランスラピッドは、通常の運行では毎時430㎞(毎時267マイル)で走行するが、営業運転している鉄道の中では世界で最も速い。

浮上式鉄道の大きな問題点はポイント

地震で緊急停止

トランスラピッドの歩み ドイツは超電導方式を採用しなかった

ドイツが超電導方式を採用しなかった理由 ⇒ 大塚邦夫著『西独トランスラピッドMaglev―世界のリニアモーターカー』、37ページ。以下に原文を紹介します。

 常電導方式が選ばれた理由は、超電導磁石を用いたリニアモーターカーの研究で明らかになった、経済的・技術的デメリットが原因であった。
 最近の超電導技術は進歩してきているが、以下のような欠点が解決されていない。
 当時の結論は1987年に再度見直され、1977年の選択は間違っていなかったことが確認された。

 リニアについては、1987年はまだ宮崎実験線の時代で、1980年にはU型ガイドウェイの走行実験が始まっていましたが、まだ地面に浮上用コイルを設置する対向浮上方式で、2つめの欠点がありました。山梨実験線に移ってから8の字コイルを使う側壁浮上方式に変わりました。この間に、1987年4月の国鉄の分割民営化がありました。4つめの欠点が、おそらく、リニアがほとんど直線しか走れないこととも関係あるのではないかと思います。また、新聞記事などの試乗記に揺れや振動が激しいという指摘があることとも。1つめは、特殊な駅の構造に、3つめは、ゴムタイヤの耐久性やコストの問題と液体ヘリウムの供給が心配なこと、高温超電導物質のコイルへの応用の目途がたっていないことから、解決はできていないことは明らか。また5つめの高磁場については、かなり重量のかさむ磁気シールドを使用しなくてはならないので、解決できたわけではないでしょう。奇抜な遊園地の乗り物の域を脱することはできないと思います。

1972年に超電導方式の開発に参加した企業のうち、BBC というのは、Brown, Boveri & Cie の略。AEG は、アルゲマイン・エレクトリチテツ・ゲゼルシャフトの略でテレフンケンを統合して、AEG-テレフンケンに。

日本のリニア開発

紹介済み。

(補足 2017/11/30)「交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会中央新幹線小委員」の審議のまえに専門家によってリニアの技術が実用段階になっているか検討したことになっているのですが、その議事録は公開されていません。⇒ 「東濃リニア通信」の2017年02月20日、"「第20回 超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」開催される (国土交通省)"

高森町にリニアのガイドウェイ組立ヤードの計画

ガイドウェイの構造

紹介済み。

ガイドウェイ組立ヤード説明会の配布資料

2017年9月28日実施の高森町議会議員向けのリニア学習会の資料。

善光寺智光上人御手植えの松

残土置場で行きづまり

紹介済み。


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