南アトンネル工事に新たな難関


三正坊橋(2013年11月)

 『信濃毎日新聞』(6月17日)によると、長野県飯田建設事務所は、大鹿村釜沢の小河内沢川にかかる三正坊橋について、6月13日から総重量が4トン以上の車の通行を禁止にしました。定期点検の結果、橋脚の一部に亀裂が見つかったためと書いています。


(2017年5月)

 写真の右、緑色の柵が見える先に、除山斜坑口さらにその奥に釜沢斜坑口の予定地があります。


 現在、除山斜坑口の工事ヤードの整備中です。ヤードの整備には重機や資材などを、写真の左の方から運びます。それには大型トラックがこの橋を渡らなくてはなりません。橋より右側にトンネル残土の仮置き場の予定地はあるのですが、運搬用のダンプカーを持ち込むこともできません。大型ダンプは車両総重量が20~22トンで車体だけでも10トン以上あるのでこの橋は空でも渡れません。

 豊丘村の本山生産森林組合の残土置場予定地が白紙に戻ったり、三正坊橋の重量制限など、JR東海さんの思い通りには工事計画は進みません。もともと机上の空論の工事計画に無理があるのではないでしょうか?

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(2017/06/18)