更新:2018/07/31

リニアの場所 2018年7月

 最近撮影したリニア関連の写真の在庫一掃。

小河内沢


除山工事ヤード入口近くの砂防堰堤の上付近から。川底の四角い沈床と水位の位置関係はほとんど変化無いようでしたが、左側の河原が高くなっているように思いました。


除山斜坑ヤード南の残土仮置き場。


除山斜坑ヤード。黒っぽいのはヤード内の残土仮置き場。斜坑口はヤード内仮置き場の向こう側。


釜沢斜坑ヤードへ渡る橋のきわまで除山斜坑ヤードの白い塀が延長されていました。


橋の元から除山ヤード方面を見たところ。左、橋台下の盛土が一部崩れています。


残土仮置き場前を通過する残土運搬ダンプ。この道路はダンプがいっぱいの幅。ゆっくり走っていました。


除山斜坑ヤードの2つ目のゲートに入るダンプカー。向こう側に散水車が見えています。この写真は柵の外から撮っています。直後に若い鹿島建設の社員から、写真を撮らないでくださいと言われました。敷地の外から見えるものを撮ったのですから、そいういうお願いは本来できないはずです。そういうことを言うなら立札なり張り紙で書いて置くべきじゃないですかというと、上から言われているのでという。上から言われたとしても、世間の常識に照らしてやって良いこと悪いことはあります。リニアに関わっている現場の人の中にはこういう「良い社員」もいるにはいるわけです。JR東海さん、ありがたい話ですね。それにしても、いろいろと隠したがるJR東海。よっぽど後ろめたいところがあるんでしょう。

三正坊


右の赤いのが三正坊橋。青く見えているのが旧荒川荘。3万立米の残土が置かれる計画。手前は小河内沢、左に小渋川との合流点。積んだ残土が崩れた場合どうなるのか。


三正坊の残土仮置き場。前よりかなり量が増えているようでした。まえは水田だったところです。その下はやはり残土が積み上げてあった場所です。つまり、残土のダブルスタック。


釜沢集落から見下ろしたところ。残土は写真のダンプカーが除山斜坑からもってきていました。


三正坊の金毘羅様。この階段を上ると残土置き場の様子が分かります。小さな山があります。この日、上がろうとしたら、というかこの山の方に近づこうとしたら、ガードマンに声をかけられました。金毘羅様の写真を撮らせて欲しいというと、電話か無線でYという担当者に許可を求めています。で、良いということだったのですが、私は気が弱いので、金毘羅様の写真だけとって退散しました。


で、別のに日、付近に誰もいなかったので山の上に上がってみました。残土の高さは山より高く積まれていました。

上蔵・福徳寺


上蔵・福徳寺は文化財。工事車両の影響を防ぐための迂回路を建設していました。福徳寺の前に新しい石垣が出来ています。


反対側から見たところ。迂回路の形がわかります。迂回路をつくるなら、石垣を造る必要があったのかなかったのか。雰囲気がずいぶん違ってしまいました。

小渋川斜坑付近


小渋川斜坑口そば残土仮置き場=変電所(インバータ)予定地。小渋川の下流側から。5月(下の写真)と比べると、道路側の電柱が2本なくなっています。奥の残土の山と同じに手前の方まで積み上げるつもりなのでしょうか。残土の量としては、ほとんど変化はないようです。



画面クリックで拡大。小渋川工事ヤード側から。ほとんど変化はないようです。



左奥の黒っぽいのが小渋川斜坑ヤード。左は県企業局の大鹿発電所。この一角だけ手付かず。


残土を置く話が出ている、鳶ガ巣崩壊地下の小渋川左岸。小渋川斜坑ヤードの前から。手前の白いのは大鹿発電所の放流水。ここに残土を積んでリニアの見える公園を造るとか。見えるかどうか微妙なのですが。

ろくべん館そば残土置き場


右の建物がろくべん館。黄色い重機のある場所が残土置き場(5千立米)。


ろくべん館の北側から見た残土置き場。白いダンプは小渋川斜坑ヤードから残土を運んでいました。小渋川に面した部分に防音か防塵のためのシートが塀のように設置してありました。左に丘のように見えるのは1961年に背後に見える大西山が崩壊してできた山。約150万立米は片付けることが出来ずに残されて、現在は大西公園になっています。


残土置場を空ける前にかぶせてあったシートを外します。作業の安全のために足場の中にダンプを入れて、運転手は命綱をかけて作業しています。粉塵飛散防止シートのような環境対策も作業者の安全対策も絶対に必要なことです。これらを完全に履行した上で2027年の完成などできるとは思えません。上で紹介した、釜沢や除山周辺のヤード内の道路の狭さも工事を進める上でネックになるはずです。


約1週間後。ろんべん館側にも防音シートが設置してありました。ろんべん館は見学者が訪れる民俗資料館です。防音シートは工事を始める前に設置した方が良かったかも。

国道152号線迂回路の仮橋3


国道152号線迂回路の仮橋3。左側の橋台と道路との取り付け部分の盛土が出来ているようです。橋の左半分の工事は川が増水しない10月に入ってから。橋の位置は当初の位置から何の説明もなく変更されたようです。右側の橋の付け根にビニールハウスがありイチゴなどの作物への粉じんの影響が心配されています。

県道59号線改良工事


四徳渡トンネル西側坑口では、ブッポウソウの営巣への影響で工事を中断していました。


西下トンネル西側坑口は工事が終わり、ヤードのあった場所を元に戻していました。

高森町下市田、ガイドウェイ組立ヤード候補地


道路から左がガイドウェイ組立ヤード予定地。右はアリーナ候補地。30年少し前には、阿島橋までの約3㎞はすべて水田でした。現在でも工業団地のある一角以外はすべて水田主体の農業地帯です。


下市田河原。ガイドウェイ組立ヤード予定地(約6.5ヘクタール)。画面奥の砂が積んであるところから手前まで。砂山は近くの生コン会社の資材でリニア残土ではありません。壬生高森町町長が経営企画課長時代に議会にもはからずにヤード候補地として申請。


下市田河原。壬生高森町町長がアリーナ候補地として南信州広域連合に申請。右の建物は南信州牛の飼育施設。