「ずさんなリニア・アセスを突く」

林 克
18時間前 (2019/10/19 4:42 キャッシュ)

「ずさんなリニア・アセスを突く」

17日は、自由法曹団のリニア学習会。私からこの間の静岡県とJR東海の水・環境にかかわる論点を整理した「リニアで静岡県は百害あって一利なし」を話し、全国のリニア訴訟の弁護団から関島弁護士が裁判から見た静岡県のリニアにかかわる状況への期待を述べました。

関島弁護士とは、2年前のリニア裁判で意見陳述をしてご一緒しましたが(後2枚の写真)、こんなに近しくお話しできたのは初めて。裁判は、「JR東海がずさんなアセスをしてその矛盾が噴出しているところを突きたい。その意味で静岡県の頑張りがデータを数多く提供してくれている」と述べました。

「たとえば水は戻すので表流水は減らないというアセスは、この間のJRの発言によって否定されている。なおもJRが根拠なく「減らない」を連発しているので、副知事がJRを叱責したのもその流れだ。世論で県を支えてほしい、それが全国を励ますことになる」

「JRの矛盾点として、湧水を戻すためにポンプアップするとその電気代が膨大にかかることだ。静岡県の広域水道企業団の試算をあてはめると毎秒0.7㎡の水を130メートル揚水する電気代だけで年間1兆7520億円かかる。県が質問してもJRは答えない。」

と述べました。続けて裁判長が3月までの間に中間判決をすると言っている、おそらく原告適格についてだろうと述べました。私も原告の一人、立ち木トラストの所有者ですが大井川の水を飲んでいないのではねられる危険性があります。しかし静岡市民として南アの環境を壊されることは人格権が侵されること、弁護団に頑張ってほしいです。

学習会の後懇親会にも参加して、若い弁護士さんに「静岡の帰趨が全体を決める」と訴訟加わるようにオルグしました。