更新:2021/07/10

ガイドウェイのパネルについて

 リニアの軌道である、ガイドウェイで鉄道のレールにあたる部品、正式な名前は知りませんが、「ガイドウェイのパネル」の実物の写真を紹介します。

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全長約12.6m、トレーラーに載る長さ。トレーラー1台に1枚しか載りません。従来の鉄道のレールであれば、鉄道を走る専用の運搬車で25mの長さのレールが何本も運べます。貨物列車で150mのロングレールでも運べます。場所は、山梨県笛吹市の中央自動車道の境川PAのそばにあるガイドウェイ組立・保管ヤード。

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保管しているようす。高さは約1.3~1.4m。

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自立させるためなのか、下のほうに出っ張りがあるのが見えます。

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保管場所のようす。

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山梨県立リニア見学センター前のリニア実験線のガイドウェイ。パネルは左右同じように足並みを揃えて並べていかなければならないはずです(赤線)。左下を拡大したのが次の写真。

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[ 拡大 ] 実際には12m58㎝のコンクリート製のパネルに28個の浮上・案内用コイルが表面に、そのうらに推進用コイルが14個取り付けてあります。表面に見えるカバーの間隔は約90㎝。規則正しく並んでいます。矢印部分が隣のパネルとの境目です。少し隙間があるようにも見えます。ここは直線ですから問題ないですが、カーブでどう並べるか?

(訂正 2023/07/25) 浮上案内コイルを14個、推進用コイルを7個としていましたが、それぞれ28個、14個が正しいので訂正しました。