更新:2021/08/28

下市田ガイドウェイヤード用地のようす

 大鹿村からのリニアのトンネル残土の搬入が7月から始まった、高森町下市田のガイドウェイヤード用地の様子です。残土は、南アルプストンネルの小渋川斜坑口から出されたものがきているはずです。

 用地は農免道路を挟んで東側と西側にあって、現在トンネル残土が運び込まれているのは東側です。東側の様子を紹介します。

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7月からということだったのですが、7月1日にはまだ受入れの準備ができていませんでした。遠方に見えるのは、生コンプラントの資材置き場で、リニアの残土ではありません。中央の草の生えてマウンド状に積まれているのは、水田の表土をすきとった土(心土 )です。

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7月13日。用地への出入口付近。農免道路より低いのでダンプカーが出入りするためのスロープを作っているところだと思います。ポコポコと小山が並んでいるように見えているのが残土。山一つがダンプカー1台分です。白い建物は最近進出してきた「三共鋼業 SANKYOしなの高森」。

用地の全景

 次の4枚の写真は、天竜川の堤防の上から、ガイドウェイ用地の全体を南から北へ撮影したものです。

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左の砂山は今のところリニアとは関係ない、生コンプラントの資材置き場。

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7月13日と比べて、ほとんど変化していないようです。

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南信州牛の牧場が見えます。

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すきとった心土の山の向こう側にオレンジ色の重機がのっているのは農免道路の西側にまだ残っている心土の山です。これは、高森町内の山吹地区に運んでいます。

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ダンプカーが降ろしたままの残土の山がならされています。

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残っていた心土の山を崩してならしています。手前がトンネル残土。

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心土の山をならしています。トンネル残土とは色が違います。

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ダンプカーから降ろされた状態のトンネル残土。ほとんどは黒っぽいのですが、白っぽいものもあります。農免道路の東側の一番北に近い部分です。天竜川でいえば、上流側になります。

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上の写真と同じ場所。小山をブルドーザーでならしています。

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心土の山は平らになりました。右が農免道路。左は天竜川の惣兵衛堤防。

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用地への出入口付近に2種類の色別に残土を分けてマウンドが作ってあります。何のためか分かりません。

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これは、ダンプカーのタイヤに付着した砂を落とす装置。出入口そばにあって、ダンプカーはここでタイヤの砂を落としてから用地の外へでます。

 本格的に搬入が始まって1か月。相変わらず、残土の山の色は黒っぽいのと白っぽいのが混ざっています。

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小山1つはダンプカー1台分です。

 次の写真は、飯田市上郷飯沼の丹保北条移転代替地(リニア関連で立ち退きになる方たちのための住宅地)の造成の様子です。高森町と同じように小渋川斜坑口から出てきたトンネル残土が使われましたが、残土の色がちがっています。青っぽい色です。

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