更新:2022/02/11

『文芸春秋』の座談会「リニアはなぜ必要か?」

 『文芸春秋』の3月号に「リニアはなぜ必要か?」というタイトルの座談会が掲載されています。出席者は、葛西敬之氏、森地茂氏と松井孝典氏の3名。一部は、『文春オンライン』の "「万全の対策を立て、問題を乗り越える」JR東海・葛西名誉会長が語る“リニアの現在地”《東京―大阪間が67分に》" で読めます。

 まだ雑誌で読んでいないので、読後感想文は後日ということになりますが…

 あれっと思ったのは、松井孝典氏。たしか交通政策とか鉄道技術には関係ない天文学とかそういった関係の人だったはず。調べたら、専門は、固体地球物理学、惑星物理学、比較惑星学。なんでかと思ったら、出身が静岡県で、「南アルプスを未来につなぐ会」の理事をしておられるようです。最近亡くなった石原慎太郎さんの「ババア発言」に関連してすごいことを言っておられるようですね(⇒ ウィキペディア)。

 「東濃リニア通信」(2月10日パート2)が『文芸春秋』の座談会の出席者の森地茂氏について過去のブログ記事をまとめて紹介しています。

 超電導リニアについて、「中央新幹線沿線学者会議」、「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」、「交通政策審議会鉄道部会中央新幹線小委員会」がどんなふうな役割をはたしてきたのか、はたすべきことをはたしてこなかったのかなど紹介しています。

 「東濃リニア通信」は 「森地茂氏」がリニア新幹線計画の推進に大きくかかわってきた経歴を取り上げた、過去の拙著ブログを紹介させていただきます。 として次のブログページを紹介しています。

 上のページで画像で表示されているブログの過去ページのリンクは以下のとおり:(○印はブログでは紹介されていませんが関連すると思うのでのせました)

 特に、「超電導磁気浮上式鉄道技術評価委員会」について、国交省のサイトにまともな記録が残されていないことは異常だと思います。

 とくに、だれがということじゃないのですが、1960年代の終わりごろ、"大学の先生たちは「専門バカ」だとは思っていたけれど「バカ専門」なことがわかった" と学生たちが大学の先生たちを批判したことがあったそうです、ということを思い出しました。