飯田市座光寺小学校の準備書説明会 (10月15日)

 10月15日に飯田市の座光寺小学校で行なわれた準備書説明会の質疑応答の様子です。質問の最初のカッコ内は質問者の居住地の地名です。河原、中河原、共和、唐沢はいずれも座光寺地区の地名です。

[ 質問 ](共和) 農家の立場からご質問いたしますけれども、えー今聞いておりますと、駅舎ということで約400mの箱物ができるということになります。で、私達のところでは、えービル風ですね、あのー、これがかなり、上郷側の座光寺側に発生するんではないか、つまり風速の強化区域が発生するんではないかと思います。想定外の風等も考慮する中で、対応または評価をどのようにしていくか、これが一点です。
 それから、もう一点は、えーちょうど駅舎ができる沢、土曽川沿いが窪みになっておりますので、霜道ができると思います。これは中央道ができた関係でもかなり違ってきましたけれども、この400mの箱物ができることによって空気が遮断されるというようなことで、この霜道がかなり下までくるのではないかという気がいたします。この想定、または評価はどのようにしているかということ。
 それから、JR東海、JRの飯田線の下をくぐるわけですけれども、ちょうどその上に竜西一貫水路という、松川からはじまりまして川路までの一貫水路があります。これは農作業、または生活用水にかなり使っているわけですけれども、約10mくらいの差があると思いますけれども、これも水を止めることなく作業していただくということになると思いますが、想定外の事故が起きたような場合の対応はどのようになっているか、この三点をお願いしたいと思います。
[ 回答 ] えーと、一点目でですね、ビル風というふうにおっしゃったのですが、あのー今回はそのー考えております駅ですが、まず、長さはですね、今ご質問の方400mというふうにおっしゃいましたが、400mというのは、あのーいわゆる列車が止まるホームの長さになりますので、えー駅としては、もうすこしあのー、幅の広い部分というのは、およそ1kmぐらいになります。400mではなく、およそ1kmぐらいですね。1kmぐらいになりますけども、高さとしては、一番高いところで15mくらいですね、列車の走る部分が15mぐらい、それから、あのー飯田線のほうにむかいましてだんだん低くなってまいりますので、飯田線はあのトンネルでくぐりますから、そこはもうあのー地表を走るようなかたちになります。ですので、そんなに高い建物ではありませんので、いわゆるそういったビル風というようなものがですね、えーこれまでですね、そういった新幹線を含めて、鉄道の構造物であのー特殊な風が起きているということは、私どもそのー経験しておりませんので今回も評価の中にはいれておりません。
 はい、えーと、二つめのご質問でございました、あのー高架橋などの構造物による霜の影響についてでございます。あのー、まず、当社でですね、山梨の実験線での高架橋の周辺に起きましては、あー霜の害を受けたという苦情の状況は受けてはいないという状況でございます。またもし苦情があった場合にですね、その内容を確認して、調査したうえで、適切に対応させていただきたいというふうに考えております。また、あのー、農作物にですね、影響が確認された場合ということでございますが、あのー工事のはじまる前、それから工事のあとにおける収穫量等の調査をしたうえでですね、明らかに当方の工事の影響に伴う減収ということが認められた場合におきましてではですね、えー公共工事における保証の考え方に基づいて保証をさせていただくということになります。
 それから、もう一点、三つめの竜貫、一貫、竜西一貫水路のーお話しでございますけれども、あのー、今回、のーこの路線とー、水路については交差するということでございますので、あのーこれから、あのー管理者のほうとですね、具体的な協議をしていく中でどのような交差方法をとっていくかということは検討してまいるということになりますが、いずれにしてもあのー、重要な水路であることは認識しておりますので、お使いの皆様に影響が及ぶことがないようにですね、対策を講じながら工事を進めていきたいというふうに考えております。以上です。

[ 質問 ](唐沢) ちょっと、この説明会に直(ちょく)の質問ではございませんが、よろしくお願いします。えーとあのー皆様あのーご承知のように、先のアセスメント準備書によりますと、えーと当地区に作業用トンネルが計画されております。えー当然のことながら、そこから残土を運搬ルートにそって目的地に運びだすことになりますが、そのことでえーと2、3ご質問したいと思います。えーとね、残土はできればトンネル出口近くが望ましいということを、えーと市長が、の言葉でございましたが、えーと、その可能性は、えーとあるのでしょうか。これは、あのJRさんのお考えを示していただきたいと思います。
 それから、えーと第二点。えーと当地区には、えーと大堤団地という住宅密集地がございます。えーと、そこを通る計画はあるのでしょうか。まーあのー私自身、大堤団地回避の方向を強く要望するものです。
 えーとそれから、えーと第三点。えーとJR側が使用する工事用道路ですね、それとあのー高速と駅を結ぶ、まアクセス道路との併用(兼用)の可能性についてもお答えください。なお、県側となんらかの申し合わせはあるのか、そこらへん、以上よろしくお願い申し上げます。以上、以上です。
[ 回答 ] はい、ご回答させていただきます。えーと、トンネルの発生土のーおーまー、処分、処理場(ば)、発生土置場につきましてはですね、あのー、現在、長野県を窓口といたしまして、えー各市町村さんに、有効に活用していただけないだろうか、公共工事あるいは民間の工事等あった中で有効にご利用いただけないかということで場所を斡旋していただいているところでございます。えーとまー、この後ですね、各市町村さんからですね、その発生土置場につきましては、えーご紹介をいただいて、県さん、あるいは市町村さんと、まー打合せをしながらですね、えー受け入れの時期ですとか受け入れの場所、それからずーっと受け入れの場所によっては、あのーまどこの道を通るかということで、そういったルートもかんがみながらですね、決めていくというふうに今考えております。ということで、えーとまーJRの意見ということでございますが、あのー今後ですね、えーま関係する市町村さん、それから長野県さんと一緒にですね、決めていきたいというふうに思っておりますので、えーまあーそのー発生土置場につき、の場所につきましてはあー今後決めていくというかたちになります。えーしたがいまして、えーとまー当然ですけれども、どこのルートを通っていくかというような話につきましては、あそのー発生土置場の場所によってえーいろいろこう考えていかないといけない。当然あのー、ダンプがですねえー集中しないように、いーまーいろいろと検討を進めていかなないといけないというふうには考えてはおりますが、えー現時点で発生土置場の場所がですね確定しておりませんので、ルートにつきましても、今の段階では、ちょっとお話しができないということでございます。えーまーあのー、当然ではございますが、あのーダンプの台数を減らしたいという望みもございますので、できる限り、まー非常口、斜坑口ですね、非常口の近く、あるいは坑口の近くというのが当然ながら、優先順位では高くなってくる、あのー、発生土置場の優先順位としてはたかくなってくるとそういうふうに考えております。
 えー、あのーあと二つめのご質問でありました、あのー大堤団地の近くをあのー工事用車両が通るのかというご質問ということで、お受けしてよろしい? あのー、まずこの飯田市内から、あのーま発生土であったり、を搬出したり、またあの工事用車両が通行する道路ということで、あのー基本的に考えておりますのは、国道153号線、また南信州フルーツラインといったところを基本として考えております。であのー今回の準備書のなかでもですね、基本的にはそのー国道153号線とそのー南信州フルーツラインというものを基本としてその沿線で評価を行なっていると、いうことでございます。であのー、まさに ご説明したとおりその影響についてですね、一部ではあのーもともとの環境がですねあのー基準をオーバーしているところがございますので、一部はあのー結果としてはオーバーいたしますけれども、あのー工事による寄与度は、あのー小さいということで全体としては影響は小さいという評価をしたところでございます。
 それから、あのー工事用道路で、一般の道路とあと高速道路を併用するのかといったご質問と受け取らさせていただきますけども、あのー現時点では先ほど申し上げましたように、153号線、それからえー南信州フルーツラインといった道路を使うということを考えておりますのでご理解いただきたいと思います。以上です。
 あのー、補足させていただきますけれども、大堤団地の周辺はですね、あのー団地の中は通りませんけれども、近くに南信州フルーツライン通っておりますので、あのーこちらのほうは工事車両が通行する可能性はございます。

[ 質問 ](中河原) よろしくお願いします。えーこの長野県内の路線概要の説明のなかで、えー環境要素等による制約条件に市街化住宅地化が進展している地域をできる限り回避するとあります。えーこの路線が発表された時にびっくりしてしたのは、私どもの中河原団地を横断してるんですよね、まさに横断してるんです。そこは、平成2年に飯田市が分譲したした土地で、現在27区画に分かれて住民が住んでいるわけでございまして、20数年たってようやく地域になじんできたところでございます。それが、まさに分断されようとしているわけでございます。でまだ、まだ条件の悪いことは、ここは下水道がなくて、27軒で、えー合併浄化槽を、27軒で管理しているわけですよね。今回リニアが通ると、その立ち退きになったところは移転になります。でまた立ち退きにならないところがあるんです。ところが、立ち退きにならないところだけではもうたぶん維持できないんじゃないかなんて状況に追い込まれております。そういう中で一つ質問したいことは、まずその立ち退きになるその住宅の代替地は考えられているのかどうかということ。それから残されたこの数軒で浄化槽が管理できないんだけど、そういうことにたいしてどう考えられてきているか。三点めは、はたして工事がはじまったときに、この団地の周辺に住むことができるのか、22mというものが横断されるわけでございますし、すぐ近くには保線基地ですか、それもできるという計画でありますので、非常に交通が激しくなるんで、住めないんじゃないかなあという思いがしますので、その点よろしくお願いします。
[ 回答 ] はい、それではまず、あのー最初のですね、えー住宅がルートに●●した場合に移転をしていただくと、その移転をしていただく代替地の確保できるのかというお話しでございますが、用地取得にともないます保証につきましては他の整備新幹線と同様に国の基準であります公共用地の取得にともなう損失補償基準要綱というものに基づいて対応させていただくということになっておりまして、このなかでは用地補償は金銭によるということが基本になっております。しかしながら代替地をですね、ご自身でお探しになることが困難な場合などにつきましてはですね個別にご相談を承りたいと考えておるところでございます。
 それから、あのー、団地の規模が小さくなって下水等の浄化槽の維持ができなくなるのではないかというお話しでございますが、あのーまその点につきましてはですね、個別の事情を、お話しをうかがったなかでですね、あのーどのような対応が●●できるのかといったところでですね今後お話しさせていただくということで、あのー、ま現時点で具体的にちょっとどのような状況かという細かいところまで把握できておりませんので、あのーお答え細かいところまではできませんですけども、とりあえずお話しをうかがってですね、どのような対処方法があるのかということにつきましては、ご相談させていただきたいというふうに思います。
 あのー三つめのあのー生活がこう維持できるかどうかというとこですが、ちょっと一般論になってしまいますが、この路線の建設されている皆様方の生活環境に関してはできるかぎり充分配慮するということが基本でございますので、あのー工事をする中でもですね、生活には、できる限り支障がないように、また、あのー環境の、生活環境への影響がないようにやっていくということでございます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
(関連しての声あり)

[ 質問 ](-) えっと、座光寺小学校で、まーあのー上郷でもそうなんだけど、リニアモーターカーの授業を行なうことはできますか?(注: 質問者は小学生)
[ 回答 ] すいません、あの、そのような予定はないんですが、あのーもちろんあのー、今の小学生の方が、こう、私達がこうリニアを作っていくのは、最後できるのは名古屋までは2027年ですから、あのー今の小学生の方がもう活躍しているというか、えー、大人になって、この世の中を担っていくときですので、是非ともそのー、このリニアの、ま人気とか、もちろんそのリニアの技術力ですね、こういうのをわかっていただくというのは非常に有効というかいいことだと思いますので、なんらかのかたちであのーできるようにしたいと思いますが、いまのところちょっと予定がございませんので、あのーここでその授業ができるとかそういうことはできませんがあのーなるべく、まー本当に貴重なご意見として承ってですね、あのー地元の方へのこのご理解を深めて、行きたいと思います。ありがとうございました。
 補足ですけど、あのー、まあなかなか今ですね、学校へきて授業というのはなかなかむずかしいんですが、もしですね、あのー、ご質問などあれば、今日お渡ししてますけどもパンフレットのですね一番最後に、あのー電話番号、場所が書いた事務所のご案内してますので、そこはもー遠慮なくあのー来ていただいても結構ですし、電話でも結構ですので、そしてですね、あのべつにお子様でも全然かま、小学生でもかまいませんので、問い合わせていただいたり、質問していただくということはかまいませんので、是非ご利用いただければというように思います。

[ 質問 ](河原) よろしくお願いします。えー私の地区はですね、あのー保守基地が、えー来るんじゃないかという話でですね、えーちょうど私のうちのあたりのほうに来るんじゃないかということで、あのーようは私のうちのその建物の補償のほうですね、まだローンがどえらい残っています、その辺の補償のほうはどうしてくれますかっていう質問が第一点とですね、あと、あのー万が一建物が立ち退きということであの引越しが発生すると思うんですけれども、それであのーま引越し前後にかかるいろいろな細かいあのー、ま貸家住んだりとか費用とかいろいろかかるわけなんですけれども、その辺の報償はどうなるかっていう質問です。あと一つはですね、その保守基地ができるにあたって、あのーいつごろから、あーその保守基地がその着工というか、されるのか、えーよろしくお願いします。
[ 回答 ] はいお答えいたします。あのーまず最初に補償の内容はどのようになるのかというお話しでございますが、あのーその前に、今後のですね工事開始までの流れということで簡単にご説明さしあげたいと思います。まずあの―、建設の指示ということで、これは平成23年の5月に、国土交通大臣から当社の方に指示があってということでございまして、まこの指示に基づきまして、現在はこの環境影響評価の手続きを進めているというところでございます。えーこの環境影響評価の手続きの中の環境影響評価準備書というのがここにございますけども、えー本日もこの準備書の説明会ということになります。えーこの環境影響評価につきましては、今後ですね、この準備書の手続きを経まして、最終的には環境影響評価書というものを作成いたしましてこれを報告するということです。これを報告いたしますと、この環境影響評価の手続きが完了ということになりまして、続きまして工事実施計画の申請認可というものがございますが、これはあのー国土交通大臣のほうに当社が申請をいたしまして認可を受けるというものでございます。この認可を受けましてはじめて着工ということになります。ただ、あのー着工と申しましても、すぐに現地の工事が始まるというものではございません。えー着工いたしますと、まずは事業説明会ということで、地域の皆様に事業の内容などをご説明するということになります。またー。それに引き続きましてですね、こちらのほうで、中心線測量というのがありますが、これはあのー現地、現地にこの中央新幹線の中心線を実際に落としていくという作業です。また、あのー用地測量というのがありますが、これは中心線をベースといたしまして、実際に必要となる用地を現地で落としていくということになります。えーこの時点ではじめて、えー今回の中央新幹線で取得させていただきます用地の具体的なところが決まるということでございます。で、えーそのような、取得する範囲が決まってきますと、用地説明会ということで、関係する地権者の方々に、この中でですね、具体的などのような内容の補償させていただくってことも含めてここで説明をさせていただくということでございます。それから、あのーまこ事業説明会、こういう用地といった作業にあわせましてですね、えーと工事の計画も具体的な(意味不明)ということでございます。でー、実際に工事にはいる前には地元の方々に工事説明会ということで、あのーここでは具体的にどこの工事をどのような形でいつからやるのかといったことがら、細かいお話しをここではさせていただくということになります。でーこの説明会が終わっていよいよ工事の開始という手順になるということでございます。したがいまして、あのー、ま補償の具体的な内容といいますのはこのケースバイケースというところもございますので、具体的にはこの現地での必要な用地の幅といったものが明らかになってその時点で、土地をお譲りいただく方にご説明する中で具体的なお話しはさせていただくということになりますが、あのーま一般的な補償内容ということで、建物また工作物につきましてはですね、移転とかあと撤去ですね、に伴う通常必要な費用(?)を補償いたします。
 この二つめのご質問にございました、保守基地の工事がどれぐらいかかるのかというお話しでございますが、えー、だいたいおおむねですね、あの土地の造成、それからそのー上に建屋、建物建てますので、あわせて約3年ぐらいを計画しているということでございます。
 あと、あのー、 着手の時期でございますが、一応、私どもとしては、これらの手続きが順調にいけば、この工事の着手は平成26年度中を予定しておりますし。また、この用地の取得にかんするですね、あのー、お話しにつきましてはですね、まこのスケジュールが順調に進めばということでございますが、この工事の工事実施計画の認可からですね、1年後ぐらいからお譲りいただくということを考えているところでございます。
 一点補足させていただきますが、移転する場合はその費用を、とかそういうものは補償させていただくということですが、あのーそれよりちょっと前にですね、あのーいろいろな土地の、おー確定したり、また家屋調査などやらせてもらいますが、そのない、その祭は移転だけではなくて、曳き家といって、ま土地の広い土地の中であったら、少しかかっているんだったら、ちょっと家をこう、まー曳き家っていうふうに昔あった家をずらしたりですね、またあたった部分だけを再構築するとか、そういう工法とかいろんなもの比べてですね、補償をしていくということにあのこの基準の中になっていますので、その基準にのっとってやっていくということでございます。

[ 質問 ](中河原) 私の家の真上を路線図が通っております。土を動かすことも大変ですが、人を動かしていただくのも大変だと、こんなふうに思うわけでございますが、今の前のお二人の意見、質問に関係もしますけれども、いずれにしましても、あのー、工事用の、ちょっと前の写真だしていただけますか、直前にあった写真です、工事用のあのルートの中河原地区とすると、私の団地とすると、関係していきます。それから中心線測量とか、あるいは用地測量もはじまるようですが、いずれにしましても、動かされる者としてはですね、できるだけ早く動きたいと、いつまでもそんなものはおってもしょうがないっつう人とですね、できるだけ長くいたいっていう人と、いろいろおるんだと思いますが、いずれにしましても、その中心線測量、用地測量が済んだらですね、あの保守基地、そして路線がここを通ります、と、保守基地のからみ、の位置と、路線の位置と、それから工事用車両の通るルートと、そこをきちっと範囲を示して、できるだけ早期に、やってって示していただけたらと、こんなふうに思うわけであります。つまりいつまでも、3年先5年先までまってなきゃどうなるのかわからんちゅうんじゃ困りますんで、高架橋の橋桁はここへ作るんですと、この位置なんですと、それから保守基地はこっからここまでの範囲なんですと、えー立ち退きはこの方なんですということを、できるだけ早期にやっていただきたいと思いますが、その目途、見通しをいつごろなのかはっきり教えていただきたいと思います。
[ 回答 ] はい、ちょっと先ほどのご質問のご回答と重複するところがございますけども、あのー現時点ではですね、まだあのー先ほども申し上げましたけれども、工事実施計画の認可申請をとるというものは、この環境影響評価の手続きが完了しないと進まないという手続きでございますので、えーこの認可申請につきまして平成26年度、あ、すいません、この、認可申請を踏まえ、してですね、最終的にこの工事に着手するの、する時期として平成26年度を予定しているというところでございますので、あのー用地の話もございましたけども、まこの用地につきましても、この認可申請の以降ですね早くても1年ぐらいでお譲りをいただくお話しをさせていただくことができるということになりますので、ここはあのー手続きはあのーきっちり行なっていくというところでございますので、ご理解いただきたいと思います。

[ 質問 ](喬木村) えー豊丘での説明会で、ちょっと質問させていただいたんですが、ちょっとあの回答が得られなかったので、一つ質問させていただきます。今回の環境影響評価は、時速500キロを想定して、評価されているとご説明がありました。500キロで安全であると設計されているということは、開業後も500キロ以上、500キロを超過することはないということでよろしいんでしょうか。二つめに、標準書本編第6章で、方法書について環境の保全から、の見地から意見および事業者の見解というところを見させていただきました。多くの反対や批判的な内容がありその意見をJRさんとしてどのようにとらえて今回の標準書にどのように反映されているのか、具体的に説明をお願いします。最後にお願いですが、今回の標準書も多くの意見が出ると思います。えー個別の回答はしないとのことですが、えー事務的に意見を募集しただけでは困ります。沿線住民に不利益を起こさないよう、一つ一つの意見を真摯に受け止め対応していただくようお願いいたします。
[ 回答 ] はいあのーまずこの中央新幹線の最高設計速度の話でございますけれども、あのー、まー整備計画のなかでもですね、えー最高設計速度は505キロメートルと時速505キロメートルというふうに定められておりますので、あのー、これ以上の速度で走行するということは考えていないということでございます。
 二つめのですね、あのーまーこれまでいろんな、皆さんま方、住民の方その他の方からいただいている意見をどのように反映しているかということでありますけども、まあのー方法書の●●かなかなか多岐にわたっておりますので、なかなかこれがそのひとつひとつお答えはできませんけども、たとえばですね、えーこのルートの設定であるとか、環環境影響評価の中でこの地区でいきますれば、たとえば、水資源の問題、これかなりみんなご意見が出ておりました。えーたとえば、あのー有名な湧水の猿庫の泉のお話し、それからえーあのーこの辺にありますと風越山が水源地ということで、妙琴のですね浄水場はどこから水をもっているかということ、風越山から水、風越山となりますので、そういったところをどう考えるのかというような、それから、あるいは文化財の話もありますが、この地区でいきますと、恒川遺跡といった、あのー地域で非常に大事にされておるということやそういったご意見などございますので、そういったところを具体的に、たとえばでございますけども、今回のルートの絞込みについては、あー反映しておりますし、またですね、えーたとえばそのー、今回先ほどご説明しましたけども工事用道路の使い方についてもなるべくあの幹線道路を使っていくというようなことをですね、たとえば反映しておるというようなところでございます。
 あとあのー、方法書のときのご意見にたいしてどのようにこう対応したかというとこでございますが、あの1042件というご意見がございました。これはすべて、あのー、私もですけども、私のほうの部下もきちんとそれ全部読んでですね、最後はその概要というかたちでまとめろというのがまー法律上なんですが、それ以前にですね、きちんと私も含めた中で、すべてに目を通して、それに対して、えーまー回答なりそれを踏まえてこの●●調査を行なったと、こういうことでございます。

[ 質問 ](中河原) えー座光寺に、駅ができるできるといっとたのがなくなって、えーかわりにっちゅっちゃいかんけれども保線区の基地が来ると、まどっちがいいんだか分りませんけれども、まーそのそばに住んでいるもんですけども、えー、二つか三つちょっとお聞きしたいんですが、その3m、あ、その前に、えーあーいいわ、3mほど高く基礎を盛り上げるというようなことですけれども、そう3mもあげるっちゅうことは、その基地を守るためなんだか、あー農免があるんでそれを、こう乗りあがるに調子よくなるとか、ちょっとわかりませんけれども、そんねんあげると、今度は回りのすぐ横の田んぼとか回りの環境が悪くなるということであります。あと、まー座光寺の一等地に3ヘクタールかな、とういうことですが、もっと他の、なんちゅうかゆっちゃいかんけど、山のほうとか、豊丘のほうとかこっちの方にできないかと、いうことです。あと、そのー乗り口っちゅうのかな、あのーまー本線と平行でいかんと、駅にいかんとそのー、保線車両が入れないか、ほいでその保線車両には、えーなんちゅうの、リニアの保線車両がくるんだか、他のものがくるんだか、あとそこに住む、住むだか、基地におる人は何人ぐらいで、どのくらいの規模(?)かということはぜんぜん説明がないんでそこらを教えてもらいたいと、思います。
[ 回答 ] はい、えーと、まずこの保守基地という設備でございますが、えーとまーこのリニアの沿線、えーだいたい50km間隔で設置をしていくということで、敷地面積を約3ヘクタールというふうに想定しております。えー役目といたしましては、構造物ですとか電気設備の検査、それから交換に必要な保守用車ですね、えーとまーちょっと大型トラックを改造してまーリニアのガイドウェイのなかに走れるといった、そういった保守用車を止めておく、さらにその保守用車を留置して検査あるいは整備を行うための、そういった施設になります。で、えー今あの3m高く上げるというお話しがあったと思いますが、ちょっと現時点でですね、えーまだここの構造は決まっておりませんので、えー今後ですね、えーまーいろいろ使い勝手ですとか、地元の方のご意向も踏まえましてえー計画をしていくというふうに考えております。
 と、それからえーと、まこの場所の選定でございますが、あのーま長野県内ではですね、天竜川周辺の地上部が適地というふうに考えておりまして、その中で改変区域をできるだけ小さくするために周辺の地形を考慮のうえ、えー路線にできる限り近い場所ということで設定をしてございます。えーま、あのーま、この丸印のところでございますが、今後ですね、えーま現時点では最適地というふうに考えておりますので、地権者の方、それから、行政の方々と協議をして計画を具体的にしていきたというふうに思っております。以上です。
 あの最後の方でですね、何人ぐらいの人、社員が働くのかということですけども、あのーこれまだ結論からいいますと決まっておりません。あのーまだ決めてません。決まっておりません。でこれは今ですね、えー、まーリニアその保守という面ではいろいろ技術開発を進めておりますので、そういったものを進めながら、これから決めていくということでご理解いただきたいと思います。

[ 質問 ](河原) えーとまず、えー天竜川を渡って高架でずっとまー駅舎まで向かって行くと思うんですけれど、いま予定されているその高架の高さあーって部分が、フードまで含めてどのぐらいの高さを予定しておるのか、それと高架の橋脚のスパンですね、これをどのぐらいのスパンで考えているのか、っていうことはやはりあのー、ま何もない特にまー河原地帯であまり高いものができると、そうとうその景観としても威圧感というものが出てくると思いますし、当然その日照の問題も当然出てくると思うんですが、その点をどんな計画でおられるのか、えーお示し願いたいと思います。
[ 回答 ] は、まずあのー天竜川右岸の高架橋の高さのお話しでございますが、あのーまー天竜川自体をですね、だいたい高さ約30mぐらいでこう渡ってくるということでございますので、あのーまあ天竜川右岸につきましては30mぐらいということになりますけども、一部あのー段丘であの一段高いところにあがっていくというところもございますので、その部分についてはもう少し高くなるという計画でございます。
 それからあのー橋脚の幅のお話しでございますが、あのー、お手許にあります「あらまし」のですね、5ページのところを見ていただきますと、高架橋の形式っていう2つのパターンがございます。でそのなかで、あのー、まあ●●●でいきますと、左側でお示ししていますあの桁式高架橋という高架橋がございますが、この形式でいきますと、橋脚と橋脚の芯と芯の間で約40m弱ということになります。一方であのー右側に記載しております新形式の高架橋ということになりますと、これについては、約、橋脚の足の中心と中心で10mから13mぐらいということになりますので、あのーまあこの二つの構造形式につきましてはですね、地形であったり、またそのー高架橋の高さなどによって、まーあの使い分けをするということで考えているところでございます。それから、ちなみにフードの高さでございますが、だいたい7mから8mぐらいということになりますので、●●天竜川の部分、天竜川の右岸の部分ですとー、先ほど申し上げた30mというのは、その地面から車両が走るところまでが約30mということでございますので、構造物としてはそれプラス7mか8mぐらいの高さということでございます。

[ 質問 ](唐沢) お願いします。今日、あのーまーここにみえていらっしゃる方はたぶん、あのー私と同じ子育て世代の方は少ないと思います。で、あのーお母さんたちとお話しをしている中でのちょっとお話しを伝えたいと思います。やはり、この時間帯というのは子供さんの世話とか、あと介護とかあったりして、けっして関心がないわけではなくて、あのーこれない事情があるということも踏まえて、お聞きいただきたいと思います。えーとですね、えー、今回は環境の説明ということなんですけれども、当然先ほどおっしゃったようにあの従業員の方が何人はいるかわからないというお話しなんですけれども、過去にあのー災害の復興のお手伝いとかあのーそういった状況の中でもやはりちょっと知らない方が土地に入ってあの犯罪があったり、性犯罪があったり、交通事故があったりと、今までと違う環境となることはおそらく間違いないと思います。で、あのー子供をもつ親としては、あのーできればそのー安全な環境を与えてあげたいと思うので、あのーまー工事がはじまってしまうと、どうしても予期せぬことが起こるので、一応そういったことを想定してちょっと奇麗事ではすまされないと思うので、あの従業員の方のモラルですね、そういったことに対応する窓口を設置するお考えがあるのかということを一点。それから、えーその中でも交通事故ですね、あのーこの時期、あまだこの時期はいいんですけど、やっぱりあの四月になると、ちっちゃいお子さんが、あのーランドセルをしょって歩くその脇を大型トラックが、えーいまちょっと計算したんですけれども、あのー一番少ないところで434台、えー24時間動かしたとしたら3分に1台の計算で、あのートラックが稼働することになります。あのーまあ砂がまったりというのを、先ほどはあのー対策を考えていらっしゃいましたが、あのー荷台のロックがはずれたりして怪我をするとか、そういった具体的な事故を想定しての整備をあのー検討していただける部署を設置していただけるかということをお聞きしたと思います。あともうひとつなんですが、えー工事によって、えー災害時の避難場所が変わってしまう可能性があります。えーとそういったことも、あのー是非把握してあのー確保してもらえればなーという話がありました。あのー実際、イン、ぎん、現在はやっぱりインターネットとかありますけれども、なかにはあのーインターネットが、時間、こうやっぱりそういった、生活環境で介護とか子供の生活とかをしていると、どうしてもそこを使いこなせない時間もあります。そうしたらやはり情報があのー遅れ遅れになってしまうことも懸念されるので、あのーできればそういった最低限避難場所っていうものをあのーここに移したっていうような形で提示してもらえるとありがたいなあと思います。
[ 回答 ] あのいくつかお話しいただきましたのであの順番にお話ししますけども、まず説明会ですけども、今回あのー飯田市のなかでも3回やらしていただいております、あのあのー、昼間の時間帯、夜の時間帯ということで、あのーなるべく多くの方にきていただけるような形であのー日をずらしたり時間ずらしたりということでえやっておりますので、えーまそこはご理解いただきたいと思います。
 それでご質問のなかで、まずそのーいろんなことに、窓口という話ですけども、あのーいまお話しうかがっていますと、一つはその工事中のお話しと、それから、あー、工事が終わってリニアが開業してからというようなお話し、ま二つあるのかなのということで受け取りますけども、これはあのそれぞれきちんと窓口を設けてまいります。まずそれ以前にですね、あのーその従業員のモラルとか、この従業員のモラルといいますのはそのJR東海の社員だけではなくて、えー工事に従事する者はですね私どもと、工事、いわゆる建設会社等のですね、私ども契約をして工事にかかりますけども、そういった建設会社に従事する社員というのもこれあのまいってみればJR東海の工事をやって、ま請け負う(?)わけですから、そこはあのーきちんと指導してまいります。安全管理といいますか、モラルについてもきちんと指導してまいりますし、もしですね、えー後日近隣の方でお気づきのことがあれば、どうこへお申し出くださいといったような窓口はきちんと設けてまいります。これあのー、別にリニアの工事にかかわらずですね、私ども通常やっております鉄道にかかわる工事でもきちんとやっておりますので、やってまいりますし、開業しましてからも当然そういった部署を設けていくということになると思います。
 えーそれからそのーま工事用道路、それから通学路の問題でありますけれども、まずその工事用道路をですね、どこを、まああのーたとえば朝のから、まー、つ、基本的に昼間の時間帯走るわけですけども、たとえばこれあのー、具体的に何時から何時どこ走るというようなお話しは、えー先ほど少し、えーと補助のスライドでフローをお示ししましたけども、工事にかかるまえに説明会できちんとご説明します。そうしますとやはりですね地元の方の中から、えー通学路はきちんと確保して欲しいだとか、あるいは通学通勤の時間帯は走らないようにして欲しいっていうようなお話しが必ずでてきますので、そこはきちんと地元の方のご理解を得ながらやっていくというつもりでおりますので、えー、具体化する中でお話し合いをしていくと、ご説明していくということになります。
 えーそれからですね、あのー、あん、避難場所っていうようなお話しありましたけども、ちょっとまだそのー具体的に地域の、この地域での避難場所がどういうところがあって、それからその工事によってどう変わっていくか、あるいはリニアの開業によってどうかわっていくかとうことは、まだそこは私どもはっきりは把握しておりませんが、私どもと考えとしては、現状ある、現状あるものが工事によってその機能が失われるとか、あるいは場所が変るということであれば、そこはあのきちんとま地域の方、あの地域の役場の方とですとですね、きちんとまず話をします、協議をしますので、それによってたとえば現状ある、あのーたとえば広域の避難場所のようなものが変る必要がある、もし生ずればですね、きちんとお話しをした結果、地域の方にアナウンスをするような方法を私どもからそれじゃするのか、役所のほうからするのかっていうのはちょっとまだわかりませんけども、きちんと伝わるような形でお伝えするというのは当然のことだというように思っております。
 あのちょっと、トラックに関することで、もう少し、あの述べさせていただきますが、これ山梨実験線のほうでもやっておりましたが、あのトラックの横とかに、まあ前とかにですね、これはリニアの工事使っているものであるという、ちょっとまー印刷とかんかをしてですね、きちんとリニアだということが分るようにして、さらにそのー、あの皆様方住民の方からですねなんか連絡を受けるというような体制をきちんと施工会社とそのー間にですね、窓口を設けてあの工事を着手する前までにきちんとそういう窓口を設けていきたいというふうにかんがえております。

[ 質問 ](河原) えーと、私ども保守基地のそばに住んでいますが、保守基地の引込み線ができるようですが、えーとルートが示されていないようですが、いつごろ示していただけますか?
[ 回答 ] はい、あのー、車両基地まで入っていく引込み線の計画はいつごろお話しできるのかというご質問と受け取ってあのー回答させていただきますけども、あのー先ほどもおっしゃいましたけども、あのーまだこれからあのー、工事実施計画の認可申請を行ないまして、あと、着手と、着工ということになりますけども、工事計画はそれにあのーあわせてですねしんどかしていくということになります。したがいましてあの具体的にどのようなかたちでえーそのー車両基地の方に回送線ができていくのかということにつきましては、あのー工事説明会ですね、工事着手する前に、えーご説明させていただく機会がございますので、工事説明会のなかで具体的なお話しをさせていただくということで考えております。

[ 質問 ](高森町) えーよろしくお願いします。えーとまず景観のことなんですけれども、あの景観の評価の中で、えーといろんな、えーと10、20箇所ぐらいかな、あの日常の視点とか、そういうことであのー何箇所か、20箇所ぐらい拾い上げて、評価されておるんですが、えーとその中にですね、あのー喬木村の、あのー夕日が映える村と、そういう項目のものは入っていないと思ったんですが、これは入っていましたかどうですかっていうことですね。で、それはなぜかというと、今ここら辺の各村や町では、その後世に残したいその景観ってなことで、みなさん自分達でそういうものをあげているんですよ、でそういう視点もその景観の中に入れなければ環境評価という名にちょっと値しないんじゃないかと、そういうことであります。二つめ、えーと、土地のあのー、用地の取得ですね、について自治体の職員の方に、えーとやってもらうんだということをいっておりましたが、これはあのーなんか法律上の根拠というものはどういうことになってますか。ていうことです。それから、あの一般にゆってあのー立ち退きというような、えーと事例にあたる件数っていうのは、全線でだいたいどのくらいの数になるのか。それから長野県ではどのくらいあるのかと、それをちょっと分れば、教えていただきたいと。その三つです。
[ 回答 ] えーっとですね、そのせつ、あの先にあのー用地の取得にかかわるご質問がございましたので、えーとそれをお答えしますけども、今回ですねあの用地の取得業務の一部を私ども自治体に委託するということでいま話をこれから、あまあ既に進めておりますけども、これから具体的に進めております。あのー自治体っていいますと、まず、まずは具体的にはですね、あの長野県ですね、えー県の方を窓口にいまいろいろお話しをさせていただいているということで、でそういったですね、あのーこのー新幹線の用地取得をですね自治体に委託するというのはなにかその法律的な根拠があるとかというご質問ですが、えー法律ではあのーですね、えーと、この中央新幹線ですが、えー説明の中で申し上げましたけども、全国新幹線鉄道整備法といった法律に基づいて整備をすすめております。その中にですね、あのー用地の取得についても、そういった記載がございまして、具体的に申しますと、えーすいませんちょっと細かくなって恐縮ですけども、第13条っていう中にありまして、第13条の、えーと4項ですね、1項、2項、3項、4項の4項でございますけども、その中にえー地方公共団体がですね、えー新幹線鉄道に関してその建設に要する土地の取得、斡旋とそういったことがちゃんとうたわれておりますので法律的な根拠はあるというふうにご理解をいただきたいと思います。
 はいえー、では最初にあのーご質問ありました景観の話で、夕陽が丘公園についてはあのー今回の準備書の中に含まれているのかというご質問と受け止めさせていただきます(司会者の写真撮影を制止する声で一部不明)、あのー夕陽が丘公園につきましては実際は現地調査を行なっております。ただあのー現地の状況からいたしまして、あのー(司会者:写真撮影はおやめください)木、樹木でですね、結果的にあのーそこから見えるであろうこのですね天竜川のー河岸段丘ですね、下伊那竜東地域および下伊那竜西地域の河岸段丘を含む景観というものがですね確認できなかったということでございますので、まそれに変るところとして、アルプスの丘公園というところからの景観ということで、えー準備書の中では評価をしているということでございます。

[ 質問 ](座光寺) いろいろご説明をいただいたんですが、私の話は、要望っちゅうか質問ということでお願いしたいと思います。えー天竜川の上をですね橋を渡ってくるというような話でありますが、これはその地下トンネルにすることはできないかということです。それで、地下トンネルにすればですね、住宅の移転とか、それから用地買収っちゅうのはなくなりますので、それから、あー工事のほうのですね、えー、ことで、東京駅とか名古屋駅は地下に駅舎ができるということを聞いております。それで、JR東海さんの技術をもってすればですね、天竜川の中をですね、えーやるというようなことはですね問題がないんじゃないかと思うんです。技術的には可能だと思うんです。それから、あのー土地買収だとか、移転とかっちゅうものに対してはそうとうな費用がかかるわけですね。そういうものがなくなればですね、あのー駅の入口のとこだけまあ買えばいいわけです。国道に交差したとか、飯田線に交差するっちゅうことがなくなりますんで、その地下駅、地下駅というか、地下駅と同時にその地下トンネルでもって工事をしてってもらうということはできないかっていうことを提案としてさせていただきます。
[ 回答 ] あのー、天竜川をですね、あのー地下っていうことは、別に今考えて、結論から申しますと考えておりません。あのー、あのように大きな川をですね、えーまー大きな川といいいますのは非常に、まーご存知の方もいらっしゃるかも知れませんけども、非常にですね、あのーがん、なんといいますか、岩盤、あのー大きな転石(てんせき)だとか、そういったものあーございまして、すぐ浅いところをトンネルで掘るというのは水の問題もあって難しいと思っております。そうしますとじゃあもっと深いところを掘れないかということございますけども、それはあのー深いとこはそれはずっと掘れるかも知れませんが、そのままずっとですね深いところを、ですむかといいますと、この地区にはやはり駅を設けるということで考えております。で駅ですけども、えー東京とかですね、えー名古屋ということいまでましたが、東京とか名古屋ですね非常に路線は地下深いところを、あのーたとえば、地上、あ地下40mとかですね40m以下といった深いところをくぐっていきますけども、駅のところは浅くします。これなぜかと申しますと、ご利用されるお客様がそのあの40mも50mも深いですね、えー地下の駅というのは非常に使い勝手が悪いということで、えー駅の部分については浅くしていきます。そうしますと、天竜川のところで非常に深いところを通ってきて、またです、さきほど、ずっとのぼってきて、えー駅をですね一定の深さのところまでもっていくというのはリニアの縦断線形上これは無理です。あのー、ここに駅ができなくなります。で駅ですけども、あのー地下駅で用地買収をやらないかといいますと、名古屋もですね、えーそれから品川も、たとえば名古屋駅については非常に浅いところなの、地下でつけても非常にあのー非常に浅いところに駅を作りますので、その駅の上の部分というのはあの用地を取得させていただきます。これはあの地下駅ですけども、あのー地上でできるのと同じように用地を取得させていただきますので、えー地下に駅ができるといって用地取得がなくなるということではございませんし、えーまたです、工事の規模というものが非常に大きくなりますので、かえって皆様にご迷惑をかけることになるではないかということも考えておりますので、今回はえーいろんなことを考えまして一番合理的だというのは地上に駅を設けると、天竜川は地上に、で渡るというのが最もえー地域のことも考えて私どものそれから施工性のことも考えて一番合理的であるというふうに考えております。

[ 質問 ](河原) あのー自分の住まいが、あのー今度の予定地に近いんですけど、河川、あー天竜川に非常に近いので、いま写真のなかでも天竜川の上だけあのー防音フード、壁(へき)がないんですけど、ちょっとそのーリニアの走行音がどれぐらいなのかわからないんですけど、実際には、ほかんところは防音フードをつける必要があるのに、まここは川の上で人はいないいないんですけれども、非常に川に近いところに住んでいるので極力そのー、希望だけをいうと、防音、川の上でも防音フードをつけてもらうことができないのか、そのーちょっと工事が終わってからうるさいから、多分、ちょっとつけろというのは多分困難と思いますし、ちょっと数値をみると基準値の74とか85にたいして、マックス75にたいsて74とかぎりぎりの想定されているところもありますので、ちょっと天竜川に近いところに住んでいるので、その辺がすごい不安なんですけど、その全然走行音もまったくないとかいうんだったら別ですけど、ちょっと天竜川の上だけ防音フードなしっていうのはちょっとよくご検討いただいて見直しをお願いしたいんですけど、一問でいいです。
[ 回答 ] はい、あのー天竜川の、こう、上の防音防災フードの件でございますが、まず、このー新幹線の騒音対策といいますのは、防音壁などを設置してですね、その音源のほうで対策する方法と他にですね、えー土地利用対策、それから個別の家屋対策などを総合的にですね、えー組み合わせて、推進するということとされておるということでありますので、当社もこの考え方にしたがって、えー環境基準との整合性を図っていきたいというふうに考えているところであります。で、あのー、まず音源対策としては基本的には高さ2mの防音壁というものを考えておりますが、現在のその周辺の土地利用状況などを考慮いたしまして、えー場合によっては、必要な場合によっては高さ3.5mの防音壁、もしくは防音防災フードを設置するということで計画をしていきたいと考えているところでありますけれども、あのー、一方で、あのーリニアの車両が、こー見えるようにしてほしいというご要望もあるところでございます。したがいまして、あのーそのーリニアの車両が見えるようにするにはどうするかというところでございますが、あのーフードの透明化といったことにつきましては、安全性とか、それから耐久性、また強度といった問題があって、あのー研究開発は進めてはいくんですけども、現時点では極めてむずかしいハードルであるというふうに考えているところでありますので、現実的なところといたしましては、その防音防災フードをま防音壁区間にするということが現実的であろうというふうに考えているところでございます。したがいまして、あのー今後ですね、あのーどのような位置にどのようなそのー防音対策をしていくかということにつきましては、あのー県さんをはじめ、地元の自治体と調整をしていきたいというふうに考えているところでございます。

[ 質問 ](-) はい、すいません、えーと、貴重なお時間いただきありがとうございます。えーと、この事業を行なうにあたって当然のこととして、あらゆる事象状況を想定した準備書が今回このようなかたちで、公表されましたが、このために行なわれる環境保全措置が、えー自然環境や文化遺産など多岐にわたっている分かえってJR東海さんの経費をますます上昇させてしまう構造にあるのではないかと思いまして、だとすると、この壮大なリニア計画を支えるべき環境影響評価が本当に適切に行なわれるのかどうか心配に思いまして、そのことに関連して、えーご質問したいと思います。7年後のオリンピック開催にともなって、えーと建設資材等の暴騰がようそうされますし、えーと北陸新幹線などの他の整備新幹線や震災による東北復興など他の大型公共事業との競合やまあ同じような資材の高騰も予想されますし、消費税アップによる経営圧迫なども考えられる状況です。で、それに対応する形で、えーとJRさんの経営の合理化も当然必要になりまして、飯田線などの赤字路線への対応やえーと新幹線、既存の(?)在来線などの、えー保線とかですね改修維持、こういったことにかかる費用の膨大さを考えますと、このリニアというものの計画の壮大さとそれを取り巻く状況の厳しさをみたとみにですね、一点めはですね、リニア新幹線ははたして一私企業が実現できる事業なのかどうなのかということと、二点め、そうした状況下でどこまでこのー環境保全措置が、まさにこの計画書で繰り返し言及されていたように、適切に行なわれるのかどうか、私はそれを担保する仕組を第三者機関というかたちで作る必要があるのではないかと思いまして、二点ご意見をうかがえればと思います。よろしくお願いします。
[ 回答 ] えー最初のご質問ですけども、まーあー採算性といったようなことにかかわるお話しかなーというふうに、うけとりましたが、結論から申しますと私どもは自己資金でえーこのプロジェクトを完遂するということで、できるというふうに考えておってすすめております。もともとですね、あのー今から数年前に、これを自己資金でやりますと、東京、名古屋、それから第二段階として、名古屋、大阪というふうにですね自己資金でやると決めたときには、あのー非常にあのーかためのですね、えー主旨のま予測をしまして、それでできるというふうにきちんと踏んでおります。そのときはまあJR東海が勝手にできるできるといっているだけではなくてですね、あのー国のほうの、最初の少し説明ででてきましたけども交通政策審議会というところできちんと審議していただいて、JR東海の事業の実行性といったものをきちんと確認していただいております。いまいまお話の中であのでてまいりましたけども、たとえばということでそのー、オリンピック等でですね、えー今後そのいろんな工事がでてくるだろうと、それによって建設資材等があがるかもしれないというようなお話しもあります、あのー当然そういったことも考えております。ただ、今の段階で、まー物価とかですね、えーその工事費がどれぐらいあがるかということはなかなか目に見えてはおりません。まあ不明でございます。あのー私ども基本的なスタンスとしては、あーあーこのリニアに関して、えー建設費、それから建設後のですね運営についてこれは引き続きコストの削減ということについては大きなテーマとして、取り組んでまいります。えーただですねあのー、東京、今度のオリンピックに関して申し上げれば、あー2020年ということになっております、今から、あー何年後ですかね、えーリニアの工事の本当の最盛期というのは、そこのその、ピークの、あのーオリンピックのですね等の工事よりも少し後になるだろうというふうには考えてはおります。あのー、そのように考えております。
 えーそれからですね、二つめの質問で、環境保全措置をきちんとやっていくかということでありますけども、あのー、まず、第三者機関を設けたらどうかということについては特に私どもですね、あのー、●●、具体的なコメントといいますかあのー考えを持ち合わせておりません、おりませんが、ただこの環境保全措置ですが、基本的にはですね、あのー書いてあることを見ていただければお分かりになるように、あのー工事にかかわること、それから、あーできてからにかかわること、いろいろございますけども、これは目に見えて分るようなことがほとんどでございます。ですから、あのーこれはもう、たとえば工事に関していえば、あのー周辺に住んでいる、おられる方がきちんとやっておるかということはみられるんでしょうし、また工事にかかわることで行けば個別具体的にこういうことをやりますということを、あのー工事の前にもまたもう一度、もう一度といいますか、その説明する機会がございますから、そういうところでえーチェックといいますか、地元の方にも見ていただける機会はありますですから、あのー私どもがちゃんとやっておるかということはですね住民の方やもご覧いただけるのかとがというふうに思っておりますので、えーそこは私どもはきちんとそのーこういった準備書でですね、えー環境保全措置をやりますと書いてることはきちんとやっていくというつもりでありまして、それはなまた目に見えるかたちで、えーみなさん方にも、ほうにも目に触れるとふうに考えております。
 すみません、あと補足させていただきますが、あのー国土交通省のこうせいしんのこれ答申表であります。最後に書いてありますが、私達が建設主体として指名されるときの概要でございますが、そのなかの、このかりにというあとでございますが、不測の事態が発生し一時的な収入の低下や、さきほどあの材料が高騰した場合とかそういう場合どうなんだというということありましたが、ここがそうであります。え設備投資費用の増加などの事態が生じたとしても東海道新幹線の安定的な収益益を踏まえればあー債務残高を一定の水準に抑制しつつ投資のタイミングを適切に判断する、まー工事を前もってやったり、または後へもってたり、そのぐらい弾力的にやるということです。そういうことをやってですね、経営を安定的に維持しながらJR東海は事業を遂行することが可能であるという国土交通省のこうせいしんのこの意見のもとに私どもがこの建設主体に指名されておりますので、あのーこういう高騰なども考えても十分やっていけるということをしめしているところでございます。あとあのー、環境保全措置についてそうなんですが、事後調査っていう、水資源と、あと動植物あります。これについてはですね、きちんとまた、あのー県の、えー審査会のほう、審査会●のほうにですね、報告するということが法律で決まっておりますので、こちらのほうでまあ第三者機関としてきちんと、検証していくということになっております。以上です。

(2013/12/05)