更新:2020/05/13、05/15 補足

大鹿のトンネル残土が上郷へ

 小渋川の河川敷の県道の迂回路が5月11日から通れるようになって、大鹿村内(小渋川斜坑、またはそばの残土仮置き場から)から、飯田市の移転対象者のための住宅地の代替地の造成現場にトンネル残土の運搬が始まりました。代替地の造成工事の様子を見てきました。

関連ページ:2月13日のようす

造成以前の代替地の航空写真(グーグル)
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画面クリックで拡大

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(画面クリックで拡大)丹保の移転代替地造成現場。大型車の入口付近。右の道路は土曽川右岸の道路。

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民家のすぐそばを通ってダンプカーが来ます。道路周辺の住宅については振動による建物への被害に備え事前に建物の状態の調査が行われたそうです。それでも騒音と振動は大変なはず。特に老齢者は昼間も家にいることが多いし、散歩に出ようにも工事車両が多数走っていては外に出られない。ひたすら我慢しかない。

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鉄板を敷いた斜面から現場に進入。

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国道153号線に一番近い一画に残土を降ろしていました(この図面の「D」と「E」の間の土地)。青白いところがトンネル残土。「矢印」のあたりを拡大したのが下の写真。

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給油所(左)と「ダイナム」(右、パチンコ店)の看板が見えているのが国道153号線の位置。リニアは「ダイナム」の場所を通過。代替地もリニアの路線に近い場所。

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この車は地元の業者さん。遠方に「イオン」が見えています。土の色が違うのが分かりますね。トンネル残土は「土」というよりは「岩のかけら」です。

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次に来たのは、千葉のダンプカー。

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次は新潟。

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愛知の小牧。

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こちらは地元。

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小牧。

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次も小牧

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静岡の浜松。

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次も浜松。

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地元。

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ダンプカーは10台程度が連なって走っているようでした。散水車が走ってひと段落という感じ。

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左のブルドーザーのいる場所が残土を降ろした場所。正面の道路を来て、白いダンプがいる右の方へ出ていって土曽川沿いの鉄板を敷いた斜面から出ていきます。

 ここまで10台のダンプカーが来ました。そのうち松本ナンバーは3台、県外の千葉、新潟が1台ずつ、小牧が3台、浜松が2台でした。長野市の「宮下」も含め地元の車ばかりと思っていたので意外でした。

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少し南に移動して撮影。2月の様子

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上の写真の重機のあるあたりをだいたい反対側から見たところ。望遠側にズームしてますが「ダイナム」の看板が見えています。2月の様子

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こちらは、畑や田んぼから、はぎ取った(すきとった)耕土の置場のようです。

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上の写真で黄色い重機の見えている場所を反対側から見たところ。道路を止めて工事をしていました。左手の別の道を迂回してきたところです。

耕土の搬出も同時

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土曽川右岸の道路を下って帰る途中、耕土を運び出して、戻って来たダンプカーを見かけました。後方の緑色のダンプカーも同じ。

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これも耕土運搬。青い看板は飯田市北部農免道路の表示。農免道路を南から来て右折して土曽川右岸を通行。

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耕土の運搬車も10台位がだいたい連なって走っているようでした。この道路をトンネル残土の車両も通ります。

 多量の二酸化炭素を出して造成しても、結局空き地になる可能性だってある。飯田市は、そろそろそういうことも考えた方がよいと思います。

貯木場跡地

 丹保の代替地から比較的そば、農免道路で消防署の分署のある付近。この辺は約30年前までは貯木場でした。その後は営林署の建物(※)がありました。

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2013年10月30日撮影。オレンジ色の屋根の建物、その左の青い屋根の建物がとれて更地になりました。[ ※ 補足 2020/08/08:この建物は「中部森林管理局伊那谷総合治山事務所」 ]

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更地の向こうは農業資材販売の「ひまわり」。その向こうに飯田市が20数年前に分譲した住宅団地があって、ほとんどが移転対象です。左の境界線がリニアの路線の北側になるはずですが、保線基地への引き込み線の計画もあるので引き込み線の北側なのかも知れません。

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境界線の延長上に、セキスイの工場(旧笠原工業)マツザワ喬木工場、豊丘村大柏の電力変換所予定地が見えています。

 こういう感じで、更地にして、隣の地権者をいたたまれなくして買収するというのが、最近のやり方のようです。名古屋駅周辺ではかなりあからさまにやっている例もあったようです。この更地は県有地だったはず。長野県はリニア推進ですから容易に更地にできたかもしれません。いわば長野県が地上げをやっている。私が知る限りでは、長野県の明り部分でここまで進んだのは初めて見ました。静岡工区の着工の見通しが全くない現状。もともと、無謀で大義の無いリニア計画。ここは頑張り所だと思います。駅周辺の買収はまだ契約に至った例はないはず。

 移転者が「購入する」代替地が、造成したんだから、さっさと移転しろという脅しになるかも知れませんが、もともとリニアの計画は地権者の皆さんに相談ずくではじまったことでない。飯田市や県や広域連合は住民の意図とは関係なく勝手にリニア推進に乗っかっているだけです。しかも北条まで路線が南下したのは飯田市の主張によると言われています。代替地が空き地になっても、いまや風前のともし火のリニア計画、その実現可能性をきちんと見据えて考えて来なかった飯田市や長野県に責任がある。

運搬ルート

補足:2020/05/15

 12日には、大鹿村からどこを通過してくるか、特に松川町と飯田市の間が確認できませんでした。高森町からは住民に何のお知らせも出ていなかったと思いますが、町内の国道153号線を通行しています。松川町の国道153号線の「上新井」交差点から国道を走って(松川町のリニア工事対策委で飯田市が説明)、飯田市座光寺の「座光寺」交差点で左折、県道251号線を東へ進み、高森消防署座光寺分署そば交差点で右折して、飯田市の北部農免道路へ、土曽川を渡ってすぐ右折して右岸を通行しているようです。15日に、たまたま、「座光寺」交差点付近で大鹿方面へ向かうダンプカーを6台見かけました。小牧の車が2台、新潟が1台、千葉が1台、地元が2台。

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12日に見たこの車

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同じくこの車