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出来事・ニュース:2020年9月

(済) 9月26日(14時から)、ウェビナー「【学習会】南アルプスリニアトンネルと大井川減水」 ⇒ 詳細 / 800mの破砕帯について、JR東海が言うような800mの幅の破砕帯などありうるはずはなく、800mの間にいくつもの破砕帯があるということ、水位が300m下がるという話は、山の中にある程度一様に水が存在するという前提があってのことで、南アルプスの山中の水の存在の仕方は破砕帯の部分にあるのだから、そういう話に惑わされないこと、コアがない部分は破砕帯なのにJR東海の示す図には湧水の可能性が書いてないこと、大井川の扇状地の地下水は2階建てなど、興味深い話がありました。図表がやや見えにくかったのが残念でしたが有意義でした。

(済) 飯田市議会一般質問:9月9日 (2)岡田倫英(会派のぞみ)△リニアの重点協議区域について。10日 (2)後藤壮一(共産)△リニア関連事業 (6)吉川秋利(会派のぞみ)△リニア開業に向けて(『南信州』29日2面 "飯田市会 コロナ対応やリニアなど 9月定例会13日人が一般質問")

(済) 飯田ボランティア協会の防災講座。テーマは「台風について」、講師は土井雅彦さん(元気象庁勤務)。コロナ感染予防のため同じ内容で2回開催、定員あり事前申込必要。9月6日(日)(13時半~15時、上郷公民館2F、定員25人)と9月18日(金)(19時~20時半、さんとぴあ飯田2F、定員20人)。定員になり次第締め切り。申し込み先:飯田ボランティア協会・電話52-9152、FAX申し込み 52-9162。⇒ 案内チラシ兼FAX申込書

(済) 静岡市で、9月5日に、大井川の減水の問題についての学習会とリニア工事差し止めの住民訴訟の説明会。
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9月30日(b) 『中日』地方版(14面)のコラム"やまびこ:飯田市長選"。「まちおこしができていない街は、選挙の話しかしない。まちおおこしができている街は、政治の話をする」。八月に異動した前支局長が、私に話してくれた言葉だ…未来を担う若者に恥じない政策論争ができているか。心にとどめておきたい。 関連して、『デモクラシー・タイムス』の "再び!【金子勝×井手英策の言いたい放題】野党共闘と消費減税 20200927"。ある方向に向かって大きな慣性力があれば少しのことで路線を踏み外すことはないと思います(※)。さて、27日にエスバードで野党共闘を目指した「伊那谷から国政を変える会」がありましたが、野党共闘だけが前面にでて、何のために野党共闘をするかという点がぼやけているように思いました。コロナ感染拡大が心配される中で桜を見る会の追及を続ける野党の姿に批判的な意見も出たりしましたが、それはちょっと違うんじゃないかと思いました。質疑の時間がありましたが、リニアの問題のように地元で、具体的に直接に切実な問題についてこういう場で発言することは許されないという雰囲気がまだありますね。前回の飯田市議選のときリニアについてアンケートをしましたが、設問の仕方が気にくわないとかなんとか理由をつけて回答しなかったり、まったく反応のない候補もいました。バカな市民は市議候補様にたいしてアンケートなどするなという態度です。はっきりいって、選挙民を見下していると思います。飯田市や伊那谷は結局、まだまだ選挙の話しかできない地域なのかも知れません。地域づくりを、リニアや三遠南信任せにしてるんですから、まあそうですね。(※ 参考 Army Experiments In Train Derailment & Sabotage - 1944 - CharlieDeanArchives / Archival Footage)

9月30日(a) 『週刊 東洋経済』(10月3日号)の特集記事 "激震!エアライン鉄道"。

9月29日(c) 駒ヶ根市は上赤須の産廃処分地をリニアのトンネル残土で埋め立てる計画をしていると公表(『信毎』30日24面 "長年放置の産廃埋め立て地 駒ヶ根市 残土で埋める計画"、『中日』30日 "上赤須産廃最終処分場跡地を取得 駒ヶ根市")。

9月29日(b) 大鹿村のリニア連絡協議会。⇒ 詳細

9月29日(a) 『南信州』1面 "飯田市の財政運営 リニア開業延期の影響懸念 コロナで支出膨らみ、税収は減へ"。コロナは「きっかけ」、経済不安はもともとあった。リニアにかける牧野市政の見通しの甘さを、飯田市民の皆さんは考えた方が良いと思います。

9月27日(a) 『静岡新聞』 "リニア問題で舌戦 藤曲氏「静観を」/知事「国論起こす」"。川勝静岡県知事の発言 ⇒ 「黙って会議の行方を見守れとの意見もあるが、会議の情報を提供し、広く国論を巻き起こすのが私の姿勢だ」

9月26日(b) 『静岡新聞』 "「南アルプス保全は責務」 川勝知事が強調、動画で全国発信【大井川とリニア】"。 難波喬司副知事が10月2日に東京都内の日本記者クラブで記者会見

9月26日(a) 『南信州』3面 "飯田市長選 候補予定者を語る 1 牧野光朗派 市民の声聞く経済のプロ ギタリスト作曲家 桑原利彦さん(63)"。見出しをみて吹き出しそうになりました。「市民の声を聞く」については、駅周辺整備などリニア関連で移転させる市民の最後の一人まで寄り添うと言いながら、北条地区の説明会に2回しか来たことがないという事実で打ち消しです。利用客6800人の虚妄の数字に代表されるリニア効果、いまや、工事の上でも、JR東海の財布の状況からみても風前のともし火のリニア計画、そのリニアに飯田市の未来を託そうとする牧野さんは、本当に「経済のプロ」なんですか? こういうひいきの引き倒し的な記事をそのまま載せる『南信州』の姿勢は、嫌味じゃなくて、全くすばらしい。

9月25日(c) 『信毎』27面 "資材運搬ヘリ 飛行音を計測 清内路水力発電所の送電線新設"

9月25日(b) 『信毎』2面 "中川「半の沢」リニア残土埋め立て 村長 前向き姿勢示す"。盛土をした方が安全なのか、いまのままの方が安全なのかということを判断するのが村長の役割だと思います。専門家の最大限の対策をすれば安全という考え方によろめいたのは、県の役人につられたのかな…。/『中日』26日18面 "中川村最終判断へ住民と協議の意向 県道 半の沢盛土計画"。記事は、「渡場地区の皆さんのおおむねの了解が得られることを前提に、次のステップに進むべきだ」と述べた そうです。

9月25日(a) 『静岡新聞』 "非公表対応の湧水資料「隠してない」 JR東海社長"

9月24日(b) 『静岡新聞』 "日本記者クラブで難波副知事会見へ 10月、全国に発信"。

9月24日(a) 『静岡新聞』 "JR非公表資料、川勝知事「住民不信募らせる」"。

9月23日(a) 『Business Journal』22日 "JR東西、計6500億円赤字に激震…JR東海、リニア開業が不透明、巨額建設費用が重荷"。

9月22日(a) 『朝日・長野県版』19面 "8年の二人三脚、一転 飯田市長選 現職・前副市長の争いか"。つばぜり合いは激しさを増している 飯田市長選挙。いまは大荒れ、大嵐。波が大変高い中で『とりあえずやってみな』と新しい人に任せていいのか という牧野氏に対して、佐藤氏は、大嵐のときは手元だけを見ていてはだめ。遠くを見ることが大事。 と。

9月20日(c) 『信毎』2面 "造成移転代替地 住民向け見学会 飯田市、上郷地区で"。今回の見学会について飯田市は、駅周辺整備やリニア本体工事に伴い移転を予定する世帯のうち、既に移転先を決めた世帯などなどを除く約180世帯に案内を出したと『信毎』は書いています。移転せざるを得ない世帯数が書いてありません。どのくらいの割合の方が行く先がすでに決まったのでしょうか。リニア本体では、現在4つの家が取り壊され更地になっています。アパート関係は入居者がいるのかいないのかについて分かりにくい部分がありますが、それ以外に建物が無くなったところはないと思います。『南信州』2019年1月8日 "リニアに伴う移転対象への対応開始へ" は、「実質的に移転が求められる世帯は現状200を超える」と書いています。これは、建物や土地の権利者111人と集合住宅入居世帯約90を合計した数字ですが、大半の方たちは行く先が決まっていないと思われます(8月末現在)。リニア本体部分については当初計画では2019年度半ばで用地取得は完了させることになっていました。用地取得は非常に遅れているというよりは、ほとんど進んでいないといった方が良いかもしれません。用地交渉にあたる飯田市が住民の信頼を失ってしまったのが原因だと思います。 ⇒ "中間駅の位置は誰が決めたのか? ~ 長野県駅周辺 住民の声"

9月20日(b) 「東濃リニア通信」(2020年9月20日)に昨年4月に陥没事故のあったリニアの中央アルプストンネルの山口工区の現況の報告がのっています。

9月20日(a) 『週刊女性PRIME』に "「日本一儲ける鉄道会社」JR東海が赤字に大転落、リニア中央新幹線はどうなる?(9月19日掲載)"。この記事は3ページで構成。2ページの最後に赤い背景で、カギ括弧のついた "「もはや開業させるしかない」" という3ページ目へのリンクがあります。3ページ目の中ほどより下に太い字体の 品川~名古屋で建設中のリニア中央新幹線は、もはや開業させるしかないという部分があります。この部分をのぞけば、最近いろいろな記事が書いている、リニアの実現はもう難しいんじゃないかという内容なんですが、これがあることで、「もはや開業させるしかない」という部分が印象に強く残る人たちも少なからずいるんじゃないかと思います。そんな結論は、あげている事実からは導けないのにね。
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2ページ目へのリンク
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3ページ目へのリンク。「JR東海が一時的に赤字に転落したといわれるけれど、開業の勝算があるリニアは、もはや開業させるしかない」。ページをプリントアウトするとこの2つの小見出しは消えますよ。

9月18日(b) 『赤旗・日曜版』9月20日号、32面に、日本環境学会元会長 畑明郎さんへのインタビュー記事 "リニア工事は中止を 行き詰まりは明白 大井川 流量減少が判明"。大井川の水の問題、トンネル残土の問題、建設目的の曖昧さについてコンパクトにまとめています。なお、トンネル残土の量について、シールドマシンの直径から約3500万立米が発生、ほぐして4000万立方メートル以上としています。およその数字として間違いはないといえますが、環境影響評価書では下の表のようになっています。長野県内で出てくる残土の量を974万立米というのは、トンネルとそれ以外の発生土と合計した数。トンネルだけなら950万立米。ただし、どちらも処分が必要なので同じことです。建設汚泥もかなりあるし、このほかにコンクリート片、アスファルト片なども出てきます。各都県ごとの環境影響評価書の資料編の廃棄物に出ています。

都県名トンネル切土工・既存工作物の除去
発生土建設汚泥発生土建設汚泥
東京43014017011
神奈川66020048025
山梨60040761.9
静岡36022--
長野95080243.9
岐阜940363406.5
愛知5109014032
合計4450608123080.3

9月18日(a) 豊丘村内でリニアの工事に利用する林道虻川大島線は7月豪雨で10カ所で路肩決壊や法面崩落が起きました。国の災害査定を経て村が1月に復旧に着工する予定でしたが、7か所についてはJR東海が復旧する申込があったと説明。JRは今秋にも復旧させる見通し。村議会9月て例会の一般質問への回答で説明。JR東海広報部によると坂島斜坑口では、掘削残土を搬入する計画地の保安林解除手続きなどが必要なため、被災前から工事を一部中断している。同村本山の保安林については、8月に県報で「解除予定」が告示された。(『信毎』27面 "大雨被災の林道 JRが復旧協力 豊丘 残土搬出に利用")。解除予告は8月17日の県報に掲載されたのですが、異議意見書が提出されたため、指定の解除はさらに2~3月ほど日程が先送りになったようです。

9月17日(a) 『信毎』6面 "共産党県議団が新型コロナ対策など要望"。コロナ関連の他に、リニア中央新幹線を巡っては、残土置場での災害発生などへの不安が地域にあるとし、JR東海に対して工事中止を含め再検討を求めるよう要望した。 ⇒ 共産党長野県議団HP > "9月議会を前に知事に申し入れをしました"

9月16日(b) 『日経』"JR東海、リニア開業遅れ「年1000億円」の重荷"。JR東海が建設するリニア中央新幹線の開業延期が不可避となり、同社の収益見通しへの懸念が高まっている。

9月16日(a) 『科学』10月号(岩波書店)に石橋克彦さんの「リニア中央新幹線は南海トラフ巨大地震と活断層地震で損壊する」。壊れたら直せば良いでは済まない。建設目的の災害時の東海道新幹線のバイパスにはならない。

9月15日(a) 14日に、飯田市長選に出馬予定の新人・佐藤健さんが公約を発表。リニアについては「1日も早い建設を訴えなければいけないが、27年の開業は難しくなっているのが現状。現実的にスケジュールの見直しが必要であればスピーディーに対応する」と述べた。(『中日』19面 "10.18飯田市長選 日本一住みたいまち 新人・佐藤さん公約 対話と現場主義で")。JR飯田線への乗換新駅設置を「ニーズが少ない」として取りやめる考えを示し、既存の元善光寺駅と自動運転車などを活用する―とした。(『信毎』27面 "10.18飯田市長選 感染者早期把握と治療を 新人佐藤氏が公約発表")。

9月13日(b) 『静岡新聞』 "全国発信されぬ水問題 静岡「悪者」着工へ圧力【大井川とリニア 第1章 築けぬ信頼④・完】"

9月13日(a) 古い記事ですが、『鉄道新聞』の3月25日の "超電導リニアL0系『改良型試験車』お披露目"。(1)誘導給電(集電)用コイルは車体の下側にあり、ガイドウェイの下面の給電専用のコイルから集電。(2)バッテリーを搭載。

9月12日(c) 11日、山梨県知事がJR東海社長と会談。県内のリニアの明り部について、全線を防音防災フードを設置するよう要望(『読売』12日 "リニア見られない? 地上全区間 知事がフード設置要望 沿線住民評価 「騒音防げる」")。

9月12日(a) 『南信州』2面 "9月市会 一般質問 10日" に吉川秋利市議の質疑。飯田線の乗り換え新駅と自治会未加入問題について。

9月12日(a) リストしていなかった最近の『静岡新聞』の記事。

9月11日(c) 『南信州』2面 "9月市会 一般質問 10日 後藤壮一氏 残土置場の安全対策を リニア27年開業巡り見解問う" 。飯田市の財政に関連して危機的な状況をもたらすかも知れないリニア駅周辺整備に関係する開業時期の問題について、飯田市長の答弁は、危機意識がないし、JR東海任せという印象を受けます。龍江の残土置場については、場所が川の中流域で集水範囲が大きいので、危険性が非常に高いとの指摘があります。

9月11日(b) 『中日』18面 "進まぬ政策論争 市民は やきもき 告示まで1カ月 12年ぶり選挙戦へ" は飯田市長選挙関連記事。昨年3月まで副市長を務めた佐藤さんは、現市政を「市民との対話が欠けている」と批判。現職と政策の方向性に大きな違いはないと認めつつ「政策実現までの姿勢が違う」と主張する。… 全国市長会副会長などを務める牧野さんの陣営は「市長の仕事は外に出ることだ」と対抗する。。記事は政策論争が進まないと書いているのですが、市民の声など聞かなくても良いという牧野さんと、市民の声を聞くべきだという佐藤さんの意見は明らかに政策論争になっていると思いますね。リニアの駅を北条へ持ってきたのは牧野さんの功績または罪過のどちらかだと思うのですが、その結果リニア事業に遅れが出ているという面と、飯田市民に立ち退きの負担を強いた。駅をひっぱってくる過程で駅予定地周辺の市民の声を聞いたでしょうか。移転対象者の最後の一人まで寄り添うと話す牧野さんは、実は、リニア駅周辺の説明会に2回しかきていないと批判されている。市民に目を向けない、市民の声を聞かないというのは、市長の資質としてどうなのかな、感覚がちょっと古臭い政治家なのかな、という気はしますね。

9月11日(a) 10日、民放のテレビ番組で菅官房長官が消費税の引き上げに言及(『NHK』 "菅官房長官 “消費税率 将来的には引き上げざるをえない”")。これだけの少子高齢化社会で、どんなに私たちが頑張っても、人口減少を避けることはできない」と指摘「将来的なことを考えたら、行政改革は徹底して行ったうえで、国民の皆さんにお願いをして、消費税は引き上げざるをえない」と述べ、将来的には、消費税率を今の10%から引き上げざるをえないという認識を示しました。。「しかし、リニアは別だ」となるのかならないのか?

9月10日(e) 『信毎』2面に飯田市長選関連で、"飯田市 転機の時代 次の一手は 10.18 市長選 上 リニア 27年開業は不透明に 将来像 前提揺らぎ戸惑い"。「リニアは本当に来るのか」。JRと静岡県の溝の深さに、関係する市民の間には戸惑いが広がる。…市もさまざまな事業を組み立てる上で、リニアの27年開業を前提としてきた。例えば行政サービスの基礎となる人口の推計。市政運営の指針、市総合計画(17~28年度)の「人口ビジョン」では、28年に約9万6千人と予測し、今年8月末事典の9万9778人からからの減少幅を4千人弱と見込んだ。全国で人口減少が進む時代に、国立社会保障・人口問題研究所(東京)の推計(9千人弱減)より強気に見立てたのは、リニア開業で「新たな人の流れが」が生まれるとの期待があるからだ。市は今のところ、関連事業の目標時期を変えてはいない。…市総合政策部の塚平賢志部長は、JRが正式に延期表明をしていないことを理由に挙げる。ただ、「このまま突き進んでいいのか」との不安は、市議会や関係する市民の間にくすぶる。…市は大型投資が集中するのを避けるために、27年度まではリニア関連事業に注力し、ほかの大型事業はそれ以降に順次実施する青写真を描いてきた。…市の将来像を左右するリニア開業。市には、市民の戸惑いに寄り添ってJRに説明を求め、積極的に情報提供させる姿勢と、環境の変化に対応する柔軟性が必要になる。。大鹿村や豊丘村はリニアにひっかっけて道路改良を実現しました。だから、大鹿の場合仮置き残土の始末さえつけば、リニアが来なくてもたいして困らないでしょう。飯田市は夢想のためにわざわざ飯田市内に駅をひきこんで、何も取るものもなく、にっちもさっちもいかなくなっているように見えます。高森町もそうなる可能性が高い。

9月10日(d) 9日の飯田市議会の一般質問で岡田倫英市議が「重点協議区域」について質問。岡田氏は「具体的な活用の方向性が見えていない」と指摘し、検討の経過をただした。 細田仁リニア推進部長は「民間主導による開発を想定し、開発計画の内容に応じて都市計画との協議を重点的に行う区域に位置付けた。現在は開発計画の方針や概要をまとめるまでに至っていない」と答弁。今後は区域設定の在り方を含め「地権者や地元の意向を踏まえつつ協議を重ねて対応していく」との姿勢を強調した。 (『南信州』2面 "9月市会 一般質問要旨 9日  岡田倫日英氏 「重点協議区域」ただす 新文化会館の整備方針は")。

9月10日(c) 大鹿村議会の9月定例会が9日に開会。柳島村長は開会あいさつの中で、釜沢地区の孤立の原因となった地すべりは「県やJR東海の水抜きボーリング、河川流路対策で改善した」と報告。国の地すべり対策事業化を受け、水抜き井戸などを県事業で施工し、道路2路線を県、村、JRなどで復旧する方針を示した。柳島村長は「住民の居住地域に大きな被災がなかったことは先人の大変な努力によるもの」と強調 (『南信州』1面 "大鹿議会開会 地すべりの復旧方針示す 柳島村長 自身の進退には触れず")。柳島村長はあいさつで、7月に釜沢地区で発生した地すべりに振れて、JR東海や県による水抜きボーリングなどで、地盤の動きに減少がみられるなど改善したと明らかにした。時間制限つきで現在通行できる同地区の林道と県道は早ければ本年度内に復旧する見通し。(『中日』18面 "議会だより 9日 【大鹿村】")。

9月10日(b) 9日、リニア談合事件の公判。判決は21年3月1日に。大成、鹿島側の弁護士は最終弁論で、最終弁論で弁護側はいずれも「JR東海があらかじめ受注業者を決めており、そもそも競争は存在せず、犯罪は成立しない」と指摘した。大沢被告は「JR東海の遺構で施工できる会社は限られていた。受注調整はしていない」と述べ、大川被告は「検察は事業の特殊性を理解せず訴追した」と批判した(『中日』29面 "リニア談合結審 来年3月に判決 弁護側無罪主張")。ターミナル駅工事の難易度は高く、発注者のJR東海は計画段階で特定企業に技術的な検討をさせていたと指摘。「JR東海の差配で、受注できるのは実質的に1社だけに限られていた」などと述べ、独禁法が守ろうとする競争がそもそも存在しないと主張した。(『日経』34面 "大成・鹿島は無罪主張 リニア談合、地裁公判結審")。

9月10日(a) 9日、JR東海社長の定例会見。(1)御嵩町が残土置場を拒否したことについて、今後も協議を続けると述べる(『中日』29面 "JR東海社長 「今後も協議」 御嵩町と残土巡り")。(2)静岡県との対立については、国土交通省の有識者会議に丁寧に対応し、関係者に理解を求めていくと改めて強調した(『信毎』7面 "時間帯別運賃 「慎重に勉強」 JR東海社長")。

9月9日(g) 『中日・静岡県版』 "残土処理「静岡市のどこで」 知事、県道トンネル巡り疑問"。

9月9日(f) 『信毎』"長野の住友電工孫会社、140人解雇 解散、工場閉鎖へ"。

9月9日(e) 8日、リニアの第一中京圏トンネルの大森工区(岐阜県可児市内)で安全祈願式が行われる(『中日』9日25面 "リニア工事 可児で「発進」 名古屋駅結ぶトンネルで祈願式"(web版)、『信毎』9日3面 "岐阜から名古屋駅へ トンネル安全祈願式(=共同)"、『福井新聞』"リニア工事で安全祈願式 JR東海、岐阜のトンネル(=共同)")。

9月9日(d) 8日、JR東海は過去最高額の1000億円の無担保普通社債を発行すると発表(『中日』11面 "1000億円社債発行へ JR東海、16日に"(web版)、『日経』15面 "JR東海、社債1000億円 最大規模、借入金返済へ"(web版))。

9月9日(c) 『静岡新聞』"静岡市にJRとの協定一時停止要望 市民団体【大井川とリニア】"

9月9日(b) 『静岡新聞』"国交省専門家会議 別室協議で総括、座長に静岡県反発 声明説明せず、利水者懸念【大井川とリニア】"

9月9日(a) 新型コロナの感染拡大で延期になっていた「ストップ・リニア!訴訟」の原告適格に関する中間判決の期日が12月1日の午前11時に決まりました。 ⇒ 詳細

9月8日(e) 『静岡新聞』"国に「思い伝えた」 掛川市長、審議官と面談【大井川とリニア】"

9月8日(d) 『南信州』1面 "飯田市議会 課題整理し調査、研究 「乗り換え新駅」巡り井坪委員長"。『南信州』の取材に、飯田市議会のリニア推進特別委員会の井坪隆委員長は、飯田線の乗換新駅と重点協議区域について、現状の課題を整理し調査・研究した上で議会として市側に提言する意向をしめす。井坪委員長は乗換新駅について「設置ありきではない議論が当然生まれるだろう」といっています。井坪氏は駅のできる上郷地区が地元ですから、ことここに至った現在そういわざるを得ないことは無理もない。こういう議員さんたちを見ていると、まさに「茹でガエル」、いまごろ水が熱くなったことに気づき始めても遅い。と思う。⇒ 関連ページ:"リニアも・くらしも" こちらでは、「リニアでくらしもダメになる」 などと書いていますが、現状をみると、もうリニアが上手くいかないことは明白ですから、このままにしていると、リニアも暮らしもダメになる。リニアはダメだといわないと…

9月8日(c) 飯田市議会のリニア推進特別委員会が7日に開かれ、丹保北条の:移転代替地の整備状況の報告が市側から。1月から取得希望の受付を始めた丹保・北条の移転代替地について、73区画のなかで整備のできた4区画について9月19日~23日に現地見学会をすると報告。『中日』によれば、小渋川の河川敷道路の崩落が11月までに復旧しないと予定の今年度内の造成完了は難しいと市は話している。各紙共通して書いていないことは、1月半ばから始めた募集に対して何件の申し出があったかという点。移転対象の住民の方に7月末に聞いた話では、飯田市は応募者がないわけではないといっていたとのことでした。その方の解釈ではゼロじゃないけれど何件もあるという感じではなかったとのこと。だいたい、一次締め切り間際に一部だけ完成させて見学会をしたとしても、リニア工事の先行きがいよいよあやしくなってきたいまなにをやってるんですかという感じがしますね。募集を始めた1月ごろでも、静岡工区の先行きのあやしさは分かっていたはず。(『中日』16面 "リニア代替宅地申し込み30日まで 19~23日に現地見学会 飯田市"、『南信州』1面 "飯田市 丹保・北条で現地見学会へ リニア代替地の整備状況を報告"、『信毎』19面 "飯田 住民向け移転代替地 一部 12月末造成完了見通し" )。

9月8日(b) 『中日』8日 "リニア残土処分場の設置を拒否 岐阜の御嵩町がJRに意向伝える" によれば、岐阜県御嵩町の町有地にトンネル残土の恒久処分地を設置するJR東海の打診を、御嵩町は拒否。町有地には、自然由来のカドミウムやヒ素などの重金属を含む「要対策土」を持ち込み、搬入範囲をJRが購入するとしている。要対策土は遮水シートで周囲を包み、土をかぶせるなどして重金属が漏れないよう対策を講じるとJRは説明している。答弁によると、町は、遮水シートは危険とし、町有地への処分場設置は受け入れられないとJR側に伝えた。町長は答弁で「それ以外の有効な提案があれば考えるに値する。現状は(別の提案は)ない」と述べた。。/『信毎』9日3面 "工事残土 処分場拒否 岐阜・御嵩町 「対策が不十分」"。

9月8日(a) 『産経』の山梨県版9月3日に "リニア元技術者「一日も早く開業を」 40年前に500キロ達成"。 ⇒ 詳細

9月4日(a) 『信毎』2面 "阿部県政 問われる危機対応 5" で元宮城県知事の浅野史郎さんは、激甚化する自然災害を踏まえると防災の考え方を変える必要があるとして、頑丈で巨大な堤防を造る従来の手法から田んぼの遊水地化や堤防決壊を前提とした高台移転など発想の転換が求められる とコメントしています。また『朝日』13面の「耕論:豪雨列島の治水」では、山形大学の泰康範准教授は、主に住宅開発についてですが、危ない土地をさらに開発していく愚はやめるべき と指摘しています。 ⇒ 関連ページ

9月3日(b) 『南信州』7面 "区長会もペーパーレスに 高森町 タブレット端末を配布"。現状でも区長会を通じた住民への連絡事項は末端まで届いていないように思います。文書の場合はそのままコピーして回覧すれば良いけれど、デジタルファイルになると、タブレットから各区長がプリントアウトして回覧文書をつくるわけで、いっそう末端まで情報が届きにくくなるのではないかと思います。区長会をペーパーレス化するなら、区長会で使用したファイルをすべて町のHPで公開しなくてならないはずです。またデジタル機器を使えない町民もいることを考えなくてはならないはずです。ペーやパーな町民だってけっこういることを忘れてもらっては困ります。

9月3日(a) 『中日』12面 "高速バス守れ 14市町村連携 飯田・下伊那 感染症対策に資金援助へ" によれば、信南交通と伊那バスなどが共同運行する高速バスの4~7月の利用者は前年の1割だったそうです。花バスは4月初旬から高速バスを運休中。

9月1日(d) 『中日』11面 "中部空港の国内線 9月前年比49%減"。中部空港の9月の国内便の運行計画が1日あたり47往復で昨年9月から49%減。関連で『中日』8月31日3面 "オフィス空室率 じわり上昇 コロナ不況 増床や移転 ためらいも"。リニア関連の再開発事業について一部抜粋

9月1日(c) 『デモクラシータイムス』"【横田一の現場直撃】No76 アベ辞任!10月解散? 揺れる玉木は何処へいく/リニア、静岡しぶとく抵抗中 20200830"。27分あたりからリニアの話題。

9月1日(b) 佐久穂町で計画されていたメガソーラーについて事業者が採算に合わないと計画の中止を佐久穂町に伝える(『信毎』2面 "メガソーラー事業者「採算合わず」 佐久穂の計画中止")。

9月1日(a) 8月31日、JR東海は7月豪雨で不通になっていた飯田線の平岡駅と水窪駅間について10月中旬に開通する見込みと発表(『信毎』1面 "飯田線全線再開 来月中旬ごろに JR東海見通し")。


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