更新:2025/07/29
豊丘村・本山残土置場、7月27日
本山(ほんやま)の残土置場は、もともとはトンネル残土置場。ヒ素など重金属類を含む有害な残土(要対策土)置かないという話だったのに、最近になって一部に要対策土を埋立処分をしたいとJR東海は言い出しました。7月27日に見てきました。
「豊丘村内 発生土置き場(本山)における環境保全について 2019年8月(2021年6月21日 差替)」の 2-3 ページ 「図2-2 発生土置き場(本山)における盛土計画」に加工。
※ 図中の丸付き数字は撮影場所。
仮置きヤード(撮影位置①②)
上の地図で(残土の)「仮置きヤード」と書かれている場所は、現在は資材置場として使っているようです。ただし、土地を造成しているようなので、地面の下には残土が残っているのかも知れません。
① 南側。
① 南側。
② 北側。
② 北側。
最上流部(撮影位置③)
「仮置きヤード」と残土置場の間に鞍部があって、残土置場の一番上流は標高が約950m。
③ 伐採、伐根した木がおいてありました。
③
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③ 残土埋める谷(ジンガ洞)を含んで一帯は水源涵養保安林でしたが、残土を埋め立てる部分は2020年12月24日に水源涵養保安林指定が解除されました。しかし、一帯が豊丘村内の地下水の供給源になっていることに変わりはないので、要対策土を置くという計画は環境の立場に立てば非常識です。
撮影位置④
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④ こんなふうに樹脂製のパイプを埋めて盛り土内部の水を抜く設計。パイプの側面には小さな穴があいておりその穴を水が通る。樹脂製のパイプの耐久性とか、穴が目詰まりしないかなど心配です。だから、JR東海の説明は、パイプの周りを砕石で埋めて、その上に布団のように不織布のフィルターをかける仕組みなのでパイプの穴が目詰まりすることはない。しかし、不織布が目詰まりしたらどうなるの…って。なんか、ちゃんと考えいるのかなって感じがしますね。
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撮影位置⑤
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⑤ 最上流部のほうを見たところ。
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⑤ 水抜きパイプが途中で切れています。
撮影位置⑥
一番大きな支流の沢です。
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⑥ これで最終的な形というわけじゃないと思いますが、盛土の一部に崩れた部分が見えます。
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⑥ 残土置き場の道路を挟んだ反対側の斜面は、花崗岩が風化していて崩れやすい地質。
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撮影位置⑦
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⑦ バックホーの先に削岩機のようなものがつけてあります。
⑦ キャタピラ式のダンプカーの荷台は回転するようです。
⑦ 残土を締め固める、ローラーがあります。黒い管は、盛土の中の水を抜くためのパイプで周囲に小さな穴があいています。
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