更新:2025/08/07、2025/08/10 一部訂正

やらまいか提言箱

 当サイトで何カ所かでリンクをはっていた飯田市の「やらまいか提言箱」の投稿と市の回答のページ(下記URL)が、たぶん牧野市長から佐藤市長にかわったころからリンク切れになっています。たまたまキャッシュファイル(PDF)を見つけたので、掲載します。

http://www.city.iida.lg.jp/soshiki/34/teigen14-2-20-4.html

 当時、リニアに反対する仲間の集まりで、こういう内容で飯田市長に公開質問をしたらどうかと提案したら、そういう(品の悪い)ことはするべきでないと、仲間からたしなめられました。で、個人的に投書したというわけです…。

 確かに今みると、失礼な内容とは、どうしても思えないです。

 8月に入って、ワシントンDCとボルチモア間の超電導リニアの計画がボツになったというニュースが入りました。やらまいか提言でふれた橋山禮次郎さんは、リニア計画は目的が明確でないから上手くいかないだろうと指摘していました(*)。アメリカでは、環境影響評価の段階でボツになったのですが、橋山さんは、環境を重視していない点も上手くいかない理由としていたはずです。ともかく、アメリカでは上手くいかなかったのです。

* 「リニア新幹線計画を考える」、橋山禮次郎、2009年3月29日、JR東海労2009年春闘討論集会の講演。他に、『リニア新幹線  巨大プロジェクトの「真実」』(集英社新書、2014年3月14日)。

 ところで、2つ目の活断層についての質問。飯田市はJR東海の説明をそのままコピペして、「活断層は回避するか、やむを得ず通過する場合は、延長をできる限り短くする。…」と回答しています。最短距離で通過するのは断層に対して直交するわけなので、断層がズレるときにはズレ幅は最大になるはずで、一番危険な場合ですね。

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 実際には、直交しようが、ハスに通過しようが、断層破砕帯には幅があるので、ともかくルート上に断層があることが危険だという指摘に対するJR東海の見解がこれではどうしようもないですね。

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