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出来事・ニュース:2021年1月

延期:2月6日 新型コロナ感染拡大により延期。時期は未定との連絡がありました(1月18日)。 第6回 龍江の盛土を考える講演会。テーマ「竜江のリニア残土盛土計画を考える ~ 谷を埋める龍江の計画に対する考察」。講師:村松武さん。会場は飯田市龍江公民館大会議室。13時30分から(受付13時から)。コロナ感染防止の関係で先着50名となっています。詳細は必ず、案内チラシ で確認してください。

終了:1月30日・31日 「SDGs全国フォーラム長野2020」(オンライン、30日は10時から16時30分、31日は10時から15時、参加無料、要申し込み)。詳細は、長野県 > "SDGs全国フォーラム長野2020をオンライン開催に変更します"

1月30日(土)
 10:00-10:20 第1部 開会セレモニー
 10:30-12:20 第2部 SDGs時代のライフスタイルと持続可能な地域づくり
 13:30-15:40 第3部 SDGs推進における地方自治体の役割
 16:00-16:30 第4部 閉会セレモニー
1月31日(日)
 10:00-12:00 分科会① 世界の潮流とSDGs経営の新展開
 13:00-15:00 分科会② 気候変動に立ち向かう戦略とアクション

終了:1月28日 <長野県のリニア問題 そして長野県から見た静岡県のリニア(南アルプス・大井川)問題(続編) > JR東海による南アルプスへのリニア新幹線トンネルの宿舎建設など準備工事が始まった2018年9月19日、ただ一人、フリー映像ジャーナリストとして林道入り口でカメラを回し続けた金丸 宗さん。静岡県リニア専門家会議には長野県から毎回取材にきています。▼昨年11月26日、上記のテーマの「長野県のリニア問題」について第1回講演会が開催されました。今回は第2回目、続編で「長野県から見たリニア(南アルプス・大井川)問題」について再び、金丸宗さんを講師に迎え講演会を開催します。▼◎開催時刻:2021年1月28日(木) AM10:30 ~ 12:00 ◎開催形式:Zoomウエビナーとリアル会場。 オンライン参加登録は こちらから。/金丸さんが、上越新幹線の中山トンネルについて触れて、北川修三著『上越新幹線物語1979 - 中山トンネルスピードダウンの謎』(交通新聞社新書017)という本を紹介していました。非常に大きな帯水層があって山の中でルートを迂回させたためカーブがきつくなって160㎞/hに速度を落として運転しているけれど、リニアではそれができないという話。そういう水のある場所がルートを決める前にわかればいいのですが、切羽からの調査でわかった時には、リニアの場合は、もはや後の祭り。1000m先までの様子が分かったとしても、最小半径8000mの規格に合わせる場合は現在位置よりずっと後戻りしないと迂回できないはずです。たとえば、下の地図のような帯水層があったとして水抜きも止水もできないとすれば、迂回の余地もない。リニアのルートのこのカーブの半径は10000mです。できるだけ直線という条件があるのだからトンネルは避けた方が良いはずなのに、一方、日本ではできるだけ直線にということならほとんどをトンネルにしなくてはならない。まったく話にならない方式だと思います。
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なお、中山トンネルについては、国立国会図書館の発行する「レファレンス(The Reference)」(No.813、2018年10月20日)に、「リニア新幹線の整備促進の課題―トンネル工事が抱える開業遅延リスク―」という文書がのっています(関連ページ)。

終了:1月23日 スライド上映&トーク「夢のリニア建設現場の真相」。13時~15時。会場は、松川町の部奈の「珈琲十分」(松川町生田2939-2 = 松川町部奈の前田諏訪神社横)、入場無料、予約不要。講師:宗像充氏。主催 大鹿の十年先を変える会(0265-39-2067)。⇒ 詳細

終了:1月19日 第35回あち自由大学講座、「森を育てる~日本の森林の課題と展望」。講師:信大名誉教授・野口俊邦さん。参加費100円。午後7時から阿智村中央公民館で。問合せは、北原さん(43-2212)または絹山さん(090-7263-3946)(『南信州』7面 "森林の課題学ぶ あち自由大学講座")。

以後の予定は、トランプ大統領が世界を道連れにと核のボタンを押してしまった場合、またはコロナの感染状況によっては、中止になる可能性もあります。(2021/01/14)

終了:1月11日 松本で電磁波についての学習会。リニア関連ではないですが、テーマは「5Gの光と影 健康影響について」。講師はNPO法人市民科学研究室・上田昌文さん。13時30分から。松本勤労者福祉センター。オンライン聴講可能。定員66人。500円。9日までに要申し込み。電話 050-7580-2578。(『信毎』12月24日19面 "講座・講演会 中信")。


1月31日(g) 『静岡新聞』 "水利調整「互譲の精神」 限りある資源、今も苦心【大井川とリニア 第5章 渇水から考える ①痛み伴う流域】"。

1月31日(f) 『朝日』25面文化文芸欄 " 緊急事態とは?「宣言」でうやむやに 金田一秀穂 落としどころ探しの弊害"(web版)。(1)「何かを言うことそのものが何らかの行為になる、という考え方がある」 ⇒ 宣言を出したこと自体が一つの行為で内容の真意は問題でなくなる ⇒ 「もう、決まったことだから」 (2) 背景には、日本人に特徴的な「落としどころを探す」という発想があるAとBという問題に対して、Cという新たな解決策をつくる西洋的な発想でなく、AとBの中間で、どこか折り合えるところを探す誰もが賛成するのではなく、「誰からも文句をいわれない」ことを目指す (3)日本人は世間を重んじ、「きちんとする」「しっかりやる」といった言葉を多用するという。… 『周りから見て文句を言われないように』ということ (4)落としどころを探るのに有効なのが、会食だ (5) 日本語のこういう性格は 「…場当たり的にならざるを得ない。決断できない政府の言うことがあてにできなくなり、自分で考えるしかなくなった、そういうのが現在の状況ではないか」 ▼ 金田一さんは、(1)から(5)のことを、コロナ対策についていっているんですが、リニアについてもいえるようです。(1)期成同盟会を昭和48年に結成したから、認可されたんだから、準国策なのだから (2)『ベニスの商人』にでてくる肉を切り取っても良いが血を一滴たりとも流すなという判決のような論議になっている大井川の問題でも「落としどころ」という言葉が出てきますね、環境影響評価が計画段階(戦略的)評価でないこと、Aルート、Bルートという案がたぶんあったのにCルートに最初から決まっていたという不思議も(上越新幹線の中山トンネルは「当て馬」が本命になって失敗) (3)JR東海さんは、質問に具体的な説明や回答をするよりは、「きちんとする」「しっかりやる」ということが多い (4) 会食については、ちょっと意味が違いますが安倍晋三さんと葛西敬之さんは一時期頻繁に会食していました (5)やめるべき状況にあるリニア、だれがやめると言い出すのか。住民か沿線の自治体の首長か地方議会しかないのかな? 国会議員は? マスコミは?

1月31日(e) 『南信州』2面 "CATVを光回線化 松川町 町3セクが自社構築で"。高森町も設備が老朽化しているはず。昨年11月末でテレビと告知放送だけ残してネット接続を廃止しました。民間のネット接続環境が良くなったからが理由でした。 飯田ケーブルテレビの光キャストビジョンやNTTから伝送路のみ借り受ける方法なども比較検討した結果、利用者負担や町の公共メディアとしての役割を考慮し、自社構築方式に決定 したそうです。高森町との違いは「利用者負担」という視点があるかないかという点かな。

1月31日(d) 『南信州』1面 "豊丘2工区で年内掘削へ 伊那山地トンネル 残土置き場など準備進む"。

1月31日(c) 『CGTN』 "Live: A closer look at China's super-fast maglev locomotive"。成都の西南交通大学で開発中の磁気浮上式鉄道のレポート。高温超電導物質を採用。浮上の原理としては、「ピン止め効果」を応用。超電導リニアの誘導反発方式や、トランスラピッドやリニモのような吸引電磁方式のような一般的な磁石の作用、反発力とか吸引力を用いたものでなく、超電導状態の物質に固有の「ピン止め効果」を利用。ただし、軌道面に永久磁石を引き詰める必要があるので、コスト的には大変なことに変わりない。冷凍機のための電力を車体に送る必要もあります。車体の下部に車輪がついていますが、車体は明らかに浮上しています。なお、鉄道総合技術研究所の "最近の海外における磁気浮上式鉄道の研究開発動向" に、…研究室レベルのものも含めて、磁気浮上式鉄道の研究開発について触れる として、超電導バルク体によるピン止め浮上を利用した方式に関しては、"Maglev Cobra" がリオデジャネイロ国立大学キャンパス内の有人線で運行を継続している。また人が乗れる規模のレーストラック状の試験装置(全長45m)が、西安交通大学内に設置されている。…高性能永久磁石の材料の一つである希土類を豊富に産する中国では、本方式の研究が盛んである。と書かれています。ついでに、「まとめ」に、実用化に関しては米国・欧州と東アジアの同行は対照的であり、欧米では磁気浮上式鉄道に対して国の積極的なサポートはないようであるが、アジアとりわけ中国では磁気浮上式鉄道の産業育成も念頭においた国家レベルの強力なサポートがみられる。…本稿では営業線の運行状況から夢物語のような話まで、海外の磁気浮上式鉄道に関する話題を広く紹介したが、本件に興味のある読者の参考になれば幸いである とも。また、この話題とは直接関係ないですが、実用的なEMS方式(*)の鉄道は制御理論と半導体電力変換素子の技術が進展する1970~1980年代頃に現在の形に近いものが現れた。…営業路線があるものはEMS方式のみであり、超電導EDS方式(**)については国内で営業線が建設されつつある段階である。 といっています(* 上海リニア=トランスラピッドやリニモの方式。** JR東海の超電導リニア)。つまり、時速500㎞という性能の目標が同じなので超電導リニアはトランスラピッドに遅れをとったといえます。

1月30日(b) 『中日』1面 "北陸新幹線開業遅れで改善策 第三者委が工程確認 鉄道運輸機構"。

1月30日(a) JR本州3社の連結決算について:『信毎』7面 "JR東、純損失4500億円 21年3月期予想下方修正 感染再拡大が影響"、"JR東海は1114億円の赤字 20年4~12月期 新幹線利用低迷で"。『中日』8面 "JR東海赤字1114億円 20年4~12期決算"。『日経』13面 "JR東と西、最終赤字 10~12月、コロナなお重荷 JR東海は黒字確保"。『日経』は10~12月期について書いているのでJR東海は黒字になっています。しかし、2021年1~3月の予測は、2020年4~6月期程度の赤字。各社とも4~12月で減ってきた赤字幅が1~3月期の予測では再び増加しています。

1月29日(b) 『中日』が14面に、(1)"進む建設 変わる地域 住宅など370軒が移転対象 リニア 飯田の用地交渉 ヤマ場"、(2)"リニアで変わる 街の記憶(1)伝統の型染め 絶滅寸前 上郷・北条地区 筒井克政さん(73)"。(1)きじによれば、駅周辺では、ところどころで更地になった土地もみられるが、移転対象は約100軒で、約70軒の移転先がきまっていない。アクセス道路の整備関連も合わせると約370軒が移転対象。(2)型染めの工場は全国でも10軒ほど、そのうち2軒が北条で移転対象に。伝統的な産業を守ることと、「千載一遇のチャンス」とメガリージョンのトリクルダウンに期待するのとどっちがまともか、ちゃんと考えた方が良いと思います。廃業はしたくない。補償額も最近提示されたが、びっくりするぐらい安い。 市民には、大変だということを知って、できることなら応援してほしいですね。

1月29日(a) 『南信州』1面 "リニア計画 今年の展望 JR東海 古谷担当部長に聞く(下)"。▼本山と戸中の残土捨て場について、本山と途中の発生土置き場は、当社で用地を取得する。必然的に当社が将来にわたり管理をすることになるので、きちんと管理をしていく。 「鉄道用地」という「名目」で保安林指定の解除をしてもらったのだから当たり前ですが、これまでどおり、残土をおかずに、地元の住民や長野県が管理し続けるのとどちらが安全か。これは豊丘村民がきちんと考えるべきことだと思います。▼壬生沢工区は時期をお話できる段階ではない。 壬生沢川に橋りょうを架けその先に100m程の短いトンネルを掘らなくてはならないのですが、工事のヤードの場所や川の流れの変更などけっこう面倒くさいことになっています。また、伊那山地トンネルは本坑口からも掘削する計画だったのに工事ヤードの場所がなく戸中斜坑から掘り下げる計画に変更している。これも飯田市が北条地区に中間駅をもっていったのが原因。JR東海の段取りが悪いだけが理由ではないのです。であるのに、2027年に開業してもらわないと困るなどと言えた義理かと思います。▼20年は着実に工事、計画を進められたと思っている。… 7月豪雨以後半年も肝心の南アルプストンネルの掘削工事が除山・釜沢斜坑で中断し、小渋川斜坑でも掘削ペースが非常に落ちたのに…。

1月28日(b) 『南信州』1面 "リニア計画 今年の展望 JR東海 古谷担当部長に聞く (中)"。南アルプストンネル長野工区の進み具合について「昨年6月末時点」の数字を上げています。除山斜坑が1870mの7割、釜沢斜坑が350mの3割、小渋川斜坑先の本坑部分の先進坑1600mの約4割。除山は2017年11月1日からの972日で1309mなので1か月当り40.4m。小渋川斜坑先の先進坑部分は2019年8月23日からの312日で640mなので1か月当り61.5m。釜沢斜坑は2020年3月3日から119日で105mなので1か月当たり26.5m。小渋川斜坑先の先進坑部分は当初の見込みの1か月当り約60m弱のペースを上回っていますが、12月11日の大鹿村リニア連絡協議会席上でも約4割の進捗と報告されているので、12月10日までの475日で計算し直すと、40.4mになってしまいます。除山斜坑について同様に計算し直すと1135日で1309mなので1か月当り34.6mです。かなり難しいと言えそうな当初の見込みの1か月60mで掘削しても開業は2030年より先になる可能性が非常に高いといえます。これから土被りは大きくなることから1か月当り40mのペースも維持できるかどうか? 小渋川橋りょうについては「設計を進めてる段階」。伊那山地トンネルの青木川工区は2020年7月17日に掘削を開始して600mのうち約3割を掘削したといっているので12月10日時点(12月11日の大鹿村リニア連絡協議会も同じ数字)として146日なので約37m。金子社長や宇野社長のいう1か月当たり100mという数字は無理。

1月28日(a) 『中日』12面 "リニア代替地整備計画 住民移転5月にも開始 飯田 コロナや災害で遅れ"。

1月27日(a) 『南信州』1面 "リニア計画 今年の展望 JR東海 古谷担当部長に聞く (上)"。リードに「(一部は1日付けに掲載)」としています。元旦の4面に古谷部長へのインタビューがあって、その続きです。紹介するのを正月ボケですっかり忘れてましたが、1日紙面はほかに、1面から5面まで使って、リニアの工事の県内全般の進み具合とか地元名士の座談会など掲載しています。1日の1面には、松川工区の桟橋がもう一息で上下がつながる様子がわかる、航空写真が掲載されています。古谷さんは、天竜川橋梁は渇水期にしか工事ができないといっています。今月着工(実際は数日前)し5月までに川の流れを変える工事をして、10月から本格工事に入ると説明しています。まずピアー(橋脚)の設置工事から始めるだろうと思います。こんなふうに工事ができる時期に制約のある工事もあるわけです。また、5月までに流路の変更が終わっても、6月から9月の間に洪水で流路が変わる可能性がないとは言えません。リニアが失敗すると、天竜川のなかに橋脚だけが数本たっているという風景は、これはこれである意味で記念碑になるかも知れません。

1月26日(a) 『信州 NEWS WEB』"リニア橋建設着工 開業めど未定"。天竜川橋梁の準備工事が天竜川左岸ではじまったというニュース。JR東海は「長野県内の工事はペースを緩めない」として、すでに作業用トンネル掘削などを行っていて、開業のめどが立たないなか、工事が進むことになります。/『南信州』27日1面 "リニア中央新幹線 天竜川橋梁の準備本格化 中州の立ち木伐採始まる"、『信毎』27日2面 "(リニアのゆくえ) 天竜川橋りょう準備工事始める JR東海"。『信毎』はしばらく前からリニア関連記事に「リニアのゆくえ」というタイトルを付けています。リニアはできるかできないか、あやしいものだという意味なんでしょう。近所の爺さん達でも「あんなもの誰ものりゃーせんわ」という人がけっこういる。何が何でも東京へ行かなければならない役割の人なんて非常に少ないわけです。飯田市長選で佐藤さんが牧野さんの倍の票をとったのもリニアに期待していない人が実は多いということなんだろうと思います。

1月24日(a) 『信毎』3面 "リニア 溝埋まらぬまま 静岡県とJR 環境対策巡り 長野県内工事も遅れ 豪雨など影響"。リニア県内駅が建設される飯田市の佐藤健市長は、JR東海と静岡県との対立について「どういう見通しでこれから事業が進んでいくのか、JRに説明を求めていく」と強調。静岡県に対して何らかの働きかけをする可能性については「内政干渉になる」と否定している。  『信毎』25面 "リニア静岡工区 対応は トップインタビュー 金子慎・JR東海社長 水問題解決し早く次へ 川勝平太・静岡県知事 ルート 凍結の選択肢も"。(川勝知事への質問)―事業自体は否定しないのか。「日本の技術をどう生かせるか考える時だ。相手は自然。簡単に議jつで克服できるものじゃない。ルートを決めたのは人間だから、凍結する選択肢も持った方が良い。 ―有識者会議の結論が出たらどうするのか。「腹の中にパイプを通して元の体と同じとはいえない。必ず影響が出る。最後は大井川流域10市町の理解を得る必要がある。もともと長野県中部を通る案もあった。リニアが松本空港と一体になれば日本の役に立つ。蹴られた案を元に戻すのは勇気がいるが、立ち止まって考えるべきだ」

1月23日(d) 『信毎』26面 "三遠南信やリニア見据え 名古屋の朝日産業 飯田市内に新工場"。

1月23日(c) 『日経』11面"半導体不足、トヨタも影響 部品調達、揺れる車優位 スマホに買い負け"、8面 "「お得感経済」と半導体不足(中山淳史)"。

1月23日(b) 『朝日』27面 "ムーンライトながら 運転終了"。JR東とJR東海が運行していた東海道本線の夜行快速が廃止に。高速バスに押されたとの理由。ヨーロッパでは気候温暖化防止に有利な夜行列車が見直されているそうです(『東洋経済オンライン』2019年8月17日 "欧州で「夜行列車復活」の機運、日本の鉄道は? 廃止した各国が運行再開検討、新規参入も"、『朝日』2019年8月22日 "欧州で広がる「フライトは恥」 夜行列車が人気、背景は"、『赤旗』2020年12月11日 "欧州で夜行列車増便へ 気候にやさしく")。磁気浮上式鉄道が「過去の人」となったヨーロッパ。どうも日本は周回遅れになっているのではないかと思います。

1月23日(a) 『南信州』7面 "「リニア対策課」設置へ 松川町 4月に組織再編方針"。

1月22日(a) 夕方、豊丘村の図書館から電話がありました。新型コロナ感染拡大の対策の対応で2月7日まで利用できるのは豊丘村民に限定するとのことでした。安倍政権も菅政権も、感染状況を把握して対策をとるというごく当たり前のやり方をやって来ませんでした。政府の対策が無策なので、地域の自治体はこういう対策しかできないのでしょう。一方、どこで感染したかとか、誰がといった詮索をするなと対岸の自治体は、なんかそれだけを呼び掛けています。今のやり方では、皆が疑心暗鬼になってしまい、防衛策の一つとして、詮索したくなるのは無理はないことで、大元にある菅政権のやり方は非常にマズイと思います。とはいえ、安全の確証が個人としてない以上、できるだけ出かけない以外やることはないのかなと思います。ということで、今後予定のオンライン以外の集会などはパスということになりますね。コロナのことで皆心配しているのに、用地交渉になんか来るなといっている地権者も昨年初めころからいるそうです。また、休業補償や検査費用などけっこう予算も必要です。リニアどころじゃない、リニアなんてどうでもよい、本当に大事なことは何かということが、自治体の職員や理事者や議員(特に自民系の○○な議員さんたち)の皆様方にお分かりいただけると良いのですが。

(https://www.nanshin-lib.jp/toyooka/osirase.html)
― 図書館のご利用について(新型コロナウィルス感染拡大防止) ―
1月21日(木)~2月7日(日)(状況により変わることがあります)  
・感染状況を鑑み、誠に残念ながら上記の間、弊館のご利用は、豊丘村在住者(1時間まで)に限らせていただくことになりました。(弊館でお借りになった本の返却は承っております。返却ポストもご利用ください。)
・体調の悪い方は、来館をお控えください。
・入館時は、マスク着用、手指消毒、距離の保持を再度ご確認ください。
ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

1月21日(d) 『赤旗』4面 "東京外環道工事の地下空洞 調査結果の詳細公表を 山添議員ら国交省に要求"(web版)。

1月21日(c) 『信毎』7面 "国内短信:JR東海社長「リニア凍結する考えはない」"。JR東海の金子慎社長は20日、名古屋市内での定例記者会見で、静岡県の川勝平太知事がリニア中央新幹線の工事凍結を訴えていることに対し「意味が理解しがたいところがある。凍結する考えはない」と反論した。「国が設置した有識者会議で流域の懸念を解消していくことが大事だ」とも述べた。この日発表した昨年12月の東海道新幹線の利用者数は前年同月比61%減だった。今年1月に緊急事態宣言が発令されたことにより、1月の利用者数は19日までで前年実績比73%減とさらに減少しており「大きな影響を受けている」と強調した。ただ「今の段階で業績予想を変えるという気持ちにはなっていない」とした。/『静岡新聞』 "「工事凍結考えない」 JR東海社長、知事発言に【大井川とリニア】"。/「意味が理解しがたく」という言い方はちょっと失礼だと思います。これも 「JR東海の「頭を下げない体質」。たいして親しくもない人に向かって「意味不明」と反論したらケンカになるでしょ。

1月21日(b) 『中日』29面 "R西が2度目帰休"、『日経』15面 "JR西、来月に2度目の一時帰休"。

1月21日(a) 『中日』30面 "東海道新幹線の利用実績73%減 1-19日、昨年同期比"、『日経』15面 "東海道新幹線、年始利用73%減"。

1月20日(b) 『南信州』6面 "飯田市 循環線にEVバス導入 3者連携し実証運行開始"。

1月20日(a) 『週刊ダイヤモンド』1月23日号、「特集:航空・鉄道 最終シナリオ」。47ページのコラム 「リニア新幹線計画を阻む JR東海の『問題カルチャー』」。JR東海の「頭を下げない体質」…「JR東海は、国交省が出てくると、すっと後ろに回って身を縮める。そういう当事者意識の薄さ…」…エリート人材を多く抱えるJR東海。しかし、「汗をかくのは苦手」という問題カルチャーが巣食っている…

1月19日(e) 『静岡新聞』 "牧之原の産業、工事影響懸念 市議会が研修会【大井川とリニア】"。

1月19日(d) 『静岡新聞』 "国交省専門家会議 第7回議事概要【大井川とリニア】"。

1月19日(c) 『静岡新聞』 "知事の工事凍結要求 流域市町半数超、否定的【大井川とリニア】"。

1月19日(b) 『中日』18面 "土石流の可能性などJRに提示求める声 残土計画で県技術委"。

1月19日(a) 南信州広域連合会議で飯田線のリニア乗り換え新駅計画の中止について飯田市長が説明(18日)。13町村の首長から異論はなし(『信毎』21面 "新駅構想取りやめ 説明 飯田市長 広域連合会議 異論なく"、『中日』18面 "乗り換え新駅取りやめ 飯田市長説明 南信州の町村長 賛成相次ぐ"、『南信州』20日1面 "南信州広域連合 設置取りやめに異論なし 乗換新駅巡り佐藤市長意向"(web版))。

1月18日(b) たまたま行き会った釜沢にお住いの方から聞いたのですが、除山斜坑、釜沢斜坑でトンネル掘削が今週から再開されたとのことです。 ⇒ 続きを読む /『信州 NEWS WEB』"リニア 豪雨で休止の掘削再開へ" / 『信毎』19日2面 "大鹿の作業坑口 半年ぶり掘削再開"(web版)、『南信州』19日1面 "除山と釜沢の掘削再開 リニア南アトンネル 7月豪雨災害から中断"。/『中日』20日13面 "7月豪雨 県道被災で中断 大鹿2カ所で掘削再開 JR東海"(web版)。

1月18日(a) 『AFP BB ニュース』14日 "高温超電導高速磁気浮上式鉄道車両のプロトタイプ公開 設計時速620キロ"、16日 "時速620キロ、中国の高温超伝導高速リニアモーター試作車が完成"。 ⇒ 続きを読む

1月17日(b) 『中日』20面 "リニア駅周辺計画見直し求め提言書 飯田市長に住民団体"。飯田市内の住民団体「伊那谷の新しい地図を作る会」が、リニア駅周辺整備計画などの見直しなどを求める提言書を飯田市長に提出(15日)。 同会の早川大地代表(39)は、名古屋鉄道(名古屋市)が昨年、名古屋周辺の再開発事業の見直しを表明したことに触れ、「南信州にもそういった動きが必要。もう一度市民目線で検討しべきだ」と訴えた。佐藤市長は「社会情勢に合わせ、都市計画が陳腐化しないようやっていきたい」と答えた。 飯田市議会が市財政との関連で高岡市を視察するなど、コロナ感染拡大のはるか前から駅周辺整備ついては住民の間では批判的な見方が根強いと思います。いま市民の目線でということなら、リニア開通はないものと思った方が良いという視点があったはずです。/『南信州』21日2面 "飯田市 高さ制限再検討求め リニア駅周辺整備巡り提言書"。

1月17日(a) 『日経』2面 "駅前再開発、コロナの影 感染対策で延期相次ぐ 福井や神奈川・厚木 にぎわいづくりに暗雲"(web版)。新型コロナウイルスの感染拡大で各地の駅前再開発の延期や見直しが相次いでいる。感染予防対策の追加や解体工事の遅れなどで、駅周辺の新たなにぎわい創出に暗雲が垂れ込める。工期が延びれば人件費などがかさみ総事業費の膨張につながる。コロナが地域経済を圧迫するなか、大型事業は再考を迫られている。

1月16日(h) 『静岡新聞』 "リニア 国土交通省専門家会議 議事詳報⑦"。

1月16日(g) 『静岡新聞』 "流量予測、データ不足課題 国交省専門家会議【大井川とリニア】"。

1月16日(f) 『中日』25面 "リニア工事差し止めJR東海棄却求める 静岡地裁、初弁論"、『静岡新聞』 "JR東海、争う姿勢 リニア工事差し止め訴訟初弁論"。 ⇒ 訴訟原告団のHP:静岡県内リニア工事差止訴訟の会 / 『赤旗』17日4面 "自然破壊など山積 リニア工事差し止め訴訟初弁論 静岡地裁で原告"。

1月16日(e) 『中日』9面 "東京集中是正へ提言 名商と中経連 政府機能の分散 提案"。

1月16日(d) 『赤旗』11面 "大井川流量減少に懸念 譲れぬ「命の水」議長ら共感 リニア問題で党と懇談"。

1月16日(c) 『赤旗』13面 "住宅街地下また空洞 東京・調布 外環道工事の直上"(web版)

1月16日(b) 『信毎』26面 "電気バス実証運行開始 飯田市、環境負荷低減効果探る"。リニア駅と座光寺駅を結ぶ交通手段としての利用も考えられている電動バスの実証運行が始まる(15日)。

1月16日(a) 『信毎』8面 "JR東海が初の一時帰休 1日当り400人 業務減で"、『日経』5面 "JR東海、民営化後初の一時帰休"、『赤旗』5面 "一時帰休実施1日400人規模 JR東海25日から"、『中日』3面 "JR東海 400人一時帰休へ 業務減少 25日から、組合に提示"、『朝日デジタル』15日 "JR東海、400人規模の一時帰休へ 主力の新幹線低迷"。JR東海が民営化後初の一時帰休の実施を組合に提案(15日)。JR東海 > "一時帰休の実施について"

1月15日(g) 『静岡新聞』 "取水制限 農工業の渇水不安に拍車 「JR工事 流量維持を」【大井川とリニア】"。

1月15日(f) 『南信州』1面 "飯伊14市町村 マスタープラン作成へ 公共交通計画素案パブコメ"。 素案は、… 続きを読む

1月15日(e) 『日経』1面 "郵船、鉄道で車輸送 欧州向け、CO2排出半減"。日本郵船が自動車の輸出ルートの一部を船から鉄道に変えるというニュース。中国大陸を横断する列車で欧州へ運ぶ。

1月15日(d) 『朝日』17面 "神戸発1便欠航 松本空港"。神戸から松本空港へ来るはずのFDA飛行機のコンピュータの部品交換に時間がかかって1便が欠航。超電導リニアでは、伸縮式乗降装置とか、低速時に使用する車輪の出し入れ装置とか、超電導磁石の冷凍機など、コンピュータの部品よりは故障の確率が高い部分が多いので、運休することがかなり起きるのではないかと思います。飛行機より多いかもしれない。

1月15日(c) 半導体関連の記事。『信毎』7面 "半導体不足 車減産相次ぐ PC向けなど需要拡大 争奪戦に 影響長期化の恐れ 回復傾向の経営に打撃"。車も移動手段。人が移動せずに済ませることが意外に多いことが分かってきたからなのかどうか?

1月15日(b) 『朝日』17面 "松本波田道路の建設反対の団体拠点設置 ルート予定地近く"。

1月15日(a) コロナ関連のニュース。『朝日』1面 "コロナ 地方でも拡大 熊本・宮崎・沖縄「緊急事態」並み"、2面 "時々刻々:感染列島 深刻"。『信毎』27面 "南信州圏域広がる不安 県独自感染警戒レベル引き上げ・医療非常事態事業"。地域にとって本当に役に立ってきたのか疑問な点も多々あるのですが、中央との太いパイプだとか、東京都のつながりを重視する立場からはリニアや新幹線は必要と考えるのだと思うのです。しかし、感染を速やかに全国に広げる作用もあるはずです。『信毎』9面 "長電、上下各10本程度減便 春のダイヤ改正 終電繰り上げも"。

1月14日(e) 『静岡新聞』 "大井川15日から取水制限 上水道は7市、昨秋からの少雨影響"。

1月14日(d) 『朝日』28面 "首都圏終電 最大30分繰り上げ 20日から当分の間"。終電繰り上げをめぐっては、もともと深夜帯の乗客数が少ないことから、鉄道関係者の間では「どれだけ感染拡大を防ぐ効果があるのか」と疑問視する声が強い。だが、「国や自治体の要請をむげにできない」(私鉄関係者)と実施に至った。

1月14日(c) 『信毎』29面 "新宿や大阪方面 高速バスを減便 アルピコ、4路線を"。アルピコ交通は、松本、長野、諏訪と新宿の間、松本と大阪の間の高速バスを減便すると発表(13日)。

1月14日(b) 『中日』9面 "コロナ禍 どう読む2021 (7) 名古屋鉄道 安藤隆司社長 変化見極め 知恵の勝負"。必要とするのは変化を「見極める力」。コロナ収束後、いったん縮んだ需要が戻る際に、膨らむ部分は今までと違うと分析。「既存事業でも今まで通りに戻る部分と戻らない部分がある。変化を見極め、ニーズに合わせてウエートを移していくことが必要だ」。 2022年度に着工予定だった名駅地区の再開発は、新型コロナによる社会環境や需要の変化を見定めるため着工を延期。…「これまで名古屋都心部が注目されてきたが、今はコロナで生活圏が小さくなっている。沿線各地にある中核都市の開発こそ、時代にマッチしているのではないか」と意欲を示す。

1月14日(a) 歴史探偵の半藤一利さんが死去。『中日』に評伝(=『東京新聞』13日 "「国民的熱狂をつくってはいけない」半藤一利さんが残した昭和史5つの教訓)。

  1. 国民的熱狂をつくってはいけない。そのためにも言論の自由・出版の自由こそが生命である。
  2. 最大の危機において日本人は抽象的な観念論を好む。それを警戒せよ。すなわちリアリズムに徹せよ。
  3. 日本型タコツボにおけるエリート小集団主義(例・旧日本陸軍参謀本部作戦課)の弊害を常に心せよ。
  4. 国際的常識の欠如に絶えず気を配るべし。
  5. すぐに成果を求める短兵急な発想をやめよ。ロングレンジのものの見方を心がけよ。

リニアについて言えば:

  1. リニアは伊那谷の悲願、千載一遇のチャンスというスローガンのもと、リニアの問題点について広く論議できなかったこと。メガリージョンが日本経済をリードする…。
  2. リニア任せ、三遠南信まかせの地域づくり。もっと地味な歩みが成果を生んでいるのに気が付かないこと。
  3. 例えばJR東海+長野県+沿線市町村長との意見公開が非公開など、外の声に耳を傾けようとしないこと、身内だけで片付けようとすること。国鉄時代にできたリニア村。
  4. 世界は最高速度よりは環境重視の時代に。磁気浮上式鉄道はヨーロッパでは過去の人。
  5. 実用化にほど遠い超電導リニアを実用化できると判断したこと、十分事前調査を行わずに始めた建設工事も、短兵急といわざるを得ません。

1月13日(e) 『静岡新聞』 "公開の静岡県会議で議論を 知事、JRに「住民理解大事」【大井川とリニア】"。

1月13日(d) 『朝日』7面 "けいざい+ 東電「国有化」の実像 (1) 事故免責求めたが「通りませんよ」"。原子力損害賠償法では、その損害が異常に巨大な天災地変又は社会的動乱によって生じたものであるときは、この限りではない」。つまり、理由によっては、例外的に電力会社の責任を免除するという、いわゆる免責規定だ。。福島原発では津波がくる地域なのに地下に配電施設があった東電のミスが原因なのでこの規定には当たらないというのが当時の民主党政権に見方。リニアの残土置き場を谷筋にすると言うのは、自然の摂理に反する行為だから危険という指摘があるのに、さらに、100万立米を越す盛土を行った前例がないのに、また、危険性を指摘されるたびに設計を変えて提示することが行われているのに安全だという。そして、大きな自然災害の時には、ほかの場所でも災害が起きるはずなので、万一事故がおきてもJR東海の責任とは言えないと思いますと説明会でいっていたのを思いだしました。東日本大震災を「異常に巨大な天災地変」に当たると主張した東電に似ています。

1月13日(c) 『日経』12面 "緊急事態宣言 客足鈍る 3連休、航空・鉄道8割減 9~11日 ビジネス利用にも影響"、2面 "20日にも終電繰り上げ JR東、私鉄も足並み 15~30分"。

1月13日(b) 『赤旗』4面 "長崎 石木ダム建設に反対 座り込み1000回 「住民の人生を丸ごと奪う」 支援の輪 全国から抗議"。

1月13日(a) 表層の薄皮一枚は別にして深層では時代は動いていると感じさせる出来事。12日告示の大鹿村長選に熊谷英俊さんが無投票当選(『信毎』"大鹿村長に熊谷氏 無投票初当選")。同時に行われた村議補選で大倉寛さんが無投票当選(『南信州』12日 "熊谷氏無投票当選へ")。 ⇒ 「美しい村」の議員日記 2021年01月12日 "村長選・村議補選"

1月12日(a) 『朝日新聞ニュースレター』の件名は "7年8カ月の最長政権 官邸主導の功罪は"。「7年8か月」という数字。12月14日にJR東海の宇野護副社長が着工の許可さえでたら静岡工区の工事は7年8か月でできるはずだったと説明した数字と同じ。最後、安倍さんはどう逃げだしたのか、そして今も逃げまくって、責任を人になすりつけようとしている。改めて「7年8か月」という数字のいい加減さを思いました。リニアもこんな風に終わるんじゃないかと…。

7年8カ月の最長政権 官邸主導の功罪は
 「1強」と呼ばれた安倍政権は、強い官邸をめざした政治改革の到達点だった。しかし、それは官僚の萎縮などの副作用を生んだ。最長政権の官邸主導の功罪に迫る連載が始まります。
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1月11日(a) 『赤旗』11面 "北海道新幹線 延伸工事中止せよ 環境基準270倍超 ヒ素含む残土いらない 「命守れ」声ひろがる"。

1月10日(a) 『中日』12面 "リニア 追い風にできるか 大鹿村長選12日告示 村政の課題は 進む人口減…2040年目標は約750人"。

1月9日(e) 『静岡新聞』"静岡・千石で追加地質調査へ 「直下」は含まれず【大井川とリニア】"。

1月9日(d) 『中日』8面 "コロナ禍 どう読む2021 (5) JR東海 金子慎社長 収束後へ サービス磨く"。直接人とあっても、これまで各地で行われてきた、JR東海の説明会のようなやり方では「信頼感を醸成したり共感を得たり」はできないと思います。

1月9日(c) 飯田市は、12日から、リニア駅周辺で移転対象の住民について集合住宅への移転の希望について再調査を始める(『信毎』23面 "集合住宅へ移転 住民に意向調査 飯田市 12日開始"、『中日』16面 "集合住宅の需要 再調査 飯田・北条 住民要望受け12日から"、『南信州』1面 "飯田市 住民意向12日から再調査 リニア関連移転の集合住宅巡り")。

1月9日(b) 『南信州』2面 "町中心部の通行避けて 松川町 残土運搬で商工会が要望"。

1月9日(a) 8日、JR東海は1月18日から2月28日までの間の東海道新幹線について臨時列車のすべてを運休とし全体で便数の10%を削減をすると発表(『中日』9日29面 "新幹線運行1割減 JR東海")。

1月8日(a) 『NHK第一ラジオ』の朝7時台のローカルニュースの一番最後にリニアについてのニュースがありました(『信州 NEWS WEB』01月08日 08時01分 "リニア“県内工事ペース緩めず”")。静岡は遅れているけれど、長野県内の工事の状況は53㎞のうち87%で工事契約が結ばれたとか、大鹿の南アルプストンネル工事は7月豪雨で影響を受けたが引き続きトンネル掘削を進めるなど…という内容。ニュースというほどのことじゃないですが、なんとなくリニア計画は進んでますよという印象を与えるものと感じました。しかし事実は違う。「53㎞のうち80%で工事契約が結ばれた」というのは必ずしも実際の工事の進み具合を示すものじゃないと思います。南ルプストンネルは一番肝心の除山斜坑のトンネル掘削の再開の目途がたっていないし、3つの斜坑の内で掘削が行われているのは小渋川斜坑(現在は先進坑部分の掘削中)だけでそれもなかなか苦労しているみたいですねというのが地元の住民のもっている印象です。明り部の用地交渉も進んでいないし、駅周辺の住民の反発は増すばかりといった感じです。残土の処分先も確定したといえるものはせいぜい25%以下。

1月7日(e) 『信毎』5面の社説 "大深度地下工事 技術への過信はないか"。(1)長野県内でも、リニア新幹線のトンネルが「市街地」の地下を通過する部分があります。しかも、シールド工法で。(2)本当の問題は、トンネルを掘れば必ず地上に影響があるという点です。大深度だからということではない。(3)「さいわい」長野県内では、リニアのトンネルは、山岳トンネルも市街地の地下のトンネルもあります。工法もNATMもシールドもある。トンネル掘削を原因とする水資源への悪影響の問題、市街地の地盤沈下・陥没などの問題もある。この社説は(1)から(3)を忘れています。

1月7日(d) 学術会議の問題で抗議声明をでしたイタリア学会の会長・藤谷道夫さんへのインタビュー記事(『中日』2面 "民主主義のあした(4)数ではなく 論理こそ力 学術会議問題で抗議声明執筆"、『赤旗』1面 "発言2021 神官政治に逆戻りか 慶応大学教授・イタリア学会長 藤谷道夫")。

1月7日(c) 『南信州』1面 "大鹿村の展望(下) リニア工事と道路改良 大鹿村村長選挙"。

1月7日(b) 『信毎』8面 "鉄道機構、北陸に新組織"。

1月7日(a) 年末年始の東海道新幹線の利用者は前年の32%、152万人(『朝日』24面 "年始年末のJR利用 前年比32% 新幹線や特急"、『日経』13面 "JR、年末年始68%減 新幹線や特急利用 貴省・旅行自粛で")。

1月6日(a) 『信毎』8面 "調布の道路工事と同じ工法 リニア 用地交渉難航 神奈川"、『中日』3面 "リニア神奈川県駅 交渉難航 用地取得、陥没不安で進まず"。

1月5日(c) 『南信州』9面 "高森町CATVネット接続終了"。11月末に町がインターネット接続サービスを止めたというニュース。総務課は4日の 町全員協議会で「(終了前後で)特にトラブルは発生していない」と報告 したそうです。私は10月22日にモデムを撤去してもらいましたが、メールボックスが年明けまで残っていました。4日に問い合わせると、ほかの機器を使う上で取消ができない云々の説明。 ほかの人で @takamori.ne.jp 宛てメールが届かないのはどうしてと聞くと、契約を止めた時にメールボックスも廃止したからという。はあそうなんですか。メールソフトが高森のアカウントの接続ができないというエラーを出したのは5日のことでした。これは単なるうっかりミスなんでしょう。「トラブル」じゃなくて。議会にウソを報告してはダメですよ。

1月5日(b) 『選択』2021年1月号(p86-87) "外環トンネル「陥没事故」が直撃 JR東海「リニア工事」に赤信号"。見出しの通りの内容の記事。

1月5日(a) 『静岡新聞』 "首相に「工事凍結を」書簡 静岡県知事、JRの表明要請【大井川とリニア】"。/『中日』23面 "「静岡工区凍結を」首相に手紙で要望 県知事、昨年末に"、『信毎』8面 "「リニア工事凍結を」 静岡知事が首相に手紙"。4日の記者会見で…「国策と言われている以上、凍結を考える意思決定者の一人は内閣総理大臣」と菅首相に宛てた理由を説明した。 昨年11月に安倍晋三前首相と会談し、リニア問題を説明した経緯にも触れた。

1月4日(d) 昨年の記事ですが、『産経』12月30日 "年の瀬記者ノート・静岡 (4)完 リニア問題 国仲介で議論進展も着地点いまだ見えず"。記事は次のように結んでいます:南アルプスの自然を貫く長大なトンネルを掘削する以上、難波副知事も言うように「ゼロリスクはあり得ない」わけで、この点では県も利水者団体もJR東海も見解の一致をみている…県や利水者団体は「水への影響をどこまでならば許容できるのか」、JR東海は「どのような対策を講じればどこまで環境への影響を低減できるのか」といった残された課題に、互いに異なる方向からアプローチして着地点を探るしかない…互いに自分たちの主張を一歩も譲らないという態度では、これまでと同じように議論は進まず、ただ時間だけが過ぎていくことになる。 『産経』らしいまとめ方だと思います。

1月4日(c) 『毎日』 "川勝知事 新春インタビュー リニア工事凍結促す 4選出馬「今は考える時期でない」 /静岡"。7月の知事選について:普通の感覚を持っている人は、選挙のことを話題にできる状況ではない。。リニア工事について:現状について金子慎・JR東海社長の理解が浮いていると感じる。国土交通省の有識者会議を隠れみのに正当化されて工事ができるという思い込みが元々、あったのではないか。有識者会議は回を重ねるごとに不安が増幅された。上原淳・国交省鉄道局長は20年に地元に来たが、有識者会議に対する不信と水問題への懸念を突きつけられた。 有識者会議の座長コメントに対して「誘導している」「印象操作だ」という声がある。黙ってついて来いという感じだ。それが通じるような国民ではない。県民を信頼する私の態度と全然、違う。。ルート変更や甲府までの部分開業:それを考えるべき最大の責任者はJRの金子社長。金子社長も国交省の前事務次官も、工事を進めることしか考えていない。有識者会議は時間がかかる。工事凍結を公式に言うことは、地元に安心感を与える。 37年を目標とする品川―大阪間の開通が全線開通で、それまでは全て部分開業。平時であれば、計画通り名古屋まで開通させて、次は大阪までとなるが、リニアは新型コロナの感染者が多い大都市を結んで一つの生活圏にする。密を避ける感染防止対策に逆行する。「リニアはいらない」となったら元も子もない。部分開業すれば、技術の改良点も見つかり、進化する。

1月4日(b) 『オトナンサー』"コストにコストを重ね…リニア中央新幹線が考えるべき「コンコルド効果」とは"。 物やサービスを手に入れるためにお金を支払った場合、既に支払った「コスト」を取り返したいと考えます…開発や投資もこれと同様、将来もうかると思うから先にコストを払って研究開発したり、株や不動産を買ったりするわけです。しかし、未来は不確定なので、先に払ったコストを取り返せない場合もあります…こうした場合、スッと諦めてすぐに手を引けば、その時点までの損害額でとどめることができます。これがいわゆる「損切り」です。しかし、「これまで払ってきたコストをなんとかして取り返したい」という気持ちから、「もしかしたら、事態が好転するかも」と都合よく考え、さらなる開発や投資のコストを支払ってしまいがちです。その結果、すぐに損切りした場合よりも大きな損害を出してしまうことがあるのです。つまりすぐに手を引けない合理的な理由はないのであって、「支払ったコストを取り返したい気持ちから、都合のよい誤った判断をして、さらにコストを支払ってしまうこと」を、心理学では「サンクコスト効果」と呼んでいます。「サンク(sunk)」は「sink」(沈む)の過去分詞で、「sunk cost」は「沈んでしまって、戻らない費用」という意味

1月4日(a) 『中日』24面 "リニア中間駅 亀山に誘致へ JRに要望 三重県などが方針"。三重県と県内の市町村からなる期成同盟会が亀山への中間駅誘致をJR東海に要望する方針を決めたという、新年早々「オメデタイ」話。予定されていた品川・名古屋間の27年開業が難しい状況となっており、名古屋以西への延伸の工期にも影響することが懸念されている

1月3日(d) 『中日』5面 "中日新聞を読んで 木全純治 リニア工事と水枯れ"。

1月3日(c) 『朝日』4面 "マレーシアとシンガポール高速鉄道計画を撤回"。クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設計画が撤回。

1月3日(b) 『中日』30面 "JR東海運転士感染"。東海道本線の列車を運転していたJR東海の運転士がコロナウイルスに感染。12月には東京メトロの大江戸線の運転士15人が感染してダイヤに影響が出たというニュースもありました(『東京新聞』12月26日 "<新型コロナ>都営地下鉄大江戸線、運転手15人感染で運行本数を7割に 来月11日まで"、『朝日デジタル』31日 "大江戸線、新たに運転士20人感染 7割運行は影響なし")。大江戸線は鉄輪方式のリニアモーターカー。

1月3日(a) 『デモクラシータイムス』 "慢心した坊ちゃんから民主主義を取り戻す!2021年政治展望【山口二郎のええ加減にせえ】20201229"
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リニアも同じ

1月1日(c) 『中日』38面 "新幹線工事クラスター 福井、新北陸トンネル作業"。

1月1日(b) 『静岡新聞』 "国交省専門家会議 議論まとめ/今後の焦点【大井川とリニア】"。

1月1日(a) 『信毎』9面 "「沿線の懸念に応え続ける」 JR東海社長 改めて工事協力要請"。『信毎』などのインタビューに、金子社長は、静岡はちょっと遅れているが、(長野など)沿線各県もそれぞれに残土や道路などの課題、懸念がある。これまでと同様に意思疎通を深め、懸念に応え続けていきたい」「静岡県の工区が着工しないと次の見通しを立てられない。少し時間をかけてもしっかり解決し、次のステップに行きたい」 など、と語る。静岡県の川勝知事は、協議中は静岡工区の工事を凍結せよとか、ルート変更にも言及しています(*、**)。論点が大井川の上流部の生態系への影響になれば、さらにJR東海は窮地に追い込まれるはず(***)。12月14日に飯田市内で宇野護副社長は、着工すれば静岡工区は7年8か月で工事ができるという、根拠のない数字をあげました。静岡県で着工の見通しがない以上は、次の見通しも立たないという言葉通りの意味を、静岡県以外の地域の知事や市町村長もきちんと理解すべきだと思います。つまり、リニアは「できない」もの「かなわぬまぼろし」なのだと。( *:『中日』"川勝知事 新春インタビュー<2>" **:『静岡新聞』"対コロナ医療体制守る 新春インタビュー/川勝平太知事"、『日経』"静岡知事「リニアのルート変更議論を」 未着工問題で" ***:『静岡新聞』12月26日 "JR東海、環境保全へ基本3方針 静岡県専門部会、1年3カ月ぶり協議【大井川とリニア】" )


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