更新:2022/07/19

リニアの送電線の鉄塔(残土運搬ルート)

 竜西(高森町側=天竜川右岸)から新たに鉄塔を建てる様子が見えました。

 リニア新幹線の電力変換所に電気を送るために豊丘村の上佐原に建設中の中電下伊那変電所(50万ボルト⇒15万4千ボルト)から豊丘村大柏のJR東海の変電所(電力変換所、インバータ)に送る送電線の鉄塔。2枚目の写真の手前の鉄塔は泰阜南信線(15万4千ボルト)。

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 一枚目の写真。手前に見える赤い屋根の家のこちら側に道路があって、現在1日当たり片道で150台のダンプカーが大鹿村からトンネル残土を運んでいます。下市田河原のリニアガイドウェイ組立保管ヤードの用地の造成に使うためです。

 天竜川と写真に写っているあたりは、JR東海が「天竜川親水施設」という名前を付け「人と自然との触れ合い活動の場」として環境影響評価の対象にした場所です。工事用車両は周辺を走らないのでほとんど影響はないという評価でした。天竜川の河川敷にいくためにどうしても通らなくてはならない道路を1日片道150台の残土運搬車が走っているのに、環境影響評価との整合性に問題はないというのがJR東海の見解のようです。安全のためにガードマンを配置するなどの対策は一切やっていないし。赤い屋根の見える付近に約10戸の住宅があるのですが防音対策もしていません。道路の拡幅改良は町の予算で行ったのですが、もう、舗装に段差ができています。最初の設計が適切でなかったためです。

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