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出来事・ニュース:2021年6月

開催中、6月15日~9月26日 飯田市美術博物館で自然・文化トピック展示「三六災から60年」(会期:2021年6月15日(火)〜9月26日(日))。伊那谷を襲った大災害「三六災害」から、今年で60年となります。地球温暖化で気候が変動する中、伊那谷でも再び大災害がおきるかもしれません。今回のトピック展示は自然と文化の両方で災害を取り上げました。自然展示室では、三六災害の時、伊那谷にどのように雨が降ったかを紹介し、それによって起きた災害とその原因を紹介します。文化展示室では、三六災害と並ぶ大災害であった江戸時代の未満水について記録から読み解きます。また伊那谷の各地に残る災害伝承について紹介します。 野底川下流の飯田市上郷別府の夜泣き石や高森町出砂原の大石は土石流が運んだものです。木曽の滑川の土石流のビデオが上映されています。このビデオでは巨石が土石流の先端を浮いて流れる様子がよく分かります。(博物館のHPはテキストが選択コピーできないようになっていますね。何のためなんでしょうか? PCで表示できさえすればテキストの抽出はできます。拡散してもらった方が良い情報なのに、全く馬鹿げてると思います。JR東海の環境影響評価書のPDFファイルもテキスト抽出ができないようになっていました。牧野市長時代に飯田市がJR東海化した名残なのかも知れません。)

7月の予定、7月15日 「ナマケモノ倶楽部」の "Be the Forest!ミーティング ~山は水がめ 長野県大鹿村から考えるリニアに頼らない暮らしとは?"。

7月の予定、7月3日 高森町・「時の駅」講座(2021年度第1回):「洪水史に学ぶ ~近世の洪水を題材に~」。1742年の「戌の満水」を中心に、千曲川と天竜川の水害を検証し、防災・減災のための教訓を学ぶ講座。講師は飯田市美術博物館専門研究員の青木隆幸さん。事前の申し込み不要。13時30分から15時。会場は高森町役場隣の福祉センター(2階大ホール)。受講料200円。問合せは、高森町歴史民俗資料館「時の駅」 電話0265-35-7083。/リニア時代を見据えて、飯田下伊那の天竜川の川岸近くの工業、商業など事業所用途の開発がぼつぼつと進んでいます。なにか2019年に水害の被害を受けた千曲川周辺地域と同じような姿を目指しているように見えます。

7月の予定、7月3日 「松川町リニアを考える会」と「大鹿村の10年先を変える会」主催のリニア集会「夢のリニア 建設現場の真相」。松川町中央公民館(えみりあ)で、13時30分から(案内チラシ)。/『南信州』6月25日1面 "リニア考えるスライドショー 7月3日"。

終了、23日 飯田市議会のリニア推進特別委員会(『南信州』5月29日2面 "飯田市議会 補正予算案など形状 定例会が来月4日開会へ")。「なんと間の悪い時期に」となるかならないか?

終了、6月下旬 静岡知事選が6月3日告示、20日投票。奇しくも、6月21日の週に、大鹿村のリニア連絡協議会の第20回が開かれる予定。 ⇒ 大鹿村のリニア連絡協議会の第20回は6月24日

終了、6月19日 13時30分~16時 「アドボカシーカフェ」『地域から問う持続可能な社会経済のあり方~リニア新幹線の開発事業をめぐって~』。オンライン開催、申し込み必要、締め切り6月17日 または 定員50名に達した時点。 詳細と申し込みは ⇒ http://socialjustice.jp/p/20210619/

image 終了、6月19日『NHK BSプレミアム』の「巨樹の国にっぽん 神様の木に会う(3)」で、リニア新幹線に電力を供給する送電線の鉄塔のために伐採される危機にあるブナの老巨木が登場。放送時間は、午後10時30分~ 午後11時59分。番組のホームページ。関連ページ:"送電鉄塔予定地伐採"。伊那山地の西側の鉄塔建設工事については、こちら。このブナの木は大西山を超えたすぐ向こう側(東側)にあります。

[延期] 6月の予定、6月13日 今年は1961年の三六災害から60年です。6月13日に鼎文化センターで「三六災害60年シンポジウム」が行われます。シンポジウムのパネリストの1人は、鳶ヶ巣崩壊地の直下をトンネル残土の処分地とするアイデアが出てきた当時の大鹿村の村長だった柳島さん。この計画について検討した専門家委員会のメンバーだった信大の平松さんがコーディネーターです。申し込み必要(5月6日~21日)。詳細は ⇒ 三六災害60年 - 国土交通省中部地方整備局。⇒ コロナ感染拡大が続いているため(『信毎』29日30面、『中日』29日20面)。今後の日程は未定。

終了、6月4,7日 高森町下市田のリニアガイドウェイ組立保管ヤード(産業用地造成工事)の造成工事についての地元説明会。4日は19時から2区パーシモン会館、7日は19時から出砂原地区館。回覧文書


6月30日(e) 『静岡新聞』 "リニアに関する意見書など採択 藤枝市議会休会"。

6月30日(d) 『静岡新聞』 "リニア大井川水問題 静岡県HP刷新、写真や図表で分かりやすく"。

6月30日(c) JR東海の2020年度の環境調査の報告についての記事。『中日』13面 "昨年度のリニア工事 環境影響「確認なし」 JRが県内調査結果"、『南信州』2面 "JR東海 トンネル湧水量追加 20年度環境調査を公表"。『中日』によれば、豊丘村と大鹿村の残土置き場から、希少な動植物15種の固体や土壌を別の場所に移した結果、このうちアカハライモリなど4種は移した先で生息・生育を確認できなかった。ただ、工事が4種に影響したかは判断できないという と、JR東海はトンチンカンなことをいっています。トンネルを掘っている工事自体が影響する可能性は低いはずで、トンネル工事をしなければ移植の必要もなかったのだから、工事が影響したと判断できます。また、移植をしなくてはならない希少種がある場所に、「有用な建設資材であるトンネル発生土」を捨てる必要はなかった。ご飯論法。『南信州』によれば、昨年度の残土量は計10万2373立方メートル だったそうです。「環境調査の結果」は、「工事の安全・環境の保全・地域との連携(長野県)」にあります。「令和2年度における環境調査の結果等について 令和3年6月」(PDF、57.6MB)。

6月29日(d) 『静岡新聞』 "JR東海 ドローン使い流況把握 環境調査、県などに送付【大井川とリニア】"。

6月29日(c) 『信毎』2面 "工事の県内影響「確認されず」 JR東海 20年度環境調査結果"。影響があっても調査する場所として取り上げなければ影響はありません。高森町下市田のガイドウェイ組立保管ヤードは、実質的には、リニアのトンネル残土の処分地(10万立米)であるし、リニア関連施設ですが、環境調査や保全計画の対象になっていません。高森町の産業用地造成計画と偽装しているので必要ないのだそうです。しかし、造成工事の一環の、元水田だった用地からすきとった表土の搬出が行われており、ダンプカーが既に走っています。騒音問題が発生しており、住民が指摘しているにも関わらず、調査もせず、何も対策がとられていません。これは一例にすぎません ⇒ "残土運搬道路の騒音振動(高森町町道7290号線)"。なお、大鹿村内4カ所の非常口におけるトンネル湧水量も初めて公表。「出水量は想定以内」とし「河川や井戸・湧水の減水は確認していない」とした。 これは20年度の報告であり、「慎重に掘っている」現在の様子まで反映しているわけでないし、「想定」方法について静岡県で疑義がでているように、「想定」が信用できない以上は、額面通りに受け取れるものではありません。

6月29日(b) 『信毎』25面 "立山黒部アルペンルートのトンネル工事 難所「破砕帯」見学ツアー始まる 湧き出る冷水 当時に思いはせ"(web版)。大量に湧き出る冷水に触れ、当時の苦労に思いをはせた。 破砕帯は岩盤が細かく割れて地下水をためこんだ軟弱な地層。1956(昭和31)年に大町側から掘り始めた関電トンネル(全長5・4キロ)の1691メートル地点でこれにぶつかり、約80メートル掘り進むのに7カ月かかった。 南アルプストンネルでは、約3か月掘削がほとんど進まないという時期が既に4回ありました。半年止まったことも1回ありました。簡単に比較できるものとも思いませんが、掘削技術も進歩していることも間違いないのに。関電トンネルは全長5.4km、南アルプストンネルは約25㎞です。本線部分については、南アの場合は現時点で全体で先進坑を2.7㎞程度(本線1.3㎞)の掘削。「黒部立山アルペンルート」はスピード重視ではないから、全区間がトンネルではなく、ロープウェイやケーブルカーや道路もあります。

6月29日(b) 『信毎』23面 "南アのジオパーク認定継続目指すか 伊那市長「年度内に結論」 再審査に向けて準備も"。

6月28日(a) 『赤旗』4面 "改正水循環法が可決 武田氏「地下水広域協議会も」"(web版)。関連して、FBの坂本さんの投稿

6月27日(a) 『毎日』 "命より五輪優先、あの時から 霞ケ丘アパート住民追う監督の警告"。有料記事ですが、リニアでも同じようなことがあります。関連ページ:"東京五輪の新国立競技場でも立ち退き問題"

6月26日(g) 『静岡新聞』 "特捜隊ノート「N特通信員の多彩な質問に驚き」【NEXT特捜隊】"。

6月26日(f) 『Capital Gzette Maryland News』JUN 23, 2021 "Baltimore City recommends against building proposed $10 billion high-speed Maglev train to Washington"。ボルチモア市は、ワシントン間の北東マグレブの計画に公式に意見を表明し、公平性に関連する問題と事業が環境へ与える影響から建設の反対を勧告した…「ボルチモア市はいくつかの関心がある…公平性、環境的正義(environmental justice)、そして地域社会への影響に関連して」…。アメリカ、ワシントンDCとボルチモア間のリニア計画の環境影響評価準備書が1月連邦鉄道局から出されました。それに対するボルチモア市の反応。要点は、(1)ボルチモア市の意見は建設反対である、(2)リニアは現在進行中の既存の鉄道インフラ整備の方向に沿うものでない(例えば、アムトラックの新設のトンネル計画とあいいれない)、(3)ボルチモア市内の駅(2候補)が環境に悪い影響を与える可能性がある、(4)他の一般市民が利用しやすい既存の交通手段の運営に影響を与える、(5)沿線の多くの地域と住民はリニアを利用できないのに建設工事の影響を受ける、(6)交通における平等と、市内と地域内で住民が信頼できる交通手段を利用できることが重要。(4)と(5)は記事で使われてる「環境的正義」というコトバに関連する具体的事項だと思います。(5)について飯田下伊那の住民は、「陸の孤島の悲願」だとか「千載一遇」といった言葉で、ごまかされて来たわけです。

6月26日(e) 『南信州』1面コラム "日言"。

6月26日(d) 『南信州』1面 "座光寺上郷道路着工へ リニア関連道路整備 土曽川の渡河部から"。

6月26日(c) 『信毎』27面 "ジオパークの基準変わらず 南ア「条件付き再認定」巡る問題 認定担当の委員会 飯田で強調"、『南信州』2面 "飯田市会 「対話」重要性を指摘 ジオパーク巡り研修会"。

6月26日(b) 『中日』13面 "「長野県駅」工事 清水建設と契約 JR東海"、『南信州』2面 "JR東海 「リニア県駅」工事契約 今秋以降に工事"、『信毎』7面 "県内駅工事契約清水建設と締結 JR東海"。

6月26日(a) 24日の大鹿村リニア連絡協議会関連で、『信毎』27面 "残土搬出路の県道松川インター大鹿線 拡幅改良完了9月下旬に"、『南信州』1面 "半の沢 7月にも道路改良着手へ 大鹿村連絡協 県とJR東海が工事計画説明 JR県などが進捗状況報告 高森町が残土搬出計画を説明"、『中日』13面 "ブナの古木 伐採不要に 大鹿村連絡協 中電、測量結果を報告"。

6月25日(e) 『静岡新聞』 "リニアルート変更言及せず 国交相"。

6月25日(d) 『静岡新聞』 "川勝知事 自民と臨戦態勢継続 「ノーサイドにあらず」"。

6月25日(c) 『静岡新聞』 "島田市議会 一般質問開始 25日から"。

6月25日(b) 『中日』16面 "残土活用し農地整備へ 駒ヶ根中沢区 拠点施設は26年完成予定"。駒ヶ根市議会全員協議会で、駒ヶ根市は、中沢の残土を活用した農地と地域振興拠点施設を整備する事業について、夏ごろに、地権者と市とJR東海が覚書や協定書を結ぶと説明。農地は2024年、施設は2026年に完成の予定。面積は8.1ヘクタール。トンネル残土で嵩上げする。2019年7月4日の『信毎』の "駒ヶ根・中沢区 残土受け入れ検討" によれば、7.2ヘクタールの面積に20万立米を受入れとなっています。⇒ 関連ページ

6月25日(a) 『南信州』2面 "6月 県議会一般質問 熊谷県議 リニアバレー構想見直し 飯田線の接続 県も助言"、『信毎』24日2面 "中高生に個別接種推奨 県、国の通知踏まえ検討 県会一般質問"。

6月24日(j) 『信毎』2面 "愛知知事が川勝氏批判"。

6月24日(i) 『中日』12面 "三六災害60年あの雨に学ぶ(4)リニアで進む道路整備 救助活動など利点の影で 身近に残土 消えぬ不安"。

6月24日(h) 『中日』8面 "須田相談役が退任 JR東海 初代社長、非常勤顧問に"。元気の良いおじいさんなんだけど。

6月24日(g) 23日のJR東海の株主総会の席上、株主から静岡からルート変更を求められた場合の方針を問われ、宇野護副社長はリニアのルートの変更はあり得ないと発言(『朝日』6面 "リニア「ルート変更あり得ぬ」"、『中日』25面 "ルート変更「あり得ない」 リニアでJR東海副社長"、『信毎』2面 "ニアのルート変更否定 JR東海 静岡県知事発言巡り"、『南信州』25日1面 "ルート変更「ありえない」 JR東海 4選の静岡知事発言で")。

6月24日(f) 大鹿村のリニア連絡協議会で中部電力は、ブナの木は切らないと説明しました。つづきを読む

6月24日(e) 23日、飯田市長の記者会見。静岡県知事選挙の結果についての質問に対するコメントは、"飯田市記者会見【令和3年6月23日(水) 6月第2回定例】" の15分15秒~24分20秒。/『南信州』1面 "「住民の選択」淡々受け止め 静岡知事4選で飯田市長"、『信毎』23面 "飯田市大型事業「時期再検討」 財政計画作成へ リニア開業遅れ見込み"、『信毎』2面 "静岡知事4選「住民の選択」 佐藤・飯田市長"。

6月24日(d) 『よみタイ』の「アラフォーから楽しむ選挙漫遊記」の 6月21日 "自民党本部12年ぶりの推薦候補は敗戦。投票率6.49ポイントアップの静岡県知事選挙で響いた言葉、「これをやったのは誰か? 川勝平太です!」"。

6月24日(c) 22日の『中日』の社説 "静岡県知事4選 リニア膠着打開の道は"。…JR側の工学的な主張を科学的に厳しく検証することで、具体的な負の影響や、その対処法が明確になっていくはずだ。「着工ありき」でも「とにかくノー」でもなく、問題を具体化させ、一つ一つクリアしていくしか、道はあるまい。 静岡県がまさに執筆者がいうようなやり方をしています。執筆者はコトバでは理解できていても、執筆者はこれまでにそういう事実を見たことがないので、静岡県のやり方が「これなんだ」という認識がないのだと思います。…JR東海は信頼関係の構築という原点に立ち戻り、対応を考えてほしい。 と書くことで済むような局面でないと思います。もう東京五輪と同じです。

6月24日(b) 『毎日』22日 "4選の静岡知事、リニアルート変更要請検討 生態系守られぬ場合"。

6月24日(a) 『Yahooニュース』23日 "静岡県知事選で川勝氏4選 リニア中央新幹線、工期延長さえ見通し立てられず"。

6月23日(g) 飯田市議会のリニア推進特別委員会。静岡県知事選の結果、開業の遅れどころか計画の中止が視野に入って来ているのに、と思うような内容でした。市から「2021年度版リニア推進ロードマップ」、「第2回リニア中央新幹線及びその関連工事に係る三者調整会議」(6月2日)、「中央新幹線、中央アルプストンネル(松川)外 風越山トンネル(黒田)工事説明会について」(3月27日)についての説明、報告。内容はかなりだったのに、市側の説明は何ページを読めばわかるみたいな感じだったのに1時間弱で会議は終わりました。委員からは、木材の値上がりと移転者対象者の負担増について、黒田斜坑ヤードの交通安全対策について、飯田線の乗換新駅についてなどの質問がありました。新井委員長は駅周辺デザインの木材の大屋根のコストに関する質問をしました。まあ、「推進」という看板を背負っているから仕方ないといえば仕方ない。Yutubeで中継録画が見れます。画面の下の方に、市側の説明者、報道関係、傍聴席があります。このあと約15分間の協議会があったのですが、カットされています。議員さん達の不勉強加減が分かるので懸命な配慮だと思います。協議会の部分まで中継すべきだと思います。

6月23日(f) 『赤旗』2面 "リニア採算性再検証を 共産党国会議員団PTが会合"(web版)。

6月23日(e) 『信毎』7面 "国内短信▼4選の静岡知事「リニア、自民も慎重なはず」"。

6月23日(d) 静岡県知事選の結果、消えゆくリニアに、『南信州』1面の "まけおしみのコラム"。

6月23日(c) 『日経』5面 "リニア ルート変更要請へ 静岡・川勝知事、JR東海に"。web版:"リニアルート変更正式要請へ 静岡・川勝知事、JR東海に"。

6月23日(b) 『静岡新聞』の県知事選挙関連記事 (18日~23日):

6月23日(a) 静岡県知事選挙結果についての報道(21日~22日)。22日の『南信州』の見出し "リニアの対峙姿勢打ち出し" に注目。争点を曖昧にするんじゃなく明確にすることが重要だという指摘だと思います。飯伊地域の首長も長野県知事もリニアについて川勝さんくらいはっきり発言せよという意味だと思います。さすが地元紙『南信州』。飯田市長選で新人佐藤氏はリニアへの乗換駅に限ってですが、これを止めるといったのに、市民の声を聞くという当たり前のことをはっきり主張したことで、リニア推進命の牧野氏の1.5倍の得票で当選。川勝さんもリニアの争点をボヤかそうとした自民推薦の岩井さんの1.5倍得票しています。自民党の敗北が続きます。

6月22日(b) 『中日』24面 "新幹線の臨時列車変更"。JR東海は7月1日から20日に計画していた東海道新幹線の臨時列車の運転を取りやめると発表。利用減が背景。夏休みや連休のある21日から31日は計画通り。

6月22日(a) 『赤旗』 "リニア工事 費用膨張 計画中止を 本村氏"。

6月21日(b) 『信毎』20日 "JR東海「懸念解消努める」 リニア新幹線工事巡り"。

6月21日(a) 『日経』20日29時06分 "静岡知事選、川勝氏が4選 岩井氏との一騎打ち制す"。

6月19日(a) 『赤旗』4面 "リニアから「水」守れ 静岡知事選あす投票 川勝候補全力訴え"。巻き返しを図る自民党は連日、大臣や国会議員を投入し、業界団体の締め付けを強めています

6月17日(i) 『静岡新聞』 "リニア開業 静岡県内に恩恵は JR、新幹線増便を示唆【大井川とリニア×知事選2021】"。橋山礼治郎さんのコメント、①明確で妥当な目的であること②確実に安全で信頼できる技術が用意されていること③安定した需要があること―がプロジェクトの成功に必要だが、リニアにはかなり欠けている。②の「確実に安全で信頼できる技術」という点、リニアは残念

6月17日(h) 16日、松川町長は議会の一般質問に、伊那市へ運ぶ残土の町内の運搬ルートについて分散化が必要との見解を示す(『信毎』25面 "残土運搬ルート「分散化必要」 松川町長見解 沿線住民らの意見受け")。

6月17日(g) 16日、阿智村議会の一般質問で、村は上中関で受け入れを検討中の残土置場について、JR東海による地質調査が終り、村が住民説明会を開く準備をしていると説明(『信毎』25面 "残土受け入れ巡り 阿智で説明会準備 JR東海の調査終了で")。

6月17日(f) 伊那市西箕輪で太陽光発電の開発で盛土が崩れ届け出と違う施工が判明(『信毎』31面 "伊那市西箕輪の太陽光発電施設 届け出と異なる施工 市長が報告 安全対策不十分 文化財も損傷か")。

6月17日(e) JR東日本は5月の鉄道利用が2019年の49%減で4月より悪化。7月から3か月一時帰休を実施すると発表(『日経』15面 "JR東、一時帰休実施 本社勤務の社員1800人対象"、『朝日』28面 "五輪態勢緩和 初の一時帰休 JR東日本")。『朝日』の見出し、ちょっと意味不明風。

6月17日(d) 『南信州』2面 "6月市会 一般質問要旨 15日 下平恒男氏 リニア関連で11ヘクタール減 竜西一貫水路の受益地巡り"。リニア建設に関連して農地が減って、竜西一貫水路から水を取る面積が飯田市内で11ヘクタール減ったそうです。高森では下市田河原にガイドウェイヤードを造成するために約10ヘクタール以上減ったはず。受益者が維持管理費のほとんどを負担しているので受益地が減少すれば農業用水路として維持が難しくなる。

6月17日(c) 『日経』13面 "超音速旅客機 官民で開発 JAXAやIHIなど協議会 欧米大手の「下請け」脱却狙う"。三菱重工がジェット旅客機の製造を凍結したのは最近ですが、超音速旅客機を開発するという景気の良い話。運賃はいまより高くなるとみられるが、長距離を素早く移動したい企業幹部や政府要人、富裕層向けを中心に、今後10年で1000~2000機の重要が生まれるとの試算もある…研究開発を進めれば、超音速機以外の分野での恩恵がありそうだ…技術の蓄積をどのように現実に生かすか工夫が求められそうだ と実は以外にしりすぼみの話なのかもしれないです。リニアはコンコルドのように失敗するといわれていますが、コンコルドが失敗したのは経済的に成り立たなかったことが原因。

6月17日(b) 『信毎』17面 "信州岩波講座まつもとから あらゆる知の結集 日本に必要 「世界の構造変化と日本の進路」 寺島実郎さん講演要旨"。部材や素材、要素技術は世界に冠たると胸を張れても、完成体を作るのは別次元です。…あらゆる力を結集して課題解決に当たる「総合エンジニアリング力」の劣後があると考えます…日本再生への道筋をどうするか。戦後の工業生産力モデルから脱却することが重要。利用しやすい技術を組み合わせて1990年代までに高速の磁気浮上式鉄道(トランスラピッド)を完成させたドイツ。超電導磁石の技術は優れているのかも知れませんがいまだ実用路線ができていない超電導リニア。完成体をつくり上げる技術的なセンスというのがあるはずです。超電導リニアは日本の工業力や技術力を世界に示すものと思っている人が多いと思うのです。寺島さんが講演で話されたとおりだと思いますが、寺島さんは、交通政策審議会中央新幹線小委員会の第6回会合(2010年7月30日)で有識者として 東京、名古屋、大阪をより効率的につなぐ大動脈輸送の二重系化を速やかに実現すべきだと考えます。三大都市圏の「同一経済圏化」が、日本の将来を考えても大変重要な意味があると思います。 と発言しています(議事録)。寺島さんは磁気浮上式鉄道には相当関わって来られたようです。しかし、超電導リニアが 「総合エンジニアリング力」の劣後 の一例ではないかということは考えなかったのでしょうか。

6月17日(a) 『朝日』13面 "民主主義を信じる? 宇野重規 意見応酬こそ基盤 個人の参加と責任 諦めの感覚が脅威"。

6月16日(b) 『静岡新聞』 "静岡人インタビュー「この人」 中村博和さん 日本山岳会静岡支部長に就任"。

6月16日(a) 『Business Journal 』13日の記事、 "リニア、ルート変更で「静岡抜き」も現実味…地元の要望無視したJR東海の傲慢がアダ"。ルート変更で「静岡抜き」 なら、飯田下伊那のルートも大きく変わるはず。リンクを開いた1ページ目に、自民党会派は「ヤクザ」「ゴロツキ」 という川勝さんの「暴言」を「暴言」として書いているんですが、オリンピックにしてもコロナ対策にしても桜を見る会の問題など、それから自民党議員の失言、暴言の数々からすれば、この部分にこのエピソードを持って来たというのは、川勝さんの言ってることは当たっているといっているようなものですね。国民の誰もが公然と言えることじゃないことを代わっていってくれていると。

6月15日(a) 静岡県知事選挙関連。『朝日』3面 "静岡知事選 川勝氏が先行 本紙情勢調査"。同時に行った世論調査では、リニアの着工を認めない県の対応について、評価するが57%、しないが26%。『赤旗』5面 "県民の「命の水」守る 静岡県知事選 川勝候補、全力訴え"。『静岡新聞』"リニア論戦活発化 川勝氏/JRとの対峙を強調 岩井氏/大井川流域10カ所へ 静岡県知事選"、「水の問題は党派の問題ではない。一企業のために、(リニアで到着地に)5分、10分早く行くために黙っていろというのは無礼千万、国民に対する侮辱だと私は思っている」(川勝氏)「私はリニア推進派でも国土交通省の回し者でもない。相手陣営がレッテルを貼っている」(岩井氏)

6月13日(e) 『毎日』12日の読書欄に、山本義隆著『リニア新幹線をめぐって』について、中村桂子さんの書評。

6月13日(d) 『日経』7面 "日産の象徴、開発に幕 「スカイライン」初代は1957年 SUVに押され苦戦 EVなどに集中"(web版)。日産は業績不振が続く。関係者は「開発中止は残念だが、EVなどに開発費を集中しないと生き残れない」と語る。「シーマ」や「フーガ」を含む国内の全セダンの開発を中止する。 トヨタのクラウンも生産終了が検討されているらしいし(『毎日』2020/11/11 21:31 "トヨタ、「クラウン」セダンタイプの生産、販売終了検討 70年の歴史に幕")、セダンタイプの乗用車が売れなくなっているみたいです。新幹線とかリニアも、車でいえばセダンみたいな存在なんじゃないかと思います。それなりにきちんとした服装で乗る場合以外には、荷物はのせれないし、あまり役に立たない。

6月13日(c) 『南信州』1面 "南信州地域 公共交通計画案を策定 在り方示すマスタープランに"(web版)。

6月13日(b) 『南信州』10面 "JR東海 地域と連携し魅力を発信 天龍村で 飯女写真部がPR写真撮影"(web版)。

6月13日(a) 『静岡新聞』 "静岡県知事選情勢 川勝氏優勢、岩井氏追う 自民票割れる"。

6月12日(c) 『静岡新聞』 "経済界 県と国の狭間で思惑交差【集票の行方 静岡県知事選㊦】"。

6月12日(b) 『静岡新聞』 "社説(6月12日) 知事選後半戦へ 踏み込んだ政策論争を"。

6月12日(a) 『静岡新聞』 "記者コラム「清流」 市民のまなざしに期待感"。

6月12日(b) 10日、「南信州飯田おもしろ科学工房」と「松尾サイエンスクラブ」と「松尾まちづくり委員会公民館育成部少年健全育成会」協働による出張授業が、飯田市の松尾小学校であったそうです。超電導コースターの実演をしている様子の写真が掲載されています(『南信州』1面 "マイナス196度に釘付け 超電導や液体窒素 松尾小で出張科学教室")。「科学の仕組み」ってこういうことじゃないと思いますね。科学的に考えるならリニアはダメです。 関連ページ ⇒ 「おもしろ科学工房」のリニア・サイエンスショー (主な問題点は、(1)リニアは開業時には高温超電導物質の超電導磁石を使うといっているが不確実なこと、(2)コースターと本物で浮上原理は違うと説明しながら誤解を招く実験をハイライトとして見せている)

6月12日(a) 10日、中川村リニア対策協議会で、半の沢を大鹿村内から出るトンネル残土(33万立米)で埋め立てる計画(全体で53万立米)について県とJR東海は具体的な工程を示す。来月から準備工事を始める。盛土は10月以降。完成は2024年12月ごろ。2023年に橋を撤去するので迂回路を設ける(『信毎』26面 "中川 残土で埋め立て県道建設 「半の沢」来月にも準備工事開始"、『中日』15面 "盛り土流出防ぐ沈砂池 JR計画 中川・半の沢 迂回路も")。『中日』の記者さんが、計画の経緯をよく把握していなかったのか、そもそもこの計画が、災害が起きた時の責任を誰がとるのかきちんと決めずに決まったものなのか、宮下健彦村長が、「安全に注意し、事故が起こった際に対応できる連絡体制を作ってほしい」と求めた と書いています。記者さんの不慣れでないとすれば、そういう具体的なツメができないままでOKした村の責任は非常に重いと思います。『中日』によれば、高森町がリニア関連工事の残土を活用する下市田産業用地の造成計画を説明。中川村は渡場地区の住民に向けた説明会を13日に開く予定だそうです。高森町の関係地区の住民に対する説明会が4日と7日で7月から運搬開始。3月末に供用開始の残土搬入の町道の騒音振動問題(予測ではなくすでに起きている)の解決、歩行者の安全対策も未解決なのに乱暴な話です。

6月11日(b) 『静岡新聞』 "JR、国、静岡県 議論の行方は 国交省専門家会議 論点整理 中下流域の水量への影響【大井川とリニア×知事選2021】"。

6月11日(a) 『静岡新聞』 "「草の根」「共闘」に難しさ【集票の行方 静岡県知事選㊤】"。

6月10日(e) 『静岡新聞』 "リニア需要「見定める」 JR東海社長の一問一答【大井川とリニア】"。

6月10日(d) 『信毎』5面投書欄「建設標」に "リニアで地域活性化に期待"。タイトル通りの内容。松本市の40代、会社員男性の投書。飯田からの高速バス路線の展開に期待しているようですが、長野県が主張したBルートなら松本にもっと近くなる。飯田に駅ができなくても、東京まで2時間程度になるはず。

6月10日(c) 『赤旗』 "コロナ下 国民に負担増 19年度決算など 岩渕氏が反対討論"、"2019年度決算など 岩渕氏の反対討論 参院本会議"。コロナ対策に財政を集中すべきときに、技術面、安全面、環境面で問題が指摘されているリニア中央新幹線の建設など、新規大型開発を進めている

6月10日(b) 8日の南木曽町のリニア中央新幹線対策協議会の記事。『中日』13面 "トンネル影響備えJRと協議進める 南木曽町、水道水源で"(web版)。町は、トンネル掘削工事と水源地関連工事が重なると住民生活への影響が大きくなるのでJR東海と早く協議を進め合意する方針。代替水源の候補地は蘭川のかなり上流のようです(床浪本谷川)。広瀬斜坑ヤードをトンネルの「掘削土砂」の仮置き場として使う。尾越ヤード関連の環境保全計画の県の助言への対応方針を説明。コロナ感染防止のためJR東海はリモート参加。この記事を書いた記者さん、リニア問題についてまだ理解が足りてないのかなという感じがします。⇒ 南木曽町 > リニア中央新幹線対策

6月10日(a) 高森町の広報の6月号は「特集:環境の守り人」
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(広報高森「あったかもり」令和3年6月号)。環境のことをいうなら、政策として、県立自然公園の利用のための住民の横断歩道の設置の要求をサッサと実現させるべき。大規模な水田地帯を産業用地化したりするのに、環境破壊の動きにさして影響がなくて、目立つ活動ばかりやっているように見えます。環境というキーワードの重要性がわかっていないと思います。(ついでに、広報のPDFのある場所は、町役場ではないですね。ちょと違和感あります。)

6月9日(e) 『静岡新聞』 "立候補者アンケート(上)川勝平太氏/岩井茂樹氏【静岡県知事選】"。

6月9日(d) 『信毎』13面 "コンパス 古山明男 数学でイージーミスばかり なぜ? 印象深いことを少量 根付かせる"。子供が学習で問題を早く解こうとすると心ここにあらずになる。あれこれ教訓を与えたり、たくさん分量をやらせても効果はない。印象深いことを、少量やって、自分の実感に根付かせること で上手くいくという話。リニアや新幹線で飛び回るようなことをしても、やってるように見えて、結局成果は少ない、なら無駄。古山明男さんのHP、ブログ記事 "公立学校はサラリーマン養成所" ⇒ 地方に若者が残らない理由の一つ。

6月9日(c) 『赤旗』5面 "まず工事即中断せよ 長崎・石木ダム 県要請に住民回答"(***)、『長崎新聞』8日 "石木ダム 住民回答「工事中断 話し合いを」 長崎県は対応を検討"

6月9日(b) 喬木村議選で定数割れで無投票(8日、『信毎』3面 "喬木村会改革 諦めず 村議選 初の定数割れ 無投票 10人決まる"、『中日』13面 "喬木村議選10人無投票当選 改革実らず定数割れ"、『朝日』17面 "喬木村議選10人 無投票当選に 定数割れ")。議員報酬だとか夜間議会だとかいった改革の方向が見当違い。議会に来ない人、関心ない人に意見を聞かなければ。議会の中で使われている言葉が不適切、意味不明。気に入らない住民を脅迫する議員がいたり、パワハラ議員がいても、議員たち自身で解決出来ない。それを許しているのが誰なのか。話が通じないような話し合いの場に誰が参加しようと思うものか。行政から出されてくる課題に住民にとって不利があっても、決まったことでもないのに、決まったことで済ましてしまうオジサン達の存在です。自治組織の役員となれば町村の側に立つのが正しいと考えているオジサンたちが多いのも問題。高森町も7月に選挙だそうですが、定数割れが確実です。『中日』のある村議の後援会長のコメント、「地区の要望は区長を通す。地域の代表としての議員の存在意義が分かりにくくなった。」、議会という制度が全く分かっていないと思います。区というのは一般的には「戸主」の意見を集約するものです。住民一人一人の意見をまとめる仕組みになっていないです。「戸主」の家族の支配は戦後の体制では否定されるべきものですが、住民の任意組織なので許されているわけで、この辺は約80年の遅ればせながら直すべきです。

6月9日(a) 8日、リニアの大深度地下利用についてJR東海が東京都品川区で説明会を開く(『中日』25面 "リニア大深度掘削 東京で住民説明会 JR東海"、『信毎』2面 "調布道路陥没受け 都内でJR説明会 リニア「大深度地下」工事"、『首都圏 NEWS WEB』"リニア中央新幹線 都内での「大深度地下」工事前に住民に説明"、『同』"リニア新幹線 都内で大深度地下工事へ 安全対策の説明会"、)。関連:『東京新聞』3日 "地下深くの工事「本当に安全か」 調布陥没事故、広がる余波 リニア計画のJR東海、説明会開催へ"。「リニア新幹線沿線住民ネットワーク」の天野捷一共同代表によると、JR東海は工事前にトンネル直上や周辺の家屋の状態を調べて保全に務めると表明。天野氏は「一定程度評価できる」とした上で「調布の陥没は特殊な事例でリニア工事を止める気はないとも述べており、説明会は地元対策のアリバイ作りの印象だ」と批判した(『中日』)、天野捷一共同代表は「家屋調査は一定程度評価できる」とした上で「調布の陥没は特殊な事例と強調しており、説明会は地元対策のアリバイ作りの印象だ」と批判した(『信毎』)。中越地震で上越新幹線の魚沼トンネルはインバートが破壊される大きな被害を受けました。土木学会が調査団を派遣したほど、地震時のトンネルの安全性が見直された災害だったといえます。2014年に上郷公民館で開かれた事業説明会の席上、トンネルの安全性についての質問に、JR東海はトンネル表面のコンクリートが一部落下した程度の軽微なものだったと説明。トンネルは地震に強いと説明していました。調布の陥没は特殊な事例と強調するくらいのことは平気だと思います。東京で通用するかどうかは別として。

6月8日(d) 『朝日』18面 "数字は語る 16県 新幹線未開通 「次はわがまち」熱い誘致活動"。 目新しい内容はないですが、長野県は新幹線のない県という感覚があります。なくって良いところだと。実際はあるのですが。北信なんかは違う県だという意識があるからでしょうね。でもリニアはいらない。

6月8日(c) 『南信州』3面 "火曜トピックス:中間まとめ案にも静岡反発 南ア静岡工区の水資源保全巡り"。リニアと水資源の問題を巡っては、両氏とも着工には慎重な姿勢を示しており、選挙の結果が今後の展開にどう影響するか不透明だ。 静岡県が減水問題で非常に慎重という事実はその通りで、それについて打開の見込みがあるんだよということを書かないとリニアに期待する人たちはがっかりしてしまうよ。

6月8日(b) 『赤旗』4面 "静岡県知事選 川勝氏押しあげ宣伝 共産党 自民県政復活許さぬ"。「自民県政復活許さぬ」という意味もあるわけです。

6月8日(a) 『信毎』23面 "飯田市長 南アのジオパーク認定継続巡り 活動方針への認識ずれ指摘"。

6月7日(b) 『静岡新聞』 "リニア中央新幹線 利水支障なら“拒否権”【静岡県知事選 “国策”と県政①】"。

6月7日(a) 『静岡新聞』 "静岡県知事選 投票率の行方は? コロナ下初の全県選挙、県内首長選は低迷傾向"。

6月6日(b) 『静岡新聞』 "告示後初の週末 川勝氏/大井川の水問題尽力 岩井氏/農業振興へ国と連携【静岡県知事選】"。

6月6日(a) 『信毎』25面 "高森の産業用地造成 1日のダンプ数 最大で片道200台 町が地元住民に説明"。(1)下市田河原のガイドウェイヤードの造成に使う残土は大鹿から運ぶ。(2)運搬ルートは国道153号線、ラウンドアバウトを経由。(3)ダンプの通行量は7月、8月が最大で片道200台。(4)住民からは騒音対策などを求める意見がでた。記事は、やや簡単すぎると思います。 ⇒ 詳細

6月5日(j) 『静岡新聞』 "候補者公約、筆頭項目に違い 川勝氏「リニア」 岩井氏「コロナ」【静岡県知事選】"。

6月5日(i) 『静岡新聞』 "静岡県知事選 立候補者の横顔 川勝平太氏 コロナ後へ かじ取り"。

6月5日(h) 『静岡新聞』 "静岡県知事選 立候補者の横顔 岩井茂樹氏 静岡に新風吹き込む"。

6月5日(g) 『日経』15面 "アスファルト、売り手市場 規制で品薄、6年ぶり高値 国土強靭化、需要は増加"。ガソリンの消費が減れば、アスファルトも減る。ガソリン車やディーゼル車が電気自動車に置き換わってもアスファルトは必要。温暖化ガスの発生を減らす観点からはコンクリートの多用も問題。自動車については、電動化と台数の削減が同時に必要なのかなと思います。鉄道はエネルギー効率が高いので見直されてよいと思います。

6月5日(f) 『赤旗』2面 "環境アセス逃れ対応 基準見直し 岩渕氏へ答弁 参院決算委"(web版)。

6月5日(e) 『信毎』26面 "リニア 地域にどう生かす 飯田女子高生 市長と意見交換"。"ある生徒は「大人はリニアが開通すれば若者が飯田に残ってくれると言うが、逆に『いつでも帰れるから』と出て行く人の方が増えるのではないか」と質問。市長は「例えば『飯田の祭りが好きだから』など、ここに住みたいと思ってもらえる街を提案する」とし、リモートワーク(遠隔勤務)が普及する中で「うまくリニアを使って都会の企業に務めることもできる」と答えた。 (ある生徒)は「自分もリニア開通で外に出る人が増えるともっていたので、市長の話は新鮮だった」と話し「シードル(リンゴの発泡酒)などの特産品をもっと上手に発進できればいい」と期待していた。"。 (1)リニアが来ても外へ出る人が増えるわけじゃない。(2)「ここに住みたいという」地域づくりが肝心。(3)リモートワークが普及すれば、東京へいかなければならない機会は減り、毎日通勤をするわけでないからリニアでなくても高速バスで十分。/『中日』6日 "リニア開通後も住みたいまちに 飯田女子高生と市長が意見交換" によれば、飯田市長は "2050年の飯田市の将来像を表すイラストを紹介しながら「他都市と比べて『住みやすい』ではなく『住みたい』と思えるまちにしたい」と説明 … 「アクセスの向上とリモートワークの普及で、飯田から世界と渡り合えるようになる。」" 話したようです。リニアにより空港へのアクセスが多少良くなるとしても、「リモートワーク」という情報通信の発達の方が「交通の便利、不便」よりははるかに影響が大きいという事実がなければこういう説明はできないはず。

6月5日(d) 『信毎』3面 "全線の早期整備を要望、リニア期成同盟会"。小さい記事だし、報道されている事実そのものも小さい。/『南信州』6日2面 "静岡工区の早期着手を リニア期成同盟会 沿線9都府県が要望活動"。6項目の決議を採択。静岡工区について、"水資源・自然環境への影響回避と早期整備実現を両立させる観点から、国とJR東海が関係者と協議を進め、早期着手を図るよう求めていく" とする一方で、"名古屋・大阪間の概略ルートや駅位置の早期公表、速やかな環境影響評価手続きの着手 … 必要な諸手続きの円滑な推進" など求めていこうとしているのですが、環境影響評価をはじめ事前の調査不足が今の静岡の状況の原因ということが理解できていないようです。

6月5日(c) 『日経』13面 "超音速機、空に再び 米ユナイテッド、29年商用化 スタートアップが先導"。記事の最後まで読むと、"超音速機の商用利用を巡ってはコストや安全性など騒音以外の課題ものこる。ユナイテッドは機体価格を明らかにしていない。ブーム社へ出資するJALは4日、「購入検討は、今後しかるべきタイミングで開始する予定。…」としている。全日本空輸(ANA)は「現状、出資や購入を検討していることはない」と現時点で超音速機の購入計画はない。商用利用までの紆余(うよ)曲折も予想される。"。ところが、記事の書き出しは、"超音速旅客機が空に戻ってきそうだ。3日に米ユナイテッド航空が2029年の商用利用を目指し、購入契約を結んだと発表した。2003年に退役した「コンコルド」から約20年、スタートアップが先導する格好で騒音や燃費など超音速機の課題解決に取り組んでいる。空の足として定着すれば、ビジネスや観光など経済活動が活発になりそうだ。"

6月5日(b) 『中日』14面 "再認定条件「難度高い」 ジオパーク協 伊那市議会に報告"。伊那市議会の全員協議会で

6月5日(a) 『中日』5面 "社説:静岡県知事選 リニア以外でも論争を" 。自民党静岡県連は川勝県政を「独善的」と総括したそうです。リニアに関して言えば、沿線の1都6県の知事のなかでは、独りまともであることは間違いないと思います。

6月4日(c) 『静岡新聞』 "川勝氏、岩井氏 現新一騎打ち確定 与野党対決【静岡県知事選】"。

6月4日(b) 『静岡新聞』 "静岡県知事選「第一声」分析 川勝氏/リニアや実績を強調 岩井氏/決意表明と経済対策 法政大院・白鳥研究室"。

6月4日(a) 静岡県知事選告示で川勝氏と岩井市が立候補:『中日』2面 "静岡知事選に現新2人 リニア着工は 両氏「認めず」"、『朝日』4面 "静岡知事選告示 現新2氏立候補" 、『信毎』2面 "静岡知事選 現新の争い 与野党対決 リニア対応も注目"、"飯田下伊那 論戦注視 「建設的議論を」「JRに説明責任果たさせて」"、『南信州』の1面コラム「日言」。 ⇒ 続きを読む

6月3日(e) 『信毎』1面 "天竜川橋りょう工事 今秋から"(web版)。リニアが頓挫しても、橋梁は老朽化した阿島橋の代替になるかも知れないですがたぶん使いにくいはず…。工事開始時期まで現場が流されずにいるかどうか。関連ページ ⇒ 天竜川橋梁建設予定地

6月3日(d) 『信毎』23面 "ガイドウェイ製作・保管作業場 高森町 来月造成開始目指す あす 初回の住民説明会実施"。以前紹介したガイドウェイ説明会について町議会の全員協議会で町が報告。造成を7月から進めるそうです。耕土のすきとりが済んでいる東側5.7ヘクタールに10万立米、西側4.6ヘクタールに5万立米をトンネル残土で盛土するようです。約20万立米を搬出して、小渋川斜坑そばの仮置き場(容量15万立米)はぼぼ払底状況。青木川工区の工事も超順調というわけでもない。予定通りに残土の手配が着くのでしょうか。説明会が「初回」かどうか分かりませんが、前回の説明会でJR東海さんに出しておいた質問(環境影響評価書との整合性について(参考))の回答があるかどうか? /『南信州』4日7面 "7月の造成開始へ調整 高森町 ガイドウェイ製作ヤード"(web版)。

6月3日(c) 『信毎』5面(投書欄)「建設標」に "リニア計画に成算あるのか"。要点は:リニア計画に成算なしとみる理由は、(1)トランスラピッド(上海リニアモーターカー)よりJR東海の超電導リニアの方が安全性やスピードの点で優れていることが巨額の建設費を投じる理由になるだろうか。(2)欧米では磁気浮上式鉄道から撤退している。(3)リニアは環境負荷があって、静岡県で理解を得られない状況は続くだろう。(4)工事の停滞期間にも他の方式の技術革新は進みリニアのガラパゴス化も進む。/リニア計画が上手くいかないだろうという結論はその通りだと思います。ただし、(ア)トランスラピッドとJRリニアの比較については、高速性能は同じ。性能に優劣はない、トランスラピッドは同じ性能をよりシンプルな方式で実現していると評価する技術者がいます。電力消費、磁気対策不要、冷凍機不要などの点で素人目にもトランスラピッドの方が上。安全性ではリニアが劣る。(イ)欧州では鉄道に比べメリットがないことと気候変動対策重視が浮上式鉄道が終わった理由。(ウ)リニアでマイナス269度に冷やす部分はガイドウェイではなく車体側の台車に積んだ超電導磁石。(エ)ハイパーループも気圧を下げたチューブの中を走らせるという浮上式鉄道よりさらに「無理、無駄」な発想に基づく技術。投書欄担当者は事実関係についてチェックするはずなのですが、特に分かりやすい(ウ)の点を見逃したのは不思議、投書を無意味化する意図があるのでしょうか? 結論を導いた事実関係にやや問題があっても、リニアは上手くいかないだろうという印象、直感は当たっていると思います。発言する場合は、説明に使う材料をよく吟味したほうが、同感してもらえるだけでなく、説得力が出てくると思います。

6月3日(b) 『南信州』1面 "リニアと関連工事 事業調整を見える化 県、飯田市、JRが3者会議"(web版)。[2021/07/11 補足] 記事の リニア県駅西にできる「風越山トンネル」の2工区(計5・6キロ)のうち未着工の「上郷工区」(3・3キロ)についても「秋以降に具体的な工事計画を示す」とした。 (段落改め) 西側の黒田工区(2・3キロ)は3月に工事説明会を開き、4月に環境保全計画を公表。工事の準備が整い次第、施工ヤードの準備工事に着手する。地下水への影響が小さい「シールド工法」を採用する計画で、本年度中にシールドマシンの製作を開始する見通し。 という部分。「シールドマシン」の採用は「上郷工区」のはず。

6月3日(a) 『中日』14面 "リニア残土活用で駒ヶ根市が協定へ 廃棄物置場跡地 整備"、『長野日報』2日 "廃棄物置き場跡地にリニア残土 駒ケ根市"。残土の受け入れ量は3万立米。

6月2日(f) 『静岡新聞』 "社説(6月2日) 知事選3日告示 危機克服の具体策示せ"。

6月2日(e) 『信毎』2面 "サーチライト 県検討の条例改正内容 所有物以外への照射禁止に"。参考ファイル: 光害の防止に係る公害の防止に関する条例の改正について。ゴルフの打ちっぱなし練習場の照明なんかも一部は水平に照射するので数キロ先までまぶしい場合があります。

6月2日(d) 『信毎』29面 "上伊那 空自輸送機が低空飛行"(web版)。関連ページ ⇒ C-130輸送機。じつは、昔からこういう訓練(?)は行われてきました。最近話題に上がるのは、米軍が県内で低空飛行をやったからなのでしょう。北信越国体のカヌー競技が行われた30日に、低音で空気全体に響くような飛行機の爆音が聞こえました。空を見回して機影を探す人が数名いました。こういう音はプロペラ機で飛行高度が高い場合です。子供の頃よく聞いた音です。低空飛行の場合は、あまり響かないガサツな感じの音です。音の大きさは高々度の場合の共鳴する音に比べて、それほど気にならないものです。低高度では速く通り過ぎるので何が来たのか分からないで済んでいるのかも知れません。

6月2日(c) 「南アルプスジオパーク中央構造線エリア」について関連自治体が認定の継続の断念を考えている(『信毎』23面 "南ア「ジオパーク」認定目指すか否か 飯田市「年度内に結論」(web版)"、『中日』12面 "ジオパーク継続断念 検討 南アの協議会 地域振興効果に疑問 人員増などの条件も難題に")。 ジオパークにしろ、エコパークにしろ横文字に弱いくせに振り回す自治体のお役人や多くの議員は大事な問題が分かっていないというか、カン違いをしていると思います。伊那市は「ゼロ磁場」のパワースポットを宣伝してることを非科学的だと指摘されてました(令和3年6月1日 市議会全員協議会 資料№2-2)。その程度の利益しか、しかも見当違いなんですが、認識できなかったのと笑われますね。リニアだって、本当にできるのかできないのかはっきりしないのだから止めてもらったどうですか?

6月2日(b) 『赤旗』5面 "大深度安全保障なし 武田氏 リニア中止求める"(web版「Youtube 日本共産党チャンネル」)。

6月2日(a) 「リニア新幹線を考える静岡県民ネットワーク」が、静岡県知事選挙の立候補予定者に行ったアンケート結果が、"静岡県知事選候補者アンケート" に掲載されています。関連して、こんなコメントがあります:"リニア県民ネットが行ったアンケートについて、昨日全文を県民ネットのFBページに掲載し、マスコミ各社も取り上げてくれました。しんぶん赤旗がしんがり、告示直前の今日載りました。後半の質疑も含めて、けっこう詳しく記事書いてくれてます。まとめると「川勝氏が大井川の『命の水』を守る立場が明確なのに対し、岩井氏は批判的に言うものの具体的な対策・説明に書ける」というもの。 私自身、この発表で逆に記者さんに教えてもらったことがあります。岩井氏の「工事中止」というのは、トンネルを掘って高圧湧水が噴出しダメだったら「中止」するというもの。さすが身近で取材しているだけある。もしそうなら「壊れた自然は元には戻らない、あってはならない」と答えたのをおぼえています。(FB・リニアを考えるコミュニティ)"。JR東海はともかく掘らせてね、掘ってみにゃ分からんという立場。静岡県はそれじゃ困るといっているわけで、岩井さんもJR東海と同じことを言ってます。新聞記者さんはそう受け止めている。もう少し頭を使って発言すれば良いのに、自民党って、ここまでダメなのかと思います。/『赤旗』2日13面 "リニア工事 大井川流量減少どうする 静岡知事選 県民ネットが候補者アンケート 川勝氏 命の水守る 岩井氏 具体策なし"。

6月1日(b) 『静岡新聞』 "リニアのルート変更 判断は「時期尚早」 静岡県知事が会見で見解"。

6月1日(a) 『日経』13面 "欧州夜行列車 復活が相次ぐ 脱炭素で「絶滅」回避"(web版)、『NHK』5月21日 "フランスで夜行列車復活 温暖化対策で航空機避ける動き"。夜行列車の便数は毎日というわけではないようです。長距離移動が必要な場合があるけれど、実は頻度は高くない。通勤電車のような頻度で長距離の高速列車を走らせる必要はないし、航空機と競争する必要もない。とすれば磁気浮上式鉄道の存在価値はない。しかも、トランスラピッドに負けた超電導リニアの長距離の路線計画はバカみたいだと思います。


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