出来事・ニュース:2022年12月


3月の予定、28日 「ストップ・リニア!訴訟」の原告適格をめぐる控訴審の第3回口頭弁論。

2月の予定、 松本で『リニア中央新幹線をめぐって』の著者・山本義隆さんの講演会。詳細は後日掲載します。

2月の予定、3日 東京地裁で「ストップ・リニア!訴訟」の最終弁論で結審します。

1月の予定、日時未定 「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」が東京外環道の陥没事故についての学習会。リニアの風越山トンネルも外環道と似た条件(未固結の地質、大深度、大掘削断面)でシールド工法で工事が行われます。上郷黒田地区の住宅地などでも調布と同じような被害が予想されます。2020年10月に調布市内で起きた住宅地の陥没事故についてジャーナリストの樫田秀樹さんに話していただく予定です。詳細は決まり次第お知らせします。

1月の予定、1月15日 第16回高森自由大学は『信毎』に連載中の「森の赤鬼 C.W.ニコル」の著者・北沢彰利さんの講演の予定でしたが事情により4月に延期して、731部隊の展示をめぐり騒動のあった「飯田市平和祈念館」(JR飯田駅前「ムトスぷらざ」(旧ピアゴ))の見学会を行います。⇒ 案内チラシ

終了、12月22日 起工式はリニア失敗への一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし。 飯田市上郷のリニアの県内駅の起工式。『信毎』11月30日2面記事によれば、場所は駅予定地の現地。JR東海から柘植康英会長と金子慎社長、清水建設の井上和幸社長が出席。来賓として招待しているのは阿部守一長野県知事、佐藤健飯田市長ら沿線自治体の首長、地元選出国会議員など。駅用地についてはまだ全体を取得できていないのにどこで起工式をするんでしょうか? 記事は開始時刻を書いていませんね。/ 『南信州』1日記事によれば、開始時刻は安全祈願祭が午後1時、起工式が午後1時45分。

終了、12月6日 高森町下市田河原に予定されるリニア新幹線のガイドウェイの側壁パネルの製作保管ヤードの工事についての説明会が12月6日に開催予定。対象は、高森町の下市田の2区、3区、5区、6区と下市田河原耕作者組合員で、ガイドウェイパネルのヤードの工事や施設の稼働後に工事車両の通行などで住民生活に影響の出る地域の住民と付近の農地を耕作する人たち。ヤードは水田だった場所に造成した用地に建設されますが、大鹿村や妙琴原のリニアのトンネル工事で出てきた基準以下の(または基準を超える)重金属類を含む可能性のあるトンネル残土を使いました。つまり実質的には残土処分場です。2区、6区は造成工事に使う残土を搬入するダンプカーの通行による騒音や振動被害と、造成工事の騒音と粉じんで約2年間迷惑を受けています。ストップ・リニア!訴訟では、下市田2区、3区、6区に居住の住民が原告に加わっていましたが、リニアの工事とは関係ない地域に住んでいるとの理由で原告適格を取り消されています。理由は、国交省の認可の段階で、残土置き場の場所が決まっていなかったので、認可取り消しの訴えの原告にはなれないとの判断でした。⇒ 回覧文書 / 『信毎』12月3日26面 "高森の「ガイドウエイ製作・保管作業場」 JR東海「年明けにも着工」 6日説明会"。

終了、12月4日 高森自由大学講座「日本経済と消費税 インボイス制度を考える」 ⇒ 案内チラシ


12月31日(a) 『NHK NEWS WEB』7時2分 "斜面が崩れ住宅など約10棟に被害か 2人救助 山形 鶴岡"。地元の方の話、「『これまで土砂崩れなどが起きたことがない集落なので、とても驚いています…』」。映像で見ると、崩れても不思議の無い場所のように思います。鶴岡市の土砂災害ハザードマップ西目(上郷地区)平成27年3月作成 (PDF:12,417KB) をみると、今回の災害の起きた場所と同じような地形(平坦部と山の境目)のかなりの部分に「土砂災害警戒区域」の指定があるようです(ハザードマップより)。

12月30日(a) 『南信州』が2~5面で "2022年飯伊の重大ニュース"。リニア関連のニュースが多いです。

12月29日(d) 『南信州』2面 "現状把握し協議に活かす 飯田創造館の閉館巡り意見交換"。

12月29日(c) 『信毎』1面 "子1人に最大100万円 支援拡充 地方移住 子育て世代 厚くサポート 政府23年度から 東京集中是正狙い 暮らしの不安 デジタルで対応"。⇒ 関連ページ

12月29日(b) 27日の中川村リニア対策協議会の記事:『信毎』21面 "残土活用の緑地 中川村が整備へ"。8千㎡の水田を4万㎥の残土で「堤防と同じ高さまで7~10メートルかさ上げして緑地とする」計画。40000÷8000=5。「7~10メートル」という数字は何か?

12月29日(a) 『信毎』6面 "16年襲撃テロ犠牲者の日本人が貢献 バングラ初の都市鉄道開業"。

12月28日(d) 『信毎』6面 "国内短信▼リニア開業後の静岡県内、新幹線の停車本数増へ調査"。つづきを読む

12月28日(c) 『信毎』2面 "ローカル線分岐点:"ローカル線分岐点:地方交通再構築「来年は元年に」 予算案閣議決定受け国交相"。

12月28日(b) 26日開催の松川町リニア建設工事対策委員会の記事:『中日』13面 "発生土の運搬計画 JR、松川町で説明 大鹿から来月以降"、『南信州』2面 "松川町 発生土の運搬計画確認 1~3月は日平均200台余り"、『信毎』23面 "R東海 「将来にわたり要対策土管理」 松川町で説明"。

12月28日(a) 22日の起工式の記事:『読売新聞』(長野県版)23日 "リニア長野県駅 着工 飯田で起工式 26年3月宇 完成目指す"。「県駅や駅前広場(6.5ヘクタール)、飯田市内の本線部分や周辺の道路整備の用地買収は完了していない。…移転対象の住宅約190世帯、事業所約100か所のうち、移転先が決まったのは8割程度だ。…移転を求められている同市上郷飯沼の熊谷清人さん(82)は『慣れ親しんだこの場所と同じ住環境を移転先に求めるのは無理だ』と用地交渉に応じていないが、周辺住民は次々と移転。『残っている自分が悪者になっていくようで苦しい』と胸中を明かす」、座光寺地区では騒音対策で、ガイドウェイへの防音防災フードの設置でなく、「JR東海は沿線の17世帯に対し、二重サッシなどの個別家屋対策を示したが、根強い反発がある。中には本線用地の地権者もおり、一部の用地交渉は止まっている。」。座光寺地区では用地交渉はスンナリ進んだと思っていたので、意外です。

12月27日(c) 『南信州』27日 "北部5町村 「住んで、遊んで楽しい」 リニア見据えまちづくり構想"(web版)。24日の北部5町村の「リニアを見据えた北部5町村のまちづくりシンポジウム」の記事。『南信州』は、講師の加藤さんがオンライン参加だったことを本文では書いてないです。まあカット写真を見ればわかるんですが…。「加藤氏は「『当たり前』の中に地域の魅力が埋もれている。移住者らの声を参考に掘り起こし、整理して発信していく必要がある。」 リニアに批判的な意見が移住者の間ではほとんどだというとは別にしてという条件での話では意味ないと思いますね。

12月27日(b) 『赤旗』26日13面 "「秘境駅」でクリスマス 北海道幌別町 存続願う鉄道ファン集結"。

12月27日(a) 『赤旗』26日2面 "全国鉄道網の破壊許さない 「上下分離」「基金設立」… 共産党、「提言」で新提案"(web版)。共産党が13日に発表した全国鉄道網の維持についての提言の解説記事。

12月25日(d) 『静岡新聞』"JR東海、湧水対策の動画公開 県外流出触れず 静岡県「誤解与える内容」【大井川とリニア】"。「同社の静岡広報室は『方策を分かりやすく示し、理解を深めてもらいたいと思い動画を作成した』としている。」

12月25日(c) 『静岡新聞』"情報公開請求に対応を 川勝知事 JR東海に指導、国交省に要請文"。

12月25日(b) 『南信州』5面、読者の寄稿、"飯田創造館 山本拓也"。「リニアリニアと浮かれる飯田市、利便性と目先の経済を追い求め、自然を破壊し歴史とその土地に流れる豊かな文化を踏み躙る事に気づいてほしい。…来飯しやすくなり他地域から来た人々は一体何に興味を持つだろうか。新しくピカピカで便利なデジタルな施設だろうか?残念ながらそれは都会にはもう全て整っている。」。免許センターを「建設する」ために創造館を廃止して取り壊す県の方針に対して反対の声が出ています。免許センターの必要性よりも「建設する必要性」ではないかと思ったりしていますが…。

12月25日(a) 『信毎』23面 "リニア開業後のまちづくりは 下伊那北部5町村 豊丘でシンポジウム"。下伊那北部総合事務組合のリニア時代を見据えたシンポジウム。たぶん岐阜か中京地域に住む講師がリモートで参加して、飯田から2時間で行ける地域の範囲に住む人口が287万人から4216万人に増えると説明したそうです。なんかジョークみたいですね。「DX(デジタル技術による変革)の推進で医療や子育て、行政などのサービスを充実させ都市機能を高めれば大都市からの移住者を見込める」とも。リニアが来れば「医療や子育て、行政などのサービスが充実」するだろうと思っている方たちへの説明としてはちょっとピントがずれていると思いますが…。医療関係では、ism-Link(イズムリンク)というのが、未来に向かって、けっこう全国的に注目を集めているみたいなんですが、リニアに関係なくできているわけです。

12月24日(g) 22日開催の大鹿村のリニア連絡協議会の記事:『信毎』27面 "中央構造線調査へトンネル掘削方針 大鹿の連絡協で示す JR東海"、『南信州』2面 "R東海 「要対策土」活用へ試験施工 不溶化処理し 盛土や擁壁の内部に"、『中日』21面 "基準超「盛り土」など説明 JRや大鹿村 住民から「不安」も"。要点は、(1)要対策土について、溶けだす重金属などを低減させる「不溶化材」を用い不溶化し、盛土は基準値以下の残土で擁壁(鳶ヶ巣沢環境対策事業を念頭か?)では鉄やコンクリートなどの保護材で覆い活用する方法の試験施工を上蔵の変電所用地で来月から行う。(2)昨年8月から要対策土に不溶化材を混ぜ雨水にさらし排水の重金属の濃度を計測する雨水暴露試験を継続実施。排水は基準値以下だったと報告。(3)小渋川斜坑先(南アルプストンネル)から静岡方面へ掘り進めている先進坑で蛇紋岩を確認。本坑の掘削を中断して小渋川橋りょう方面(名古屋方面)へ掘削中。(4)青木川斜坑(伊那山地トンネル)先からの本坑は中央構造線にさしかかるまえに来年から調査用のトンネル(断面40㎡。使用後埋め戻し)を掘削する予定。本坑は青木川工区(3.6キロ)の約1割を掘削。 (4)について、連絡協議会より前に、青木にお住いの方にきいたところ青木川の下は超えたと聞いているといっていましたが…? 住民に正確で詳細な情報提供をしていないのかなと思います。
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[ 拡大 ] 「中央新幹線伊那山地トンネル新設(青木川工区)工事における環境保全について(3.2MB)」より。本坑を名古屋方面へも掘り進めているので、まだ青木川の下を超えていないと思います。

12月24日(f) ローカル線関連記事:『信毎』2面 "地域交通先進化を支援 車両導入や機能改良に補助"、"ローカル線分岐点 乗降調査を優先検討 大糸線 期成同盟会の振興部会 "。

12月24日(e) 『中日』33面 "コンテナ落下2人死亡 愛知・新城 三遠南信道の建設現場"、『信毎』35面 "コンテナ下敷き 2人死亡 愛知 三遠南信道 工事作業員"。

12月24日(d) 『赤旗』13面 "リニア残土処理問題点の学習会 みえネット"。

12月24日(c) 『乗りものニュース』23日 "リニア中央新幹線「長野県駅」着工 “伊那地方~東京90分”なるか 飯田線との接続は二の次!?"。地方は自動車中心なので、飯田線と接続しても意味がないというのがJR東海の当初からの説明。JR東海の説明ですがこれはあたっていると思います。また、リニア路線と近い部分では、飯田線の勾配がきつくて、駅を設置する場合は安全性の点でいろいろ問題があります。こんな記事書くためにわざわざ東京(?)から来られたんですね。

12月24日(b) 『東京経済オンライン』21日 "夢の乗り物「リニア新幹線」に乗って感じた疑問点 地震の際の緊急停止は?検査サイクルは?"。2ページ目、「まるで飛行機に乗っているかのような小刻みな振動と音を感じる」。小刻みな振動を感じるというのは台車とか車体が小刻みに振動しているからですね。時速500キロでは浮上用コイルの配列が原因の約300ヘルツの振動を受けているので、共振する部分が振動しているのでしょう。提灯記事でも書かざるを得ない振動ということ。3ページ目、「リニアは軌道となるガイドウェイに囲まれている場所を、車両が走る構造になっているため、脱線しにくい」けれど、ガイドウェイの側壁パネルは衝立のような構造なので、地震とき横方向に加速度がかかると倒れる可能性はあるでしょう。JR東海の広報部は脱線しない理由を、「電磁誘導の原理により、車両がガイドウェイの中心からずれると、車両が遠ざかった側には吸引力、近づいた側には反発する力が働く。この仕組みにより、車両は常にガイドウェイ中央に安定して保持されるため、地震発生時も脱線することはない」というけれど、これは、ガイドウエイに沿って走る原理を説明しているだけで、鉄道の車輪についての説明と同じで、JR東海の言いたいことは、レールと鉄輪の重なりはフランジ部分の約4㎝に比べ、リニアは1.3mの溝の中を走るからという意味でしょうね。さて、3ページの一番最後のほうに、「ちなみにリニアの車両は、約10cm浮上し走行しているが、横の隙間は、つまりガイドウェイと車両との間は、何センチくらいなのか。その答えは、『左右どちらも約8cmの間隔がある』。思っていたよりも隙間があることがわかった。」。JR東海側にたった記事で「8㎝」という数字が書かれたのは初めてのように思います。数年前、JR東海に質問した時には機密事項だからいえないとの回答でした。だいたい7.5~8㎝と推測できるんですが、緊急時に使うストッパー車輪というものが常に車体から3.5㎝突出しているので実際は4~4.5㎝程度しか隙間はありません。1㎝浮上の上海リニアに比べ10㎝浮上だから安心などとは言えないですね。

12月24日(a) 『東濃リニア通信(23日)』に共産党御嵩支部の発行する『明るい御嵩』の11月1日号と12月1日号が紹介されています(キャッシュ:11月1日表11月1日裏12月1日表12月1日裏)。

12月23日(c) 『日経』19面 "超電導モーター用電線 物材機構など、柔軟性向上"。マグネシウムとホウ素を混ぜた超電導材料を銅とニッケルの合金で覆い引き延ばしたあとセ氏650度に加熱してつくった電線をモーターの巻き線に使うというもの。燃料電池の液体水素でモーターを冷やして巻き線の抵抗値をゼロにする(抵抗値を下げる?)ようです。物質。材料研究機構と明興双葉が開発。超電導リニアの場合は電気抵抗がゼロになることを利用して外部から電気を流さなくても永久的に電流が流れ続ける性質を利用しますが、記事がいっているモーターは外部の電源から電気を流すという違いがあると思いますが、さて、液体ヘリウムを使わずにすむ超電導リニアの超電導磁石の材料の開発状況はどうなっているんでしょうか?

12月23日(b) 22日の起工式関連の記事:

 地域版にどんな記事がでるか分かりませんが『日経』の記事はごく簡単なもの。品川、名古屋間のリニアにとって長野県の中間駅など問題にされていない、利用客はごく少ないと見られていることのあらわれじゃないかと思います。

12月23日(a) 『南信州』2面 "JR東海と県 リニアと沿線の情報発信 飯田線 車内広告枠にポスター"。(⇒ 12月13日)

12月22日(j) 『静岡新聞』"リニア・ボーリング計画 静岡県が見直し要求 JR東海に意見書"

12月22日(i) 県内駅起工式についてのテレビ報道:

12月22日(h) 『赤旗』13面 "強引外環工事やめよ 国など市民と宮本徹・山添議員ら"。

12月22日(g) 『赤旗』2面 "大深度トンネル工事は問題 党リニア新幹線PTが会合"。

12月22日(f) 『日経』5面 "整備新幹線延伸 資材高が壁 北海道は事業費4割増、北陸も着工遅れ 国民負担の増加懸念"。

12月22日(e) 21日、JR東海社長の記者会見:『信毎』2面 "静岡県が湧水の流出懸念 先進ボーリング 「来月から準備」 JR東海社長"、『中日』25面 "障害者割引をトイカで適用 JR東海、24年春"、"名古屋駅の中央線ホームドアを設置 25年に運用開始"、"新幹線の大幅遅れ JR東海社長謝罪"。/ 『静岡新聞』"リニア・先進ボーリング 「4月ごろ県境到達」 JR社長が見解"。

12月22日(d) 21日、JR東海と沿線16市町村長の意見交換会開催:『信毎』2面 "騒音問題など対応 「住民に寄り添って」 飯田市長 JR東海と意見交換 "、『中日』12面 "盛土試験施工 情報共有へ"。「市長はまちづくりに必要な情報だとしてリニアの開業時期を示すよう求めたが、宇野副社長から明確な答えはなかった」(『信毎』)。冒頭以外非公開であれば、この部分は会議あとの取材によるものですが誰から聞いたかが明確でないです。ことおりだとすれば、以前にも同じこと聞いているんですからもっと強く問いただすべきだったでしょう。具体的、明確に答えれないようであれば飯田市は協力できないくらのこといって脅かしても良かったのではないかと思います。/ 『南信州』23日2面 "JR東海 「要対策土」改めて要望 関係16自治体と意見交換"。要対策土について、JR東海は自社の工事だけで使いきれないので公共事業で使えるところをあっ旋して欲しいと要望。これまでにでてきた要対策土は約5000㎥。残土処分地は18カ所が決定、調整中の候補地が約30か所との報告。

12月22日(c) 『信毎』2面 "教育充実で伊那谷活性化 知事、リニア活用で方針"。

12月22日(b) 『信毎』2面 "ローカル線分岐点 地域交通再編支援 23年度 50億円程度計上へ"。

12月22日(a) 起工式関連新聞記事:『中日』12面 "リニア 期待 経済効果や交流人口増 不満 用地買収で住環境変化 県駅きょう着工"、"「街のために犠牲 忘れないで」 上郷飯沼・北原さん 所有地手放す苦悩"、『信毎』1面 "きょうリニア県内駅起工式 地元・飯田は 移転迫られ やるせなさ 「今はもう長生きしたいと思わない」"。

12月21日(i) 『信毎』27面 "信州話題の現場 通過点 2022(2)リニア工事 相次ぐ事故や生コン水問題 問われる JRの説明姿勢"。豊丘村内のリニアのトンネル工事現場で立て続けに起きた労災事故などと、JR東海の情報公開に対する姿勢についての記事。JR東海の情報公開についての姿勢は、戦前の軍隊をはじめとするいろいろな役所の態度と同じで「由らしむべし知らしむべからず」なんだと思いますね。だから、戦後の民主主義が国是の世の中では、JR東海の思うようにならないのが当たり前なのに、ある程度は、思うようになっていることは、民の側が大変におとなしすぎるということもあるとおもいます。

12月21日(h) 『南信州』2面 "飯田と中津川 駅周辺整備など課題共有 リニア巡り両市会が情報交換へ"。

12月21日(g) 『日経』5面 "整備新幹線に国費804億円 国交省 来年度予算案に盛る"、『朝日』7面 "北陸新幹線 延伸調査12億円 来年度予算 国交省案、与党が了承"。

12月21日(f) 『信毎』21面 "阿智・清内路の村道拡幅工事 来年1月にも新工区着工"、『南信州』1面 "清内路 2区間を来年1月から 村道拡幅 水道敷設替えを先行し"、『中日』16面 "阿智村道拡幅工事 来月2区間で着工 説明会で住民同意"。

12月21日(e) 『信毎』2面 "静岡工区 環境保全へ論点案 国交省 水生生物への影響など"。

12月21日(d) 東海道新幹線の停電事故関連記事:『信毎』27面 "国内短信▼東海道新幹線停電、金具折れショートか"、『中日』29面 "トロリ線支持棒折れてショート 東海道新幹線停電"、『朝日』29面 "新幹線停電原因 架線のかなぐ折れ JR東海 4時間半遅れ"、『日経』47面 "停電、金具折れショートか 新幹線運転見合わせ JR東海が見解"。

12月21日(c) 『信毎』22面 "ローカル線分岐点:小海線など存続へ支援を 佐久市議会、意見書可決"。

12月21日(b) 『信毎』"リニア国交省会議 「保全あり方」資料了承 代償措置に静岡県反発"。下條村の残土置き場の環境保全「計画」のなかで、希少種の移植は既に行ったと平然と書くJR東海が相手なんですから、公の会議はきびしい態度でのぞむべきです。/ 『静岡新聞』"代償措置に静岡県反発 リニア国交省会議 「保全あり方」資料了承"。

12月21日(a) 『信毎』"リニア風越山トンネル上郷工区 「工事の全体像」説明求める 長野県、JR東海計画に「助言」"(紙面2面 "風越山トンネル上郷工区 「工事の全体像」説明求める 県、JR東海計画に「助言」")。住民グループは、工事前の家屋調査など都市部で行っているのと同じ事前調査や工事中の地盤の変化の調査なども要望しています。それにしても、不思議なことは、記事も書いている「真上の土地所有者に掘削の承諾を得るよう求める」という点。JR東海は一貫してこのことについては何も説明をしません。赤信号で止まりますかというのと同じ質問なんですが…。JR東海という会社はちょっと変な会社ですね。/『中日』14面 "県駅などの工事 環境保全で助言 県、JRに通知"。 ⇒ 県の助言は「長野県における環境影響評価対象事業の手続状況 > 中央新幹線(東京都・名古屋市間」の「「中央新幹線風越山トンネル新設(上郷工区)工事における環境保全について」に対する助言」。同じページに10月21日の「令和4年度第5回技術委員会」で使われたと思われるJR東海がつくったスライド資料(資料1 中央新幹線長野県駅(仮称)新設工事における環境保全について(PDF:8,964KB)資料2 中央新幹線風越山トンネル新設(上郷工区)工事における環境保全について(PDF:7,657KB))があります。助言は「その他」の2で「本線トンネルが集落の下を通ることから、一連の工事の全体像を明らかにした上で、想定される環境影響の程度や範囲について地域住民に丁寧に説明し、事業による環境影響に関する不安の解消に努めること。」といっています。/『南信州』22日 "リニア中央新幹線 必要に応じて追加措置を 県境保全で県が助言 駅と風越山トンネル新設工事"。

12月20日(e) 『静岡新聞』"事務局「論点案」3項目を提示 リニア国交省専門家会議 環境保全、代償措置検討も"。

12月20日(d) 『静岡新聞』"記者コラム「清流」 知事との議論は公開で"

12月20日(c) 『南信州』7面 "豊丘村 「住み続けたい」8割に 第6次総合振興計画 策定に向けた住民意識調査で"。「リニア中央新幹線関連では、…開業後、村民の暮らしが今よりよくなるかの問いでは、『さほど思わない』が55.1%と最も多く、『思う』が23.8%、『思わない』12.9%と続いた」。「さほど思わない」と「思わない」を合わせると68%。長野県世論調査協会の調べの、「リニアに期待しない」が約7割という数字に近いですね。リニア一直線の村のはずなのに。

12月20日(b) 『信毎』23面 "JR東海は寄り添う姿勢を常に 飯田市長記会見から19日"。

12月20日(a) 『南信州』2面 "阿智村 村長と副村長を減給 信頼回復「決議」受け"、『信毎』23面 "村政巡り「調整不足」村会指摘受け 阿智村長・副村長 2カ月の減給に"。

12月19日(b) 『信毎』3面 "NEWS そこ知り隊:まもなく運行1年「DMV」って何?"。

12月19日(a) 『中日』5面 "社説:北陸新幹線延伸 住民の理解が先決だ"。

12月18日(g) 『信毎』3面 "リポート信州:着工迫る県内駅 落とす影 リニア工事"。一つは座光寺地区の騒音問題、"座光寺地区の騒音問題 「70デシベル超」17戸犠牲になれと… JR 防音フード一部設ける方針 地域と協議9年 解決せず"、もう一つは移転関連、"土地提供 再建必要な工場 補償費「低過ぎる」廃業の危機 資材高騰の影響も"。防音防災フードが設置できない理由としてJR東海は、火災など緊急避難のためと説明しているようですが、ここが該当するかどうかはわからないけれど、山梨では高架橋の強度が足りず重量のある防音防災フードが設置できないので、JR東海が住民に移転を要請しているところ、また南アルプス市では騒音被害が大きい家についても移転補償をするよう住民側が求めているところがあります。ほとんどすべてが地下またはフードの中を走らなくてはならない乗り物はそもそも危険だということですね。

12月18日(f) 『日経』27面 "視覚障碍者、はねられ死亡 大分 線路上で特急に、駅員不在"、『信毎』23面 "特急にはねられ視覚障害者死亡 大分のJR駅 駅員は不在"。
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これは元善光寺駅の案内板。大分でもこれと同じような対応をしていたのだろうと思います。

12月18日(e) 『日経』5面 "風見鶏:鉄道と防衛力"。防衛のためにも全国的な鉄道網の維持が重要というはなし。「侵攻に機動的に対処できる能力は輸送という後方支援であっても抑止力の一部になる」。リニアなんかに浮かれている場合じゃないといえませんか。

12月18日(d) 『南信州』8面 "下條村の残土置き場 JR東海が環境保全計画を公表"。下條村火沢の残土置き場(115万㎥)についてJR東海が環境保全計画を16日に公表したというニュースなんですが、記事は「残土置き場の検討にあたってギフチョウの幼虫が食べるヒメカンアオイ(県レッドリスト・準絶滅危惧種)とウスバサイシンの生育地を一部回避できないことから、専門家の助言を踏まえて移植を実施した。イワヘゴ(同・絶滅危惧種Ⅱ)についても工事前に移植を行う。」。「計画」というコトバが使ってあるのに、長野県の環境影響評価技術委員会で審議や住民の意見募集のあと県知事の助言がでる前に「移植」をしたということは違法なんじゃありませんか? 確かに記事が「環境保全計画」といっている文書の表紙には「環境保全について」とあるけれど、第3章が「環境保全措置の計画」となっているんだから記事の表現は適切です。違法でないとしても、正しい日本語のあり方を否定するものだと思いますよ。JR東海はほとんど同じことを2017年4月21日に豊丘村本山の残土置き場でやってました。参考:JR東海 > 工事の安全・環境の保全・地域との連携(長野県)環境保全の計画下條村内発生土置き場(睦沢)における環境保全について

12月18日(c) 『静岡新聞』17日 "リニア工事・田代ダム取水抑制案 知事「全量戻し当たらず」 流域首長と認識に違い"。

12月18日(b) 『静岡新聞』17日 "難波氏のリニア推進 知事「一貫している」"。そうともいえる。

12月18日(a) 『静岡新聞』17日 "JRの回答「失礼」 他都県のリニア工事尋ねる質問 知事会見"。「川勝知事は、リニア中央新幹線の他都県の工事状況などを尋ねた県の質問に対し、JR東海がホームページを照会するよう求めた回答文書を示したことについて『ずさんな回答。誠に失礼だ』と批判した。」 JR東海さんは何を考えているのかわかりませんね。バカみたいな話です。新春早々、尾張名古屋は大地震か?

12月17日(L) 『信毎』9面 "東京一極集中「27年度に是正」 政府デジタル田園都市案"。「東京圏の転入超過を2027年度に解消し、人口の一極集中を是正するなどの目標を明記」。

12月17日(k) 『朝日』33面 "緊急地震速報 13秒遅れる恐れ 海底観測に障害 復旧見通し立たず"、『中日』29面 "東海沖地震観測 再び障害 復旧見通し立たず 気象庁"。早期警報で新幹線の列車に急ブレーキをかけるといっても、その信号が遅れてくるのでは役立たないわけで、結局、地震国では列車の最高速度をもう少し落とした方がよいということだろうと思います。地震の少ないヨーロッパでもだいたい最高速速度は時速250キロ程度なんですから。

12月17日(j) 下條村、火沢の残土置き場関連記事:『信毎』27面 "下條・睦沢の:計画地 残土置き場に決定 JR東海、来年春ごろ着工"、『中日』17面 "下條に残土置き場 決定 道の駅付近 容量は県内2番目の規模"。

12月17日(i) 『日経』16面 "東急 新横浜線 相鉄 3月18日開業"。

12月17日(h) ローカル線関連記事:『信毎』2面 "ローカル線分岐点:しなの鉄道 来春ダイヤ改正 終電時刻繰り上げ 千曲駅を完全無人化"、『日経』45面 "JRローカル線の活性化 新潟の官民が協議の場"、『信毎』9面 "地域交通再編へ支援の制度創設 国交省23年度予算案"。

12月17日(g) 北陸新幹線のスピードアップ:『日経』16面 "東京・新潟間 最大7分短縮 上越新幹線、来月3月"、『信毎』33面 "来年3月 東京-長野 北陸新幹線が2分短縮 "。

12月17日(f) 『日経』7面 "大井川鉄道、3カ月ぶり再開 観光路線、台風で寸断 にぎわい回復へ期待 全面復旧はなお時間"。

12月17日(e) 『南信州』8面 "北部5町村 リニア見据え町村超え連携 オンライン配信も 24日にまちづくりシンポ"。

12月17日(d) 『信毎』33面 "県内駅起工式へ 有志が反対運動 飯田「立ち止まり考えて」"。

12月17日(c) 南アルプス・ジオパークが再認定される:『中日』17面 "南アジオパーク再認定 「条件付き」から改善実る"、『信毎』9面 " 国内短信▼ジオパーク、県関連2地域再認定"、27面 "南ア ジオパーク再認定 伊那・飯田・大鹿 再審査経て条件なしで 「協議会事務局体制 改善へ動き」と評価 運営体制充実へ 3市村連携強化 認知度向上や教育・防災への活用 課題"。

12月17日(b) 年末年始の鉄道予約状況:『朝日』34面 "年末年始予約は微増"、『中日』17面 "北陸新幹線 予約13%増 年末年始、前年度比"、『赤旗』14面 "年末年始の予約 JR6社16%増"、『日経』16面 "JR、年末年始予約16%増 6社前年度比席数 コロナ前の75% "、『信毎』33面 "年末年始 予約回復傾向 県関係 新幹線1割・特急2割 "。

12月17日(a) 『朝日』34面 "利用減で山手線減便"。JR東日本担当者は「『テレワークなど働き方が多様化した影響で、都心内の移動の戻りが遅い』と説明した」。

12月16日(g) 『信毎』7面 "国内短信▼北陸新幹線31年春完成を"

12月16日(f) 『日経』46面 "高架橋 在来線も耐震化 国交省要請 鉄道会社、27年度までに"。

12月16日(e) 『日経』45面 "大糸線守れ 戦線企業動く 注目集め改善の一歩に"。

12月16日(d) 『信毎』7面 "「開業いつとは言えない状況」 JR東海社長"。「川勝知事と初会談した2020年6月を振り返り『その後、工事が大変順調に進めば(予定の)27年に開業(できる)ぎりぎりというタイミングだった』と説明。現時点で『2年半遅れている』とし、開業時期は『未定といえば未定』とも述べた」。「大変順調」にというのは、ひと月に100m掘るとすればということで、当時は長野工区でひと月に30~40m程度しか掘れない実績でした。金子社長は、ひと月100mで掘って静岡工区はトンネル掘削に5年半、電気工事と試験走行に2年で7年半かかると川勝知事に説明(静岡県知事と金子社長の会談の様子は静岡県の「ふじのくにのメディアチャンネル」の「リニア中央新幹線静岡工区に係る川勝知事とJR東海金子社長の面談」。西俣斜坑口から長野工区までの工事期間の説明は11分26秒から。金子社長の説明の要点は、西俣から斜坑が3.5㎞、先進坑が3㎞、順調にいって月進100mというので、西俣から5年5カ月かかる、千石からも5年、さらにガイドウェイの設置などに2年、合わせて7年5カ月必要。2020年6月の今の時点から7年5カ月が2027年の11月なのでいまならぎりぎりというもの。)トンネル掘削に実際は倍から3倍かかるとすれば静岡工区は11年~16年3カ月程度はかかるはず。2年たせば13~18年以上で今から始めても2035~2040年ころまでかかるでしょう。

12月16日(c) 『信毎』8面 "のぞみ車両貸し切りどうぞ"、『日経』16面 "「のぞみ」1両貸し切り JR東海 研修旅行や結婚式"、『中日』25面 "貸し切り新幹線販売開始"。

12月16日(b) 『静岡新聞』 "リニア・県境越えボーリング 「水抜き目的でない」 JR東海社長が見解"。金子社長は、「高速長尺先進ボーリングに関し『水が出るかもしれないが、それを目的に行うものではない』と述べ、地質や湧水の状況を把握することが目的で、工事前の水抜きのためではないとの認識を強調した。」。バカじゃないのといいたくなる、非常識、無神経。『静岡新聞』"リニア・県境越えボーリング 「水戻す必要性、首長が理解」 静岡県、意見交換会の成果強調"。

12月16日(a) 『静岡新聞』"政策協定に「リニア推進」 静岡市長選 自民市議団と難波氏"。/『静岡新聞』15日 "自民市議団、難波氏推薦へ 静岡市長選 政策協定の締結調整"。川勝知事もリニア推進といってますから、自民党の方たちというのは…

12月15日(f) 『南信州』6面 "しんきん羅針盤 「リニア長野駅の着工を目前に控えて」"。「県知事の言行は河川法で河川(大井川)に構築物(リニア設備)を設置する許認可権を有するというほぼ一点に拠るもの。これに対し、静岡市長はあらゆる工事現場のヤード設置や施工について各種法令や権限に基づいて対処できる。(リニア推進の立場の現職・田辺氏が出馬せず、川勝知事の片腕だった前静岡県副知事の難波氏が出馬する)次の選挙で静岡市長は誰になるか、新市長がリニア工事に対してどのような考えを示すか。静岡市長選が今後のリニア工事に大きく影響する。選挙戦には隣県住民としても大いに注目せざるを得ない。」。

12月15日(e) 北陸新幹線の敦賀-新大阪間の着工が遅れる見込み:『中日』28面 "北陸新幹線延伸 来春着工を断念 敦賀-新大阪、環境アセス遅れ"、『日経』5面 "敦賀-新大阪、着工遅れ 北陸新幹線、来春厳しく"、『信毎』25面 "工事用車両の通行量 通勤時間帯「配慮を」 下條村対策協で求める声"。

12月15日(d) 13日、下條村リニア関連工事対策協議会の記事:『中日』13面 "残土置き場準備工事 着手は来年4月ごろ 下條の対策協でJR"、『南信州』1面 "残土計画地の安全性強調 下條村 JR東海が造成計画示す 下條村内での残土運搬計画"、『信毎』25面 "工事用車両の通行量 通勤時間帯「配慮を」 下條村対策協で求める声"。

12月15日(c) 『静岡 NEWS WEB』10時37分 "リニア 新幹線 JR東海社長“開業時期に影響は静岡工区”"。「回答文書では、川勝知事が開示を求めた工事の進捗状況や用地取得については、「当社のホームページで公表している」として具体的な内容に触れませんでした。」って、また無礼だといわれるかも。それはそれとして、当サイトでも何度かふれたように、南アルプストンネルの長野工区も2027年には間に合わないし、北品川立坑から掘るシールドトンネルや春日井のシールドトンネル、そして風越山トンネルだって2027年に間に合わないし、小渋川や壬生沢川の橋りょうも話が全然進んでいないはず。用地取得のできていない土地が2027年に間に合うように取得できる見通しもないはず。静岡はどちらかというと、工事を始める前に計画の無理さが分かった例で、他地域は工事を始めて見て計画の無理さが明らかになって来たといえますね。 / 『静岡新聞』"リニア進捗状況、ホームページで公表と回答 静岡県にJR東海"。

12月15日(b) 『静岡朝日テレビ』14日 "【リニア】静岡県「ボーリングを“今行う必要はない”」島田市長「決めつけるような発言をすると私たち流域がまた戸惑う」県と大井川流域市町の意見交換会 議論がかみ合わない状況続く…"。医師は治療する時に病人が手術する必要かあるかどうか検討すると思います。手術をする場合は輸血しながらすると思います。トンネルを掘るときは、現在の感覚では、工事をする前に環境に影響がないか十分に検討する必要があるはず。静岡工区については、実は基本的に工事前のJR東海の調査が不十分だったことが問題になっているわけですから、掘削工事の現場の安全と工事のスムースな進行のために切羽から行う「高速長尺先進ボーリング」は工事の一貫とする見方について「きめつけ」とするのは、JR東海の工事を進めたいという意向に基づいた説明に惑わされているように思えますね。

12月15日(a) 『NHK NEWS WEB』5時17分 "新幹線高架橋の柱 耐震補強の目標期限 国がJRに前倒し要請へ"。今回の国交省の要請には東海道新幹線は入っていません。リニア建設は東海道新幹線の老朽化対策の工事のためという理由は、運行しながら改修できる技術ができているので理由にならないといわれていますが、東海道新幹線の高架橋の橋脚の耐震性に一応問題がないのか、JR東海に対して国交省が遠慮しているのか。/『赤旗』3面 "新幹線高架1000カ所地震でレール沈下も 耐震工事前倒し要請へ"、『日経』5面 "新幹線高架 1140本沈下恐れ 国交省 耐震工事、前倒し要請へ"。/『信毎』"新幹線高架橋柱1140本「補強前倒しを」 東北・上越・山陽 国交省有識者委 中間まとめ"。「国交省によると…東海道(新幹線)は補強済み…」(『信毎』)

12月14日(g) 『信毎』23面 "高森の舟券売り場で町会 建設反対の意見書可決"(web版)、『中日』16面 "舟券売り場 建設困難に 高森町議会 反対請願2件採択 計画業者 決議打ち消し狙う"、『南信州』2面 "高森町議会 舟券売り場建設に反対 浜名湖競艇企業団に意見書"。『南信州』によれば「壬生町長は、『3つの要件のうち2つを満たしていない中、あえて賛成、反対を表明する必要はない』とし、『今後も議論が続くのであれば最終的な方向性を示す必要はある…』とした」。「町長は3つの要件のうち2つを満たしていない中」といっているんですが、事実としては、建設できる条件は、(1)地元自治会の同意が必要、(2)自治体議会の反対決議がないこと(あってはダメ)、(3)首長の同意が必要、というもの。建設には3つがそろう必要があるということ。つまり、(2)があれば、(1)と(3)はあってもなくても、建設は不可という制度になっているので、町長の説明は誤解を招くものです。『中日』は「競艇を管轄する国土交通省によると、今後、今回の採択を打ち消す決議があるこなどした上で、地元自治会と町長の同意を得られれば建設可能だという」ように、ひょっとして町長を含む賛成する側は、今後、議会の決議をひっくり返す必要があるのですが、どうやってやるつもりなのか?

12月14日(f) 『信毎』29面 "岐阜のリニアトンネル掘削土から六価クロム"。

12月14日(e) 『信毎』7面 "国内短信▼北海道新幹線延伸工事、掘削残土の新処分場検討へ"。

12月14日(d) 『信毎』7面 "国内短信▼共産、鉄道網維持への国の積極関与提言"、『赤旗』1面 "全国の鉄道網維持と活性化へ 日本共産党が提言 「地方選の大争点に」"(web版)、5面 "全国の鉄道網を維持・活性化し、未来に引き継ぐために 12月13日 日本共産党の提言"(web版)。

12月14日(c) ローカル線関連記事:『日経』1面 "ローカル線95社 利用の1万人 運賃値上げ容認 85% 本社調査 国の支援に不満も"、17面 "ローカル線への愛着強く コロナ後「乗る回数戻る」6割"、『信毎』2面 "ローカル線分岐点:「年明け以降に具体的議論」 地方路線巡りJR東社長"、24面 "ローカル線分岐点:小海線の応援「待ったなし」 赤字で危機感 町内外の有志が会設立 車内広告・ラッピング"。

12月14日(b) 『信毎』8面 "R東が24年春ネット銀行口座 鉄道会社で初"、『日経』17面 "R東、24年春に銀行代理行参入"、『朝日』6面 "銀行代理業に参入 24年春 JR東、楽天銀と連携"。

12月14日(a) 『朝日』11日 "リニア駅予定地に広がる田んぼ 周辺開発は? バスは? 課題山積み"。リニアの山梨県駅はまだ駅本体の工事契約ができていないし、駅周辺整備(駅南口10.5ヘクタール)の方針もはっきりしていないようです。飯田市が駅前周辺整備の構想を作ったのはもっと以前で最近、工事(まだ準備段階)がはじまったところ。甲府の状況からみれば、住宅の移転が多い飯田は先走り過ぎたのではないかと思います。もっとも飯田市の計画も6.5ヘクタールのうちほとんどは「広場」という名前の「空き地」なんですが…。

12月13日(f) 東海道新幹線の「のぞみ」が停車する全部の駅にホームドア(可動柵)の設置が完了と公表(12月8日)。全駅といっても、東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪。⇒ (JR東海)" 【社長会見】東海道新幹線 新大阪駅全ホームへの可動柵設置完了について"。関連記事:駅バリアフリー化へ利用者負担求める

12月13日(e) JR東海は13日から『リニア中央新幹線×飯田線沿線 情報コーナー』を飯田線の213系電車の網棚の上部に掲示するそうです。⇒(JR東海)"【JR東海×長野県コラボ企画】「リニア中央新幹線×飯田線沿線 情報コーナー」を飯田線車内に開設します" / 『信毎』14日23面 "飯田線の車内でリニア情報発進 JRと県、ポスターで"。

12月13日(d) 『信毎』8面 "3両編成以上の在来線 ワンマン運転拡大を検証へ JR東海 試験車両導入"。⇒ (JR東海)" 在来線における車両側面に設置したカメラを用いた安全確認の検証について" / 『中日』21日9面 "車両側面にカメラホームの安全確認 JR東海、実験へ"。

12月13日(c) 『中日』29面 "南海トラフ対策で協定"。⇒ (JR東海)"電子基準点リアルタイム解析システム(REGARD)情報の提供及び活用に関する国土交通省 国土地理院、国立大学法人 東北大学及び東海旅客鉄道株式会社の産学官連携について"。一方では、リニアの残土を処分する谷や沢について、災害の危険のある場所と指定があることを、関係地域の住民には説明しないというのは…

12月13日(b) 『信毎』7面 "県境超えたJRのボーリング調査 首長「水戻す方策とセットで」 大井川流量 静岡で意見交換会"。

12月13日(a) 『静岡新聞』 "リニア工事 県境越えボーリングに厳しい声 「まず田代ダム案議論を」 流域10市町首長の意見交換会"。「森下部会長は、静岡工区の工事が始まっていない現状で同ボーリングを行っても、県内の地下水が抜け続けるだけだとし、『それでもしたいというのであれば、工事前の水抜きを前提にしていると考えられる』と主張。「そこに水の保全という発想はない」と厳しい言葉で非難した。」「染谷絹代島田市長は「調査をすることで破砕帯の状況が分かってくる」などと同ボーリングに理解を示し、『国やJRの考え方も総合的に聞いた上で考えをまとめたい』とした」。⇒ 『静岡新聞』"リニア流域市町首長会議 森下静岡県専門部会長の発言全文"

12月12日(d) 『静岡新聞』 "リニア工事・先進ボーリング 静岡県有識者会議と大井川流域首長が意見交換 委員側、地下水流出の懸念説明"。「これまでは、JR東海が「調査」と主張する同ボーリングの実施に理解を示す首長が多かったが、委員の説明を聞き慎重な意見に転じた格好だ。専門部会の森下祐一部会長(静岡大客員教授)は会議後の取材で「実態を理解いただけて安心した」と述べた。」。「染谷絹代島田市長が『決めつけるような発言をすると流域は戸惑うだけ』と、専門部会の姿勢に疑問を呈する場面もあった」。

12月12日(c) 有料記事ですが、『ダイヤモンド・オンライン』の連載 "迷走皇帝亡きJR東海"(12日から8回連載)。各記事冒頭部分だけしか読めないので内容についてはともかく、説明会などでJR東海さんの職員さんの説明内容や態度、長野県内の度重なる工事方法の変更、ルートの変更などを見ると「迷走」しているという表現はあたっている感じがしますね。リニア頼みの県や市町村も「迷走」しています。8月22日にでた『国鉄―「日本最大の企業」の栄光と崩壊』(石井幸孝著、中公新書)に、上に立つ人に洞察力がないと、「思い付き提案の『ご指示』に対して」、部下たちが「格好だけつけなければと困惑しながら奔走する」(p161)ことになるという指摘がありました。 関連ページ:"鳶ヶ巣沢環境対策事業工事説明会(その2)"、"鉄の車輪の信頼性 中公新書『国鉄 ー「日本最大の企業」の栄光と崩壊』"

12月12日(b) 『現代ビジネス』 "安倍晋三を裏で操った「最後のフィクサー」JR東海・葛西敬之の知られざる正体…安倍が「国士」と称えた男が最期に抱えていた“爆弾”(第1回前編)"、"(第1回後編)"、"政界を牛耳る「最後のフィクサー」JR東海・葛西敬之が安倍晋三と密談して国から「3兆円」を引っ張るまでの一部始終(第2回前編)"、"第2回後編"。執筆している森功さんは、講談社から『国商 最後のフィクサー葛西敬之』(2022/12/14)という本を出版するようです。

12月12日(a) 『文春オンライン』のJR東海提供のPRページ(12月9日) "「リニアは日本をどう変える?」 データサイエンティストの宮田裕章教授に聞いてみた"。タイトルからして、ちょっと古臭い感じです。この文章を書いたデータサイエンティスト・宮田裕章さんは、「子どもの頃から乗り物が大好きでした。なかでも、リニアモーターカーは、僕の憧れだったんです。磁力で浮上して超高速で走る、まさに未来の乗り物ですからね。僕の子ども時代、1970年代から80年代は、未来への渇望がまだ残っていた時代だったんです。『人類の進歩と調和』を謳った大阪万博の余韻もあって、これからは新しい技術で世界を変えていくんだ、と。その輝かしい未来の象徴が、リニアモーターカーでした。」と書いています。リニアの開発が始まったのは、JR東海によれば1962年なので、宮田さんの年齢から考えても大阪万博云々という部分はちょっと変な感じがします。ところで、書店に並ぶ鉄道関係の雑誌をパラパラとめくってみるだけでわかるんですが、鉄道ファンはリニアをほとんど問題にしていないようで、リニア関連の記事なんか何年に1回くらいしか乗っていないんじゃないかと思います。最近では『鉄道ジャーナル』が2016年から2017年にかけて「リニアモーターカー」というテーマで取り上げたのと、2018年4月に冷泉彰彦さんが「実用化技術はすでに確立 超電導リニア」というよく読むと、実はリニアには不安になる部分がまだあることがわかるような文を書いている程度です。

12月10日(e) 『南信州』1面コラム「日言」が、田代ダムの取水制限で大井川の水を戻すというJR東海の対策を説明して、「懸念に対する合理的かつ明確な回答となったが、進展するか」と書いています。また1年前の国交省の有識者会議の中間報告、「『河川流量は維持される』」を紹介。県内駅の起工式を2016年11月の南アルプストンネルの起工式と同様に「新たな工事局面」としています。2027年の開業は「事実上困難」だけれど、JR東海、長野県、飯田市ともに長野県内の工事スケジュールはかえないので「開業時期と関連工事がずれることが想定され」るとして、市長の議会答「『開業を待たずに供用を開始することも視野に入れた議論・検討が必要』」という、まるで「ひとごと」のような言葉を紹介しています。北条あたりでは、「駅は出来ても電車は来ない」のではという声も聞こえます。静岡県の態度について、飯田下伊那で読める新聞やマスコミ報道では、この『日言』のような捉え方が多いのですが、静岡県議会の12月7日の一般質問に答えて川勝知事はこんなふうにいっています。

12月10日(d) 『信毎』15日 "日立、鉄道信号の買収は来年に"。

12月10日(c) 『信毎』28面 "ローカル線分岐点:御代田駅 集いの場に 改修コンセプト 若者や町内事業所関係者ら議論 しなの鉄道が講習会「意見反映させたい」"。

12月10日(b) 『信毎』8面 "JR四国の値上げを認可"、『赤旗』6面 "27年ぶり値上げ認可 JR四国、初乗り190円に 来年5月から"。

12月10日(a) 『静岡新聞』 "リニアの工事進捗 都内で住民説明会 JR東海"。「JR東海の担当者は「来場者に分かりやすく展示しており、リニアをイメージしながら理解してもらいたい」と話した。」このやり方を「オープンハウス」というようですが、外環道でも行われているんですが、説明役の職員に知識がないとか、時間が限られているなどの問題点があるとの声もあります。/『信毎』7面 "都内に会場設け 住民向け説明会 JR東海"、『東京新聞』"大深度リニアトンネル工事、地上への影響は「小さい」とJR東海 品川駅近くの「調査掘進」で確認"。「(JR東海は)昨年10月、工事による地上への影響を調べる『調査掘進』という位置付けで掘削工事を開始。ルート上やルート周辺の地表面を調べたところ変位は数ミリだった。工事の影響かは不明としつつ、計測誤差や自然現象の可能性が考えられるという。掘削機を止めた時と動かした時の振動や騒音を計測したところ、掘削機の真上で騒音の大きさに変化はなく、振動レベルもほとんど変わらず、『工事による影響は小さいことを確認した』という。」。もともとこの「調査掘進」は300m行われるはずだったのに先端はまだ工事ヤードの中です。300m掘り進んだ位置には下の写真の2つのビル(第一三共㈱ 品川研究開発センター)があります。数ミリの沈下でこれらのビルに影響があるのかないのか?
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(鉄道の父は何思う、北品川立坑)

12月9日(c) 『朝日』30面 "辺野古 承認撤回を国が取り消し 沖縄県の敗訴確定 最高裁 政府措置 学者ら批判"、『中日』27面 "辺野古移設 国交相採決巡り 沖縄県の敗訴確定 最高裁判決"。

12月9日(b) 創造館関連記事:『中日』16面 "文化芸術の拠点なくすな 県が閉鎖方針の飯田創造館 考える会メンバーら訴える"、『南信州』6面 "県の方針に異議唱え 飯田創造館 考える会が会見"、『信毎』21面 "県が閉鎖方針示す飯田創造館巡り 利用者の会、存続要望"、『南信州』2面 "12月市会 一般質問 7日:関島百合氏 創造館巡り見解ただす 市長「利用者の声 直接聞く」"。「佐藤市長の政治姿勢に絡めて利用者との対話の機械を求めたのに対し、佐藤市長は『県庁内で議論を重ねた上での選択であり、まだ使えるということを簡単に申し上げるわけにはいかない。一方で、利用者が積み上げてきた活動が継続できるよう協力する立場』とし、タイミングを見て利用者の声を直接聞く機会を設ける意向を示した。」(『南信州』2面)

12月9日(a) 『日経』17面 "高速鉄道の車両基地建設 双日、インドで受注 630億円、インフラ事業拡大"。

12月8日(i) 『中日』9面 "自由席:趣味とは"。鉄道趣味はお金がかかるという話題なんですが、鉄道の「鉄」という字「金を失う」と読めるので「鐵」を使う鉄道会社もあるそうです…続きを読む

12月8日(h) 『中日』31面 "JRパス不正 元議員有罪 現職成り済まし「狡猾」 名古屋地裁判決 山下被告 駅員の審理利用 「先生の公務に支障出ては」"。JR東海の現場の職員さんはまじめでしっかりした方が多い。それをだました元議員はけしからんと思いますが、この事件、なんとなくJR東海という会社の組織体質がでていると思います。

12月8日(g) 『南信州』7面 "小規模自治体の負担軽減を 県会 一般質問で熊谷氏"。自治体職員の負担は大きいだろうと予想できますが、その原因は熊谷県議が指摘すること以外に、やらでもいいいろいろなイベント、そしてリニアとそれを見据えた事業だろうと思います。

12月8日(f) 『信毎』21面 "駅周辺整備「南アの眺望確保」 飯田市 市会全協に土木設計説明"。

12月8日(e) 北海道新幹線札幌延伸費用が増加、30年開業は無理:『朝日』3面 "北海道新幹線延伸 6450億円の追加費用 国交省試算 30年度開業厳しく"、『日経』1面 "北海道新幹線の延伸 事業費4割増2.3兆円 資材高騰・工事遅れ響く"、『信毎』7面 "北海道新幹線札幌延伸、建設事業費6450億円増"。

12月8日(d) 大鹿村の鳶ヶ巣沢(アカナギ下)の残土置き場関連記事:『中日』15面 "鳶ヶ巣沢環境対策工事 大鹿村とJR協定締結"、『南信州』7面 "大鹿村 鳶ヶ巣沢整備でJRと協定 維持管理の恒久的な責任明記"。この環境対策事業は大鹿村のアイデア。JR東海さんに未来永劫に管理責任を持たせようというのは道義的にみておかしいと思います。それでもJR東海さんがのんだということは、何か起きる将来には今の当事者は会社にいない、ともかく残土が片付けばいいじゃないかということもあるかも知れませんね。そういう協定のあるなかで将来災害が起きた時、実際に本当のところは、後始末は誰がやるのか?

12月8日(c) 下條村の残土置き場(火沢)関係記事:『南信州』7面 "残土計画地 来年度にも準備工事に着手 下條村 JR東海が説明会で考え示す"。

12月8日(b) 6日の高森町のガイドウェイヤード説明会の記事:『信毎』21面 "工事車両通行は1日に最大170台 高森に建設 関連施設周辺"、『中日』15面 "ヤード設備準備工事開始へ 来月 高森でJR、造成今月中完了"、『南信州』7面 "JR東海 高森町のヤード整備来月着工 ガイドウェイ側壁の製作・保管"。

12月8日(a) 『静岡新聞』 "流域首長と意見交換へ リニア大井川水問題、県の専門部会委員"。

12月7日(g) 『南信州』2面 "12月市会 代表質問 5日:岡田倫英氏 高さ制限「見直す必要ある」 リニア駅周辺の地区計画巡り"。市議会代表質問、岡田倫英氏の質疑から佐藤市長の考え方だろうと思いますが、「リニア駅周辺整備事業について、開業時期が『不確かな状況』となっているものの、県内の関連工事はJR東海、県とも従来のスケジュールに合わせる方針で、佐藤市長は『市も合わせて進めることを基本とする』と答弁。開業時期と駅周辺整備の完了時期がずれることも想定すると『開業を待たずに供用開始することも視野に入れた議論・検討が必要』との認識を示した」。飯田駅前のアイパークや市営駐車場と同じ運命になる可能性が高いのに…

12月7日(f) 『南信州』"【高森町】JR東海がリニアのガイドウェイ側壁製作保管施設についての地元住民説明会"。「飯田下伊那地域では喬木村阿島地区堰下でもガイドウェイ製作・保管ヤードの整備に向けた造成工事をJRが進めている。JRによると当面は使用する計画がなく、「今後事業全体の工事進ちょく状況を見ながら、使用計画を検討していく」とする。」 ⇒ 関連ページ:"下市田河原ガイドウェイ制作保管ヤードの説明会、12月6日"

12月7日(e) 『信毎』23面 "残土置き場計画地工事車両 1日最大千台 下條でJR説明 "。

12月7日(d) 『信毎』23面 "阿智 残土置き場候補地の安全性 JR東海に要望・質問を提出"。

12月7日(c) 『信毎』23面 "中川村小和田 残土で農地かさ上げ 村会、関連議案案可決"。『中日』12面 "議会だより 6日:【中川村】" によれば、「 …リニア中央新幹線関連事業として半の沢で実施する盛り土工事の記録保全などについて、4議員が一般質問した」

12月7日(b) 『静岡新聞』 "リニア問題 川勝知事手法巡り議論 伊丹氏「県民の利益にならず」/知事「言うべきことは言う」 静岡県議会"。「知事は『私の発言は、この目で見聞きしたことを公表関連資料とも照らし合わせ客観的事実を述べたもので対立をもたらすとは考えていない』とし、…今後の県政対応についても『言葉遣いには留意するが、言うべきことは言い、議論すべきことは堂々と議論する』と主張した」

12月7日(a) 『静岡新聞』 "土砂利活用促進、ストックヤード整備へ 静岡県内各地 静岡県議会代表質問、副知事答弁"

12月6日(f) 『静岡新聞』 "リニア工事 県境越えボーリング調査 国交相「議論見守る」"。

12月6日(e) 『静岡新聞』 "リニア 先進ボーリング「突発湧水」認識隔たり 静岡県有識者会議とJR東海"

12月6日(d) 『朝日』15面 "リレーおぴにおん 鉄道150年(7) 新幹線「東京目線」の膨張 写真家 丸田祥三さん"。

12月6日(c) 『中日』12面 "高森 舟券売り場白紙へ 反対請願、町議会委「採択を」"、『信毎』23面 "高森の舟券売り場計画で町会委 反対請願「採択すべきだ」"。/ 『南信州』7日1面 "舟券売り場 建設反対請願「採択すべき」 高森町議会 産建委員会が全会一致"

12月6日(b) 『中日』5日8面 "県駅前の広場 最大500台駐車可 飯田市整備計画 来年度後半以降、着工へ"、『信毎』5日19面 "駅前広場 使い方は柔軟に 飯田市 県駅周辺の土木設計発表"、『南信州』1面 "飯田市 6.5ヘクタールをも経過、着工へ リニア駅周辺整備 土木事業の実施設計公表"(web版)。

12月6日(a) 『中日』5日3面 "大井川の水量対策 ダム取水抑制で可 リニア工事でJR東海"、『信毎』2面 "大井川流量対策 ダム取水抑制で「十分対応可能」 JR東海説明"。

12月5日(a) 『静岡新聞』 "県境越え先進ボーリング 専門部会「湧水対策不十分」【大井川とリニア】"。JR東海が1月からやりたいといっている高速長尺先進ボーリングは、工事の作業で、工事前の調査じゃないです。工事をやってよいのかという問題を協議している相手の静岡県が了解しないのは当たり前。安全な工事ができるための十分な事前の地質調査ができないような場所ではトンネルは掘るべきでないと、以前、静岡県の副知事がいったことがあったと思います。JR東海の主張は、なしくずしに進めようとするもので、一定の世論の同意が得られると思っているのだろうと思いますが、そういうやりかたは必ず大失敗します。

12月4日(d) 『中日』33面の「通風筒」。メタバースでJR東海が企画した「バーチャル名古屋駅」について書いています。「『JRは駅などリアルの資産に強い会社だが、仮想空間は若い世代にアプローチするなど新たな可能性を持っている』と同社事業推進本部の小林丈通担当課長。『実際の事業にどう生かせるのか考えるきっかけにしたい』と話す。」リニアは「無謀な夢想」を現実世界で実現しようとしているわけで、本当に「リアルな資産に強い会社」なら思いつかないことだろうと思います。

12月4日(c) 『南信州』1面 "飯田、豊丘ではリニアも議論 2日間の対話集会終える 阿部知事 4年制設置「方向性は共有」 飯田は150人参加 豊丘はリニアテーマに 「工事中断長い」の声も"。県知事との対話集会の記事。豊丘では、「参加者が、事故に伴う工事の中断期間が長いと指摘し、『住民は早く工事が終わり、早く日常生活に戻ることを望んでいる』と意見。阿部知事は『いたずらに中断期間を延ばす気はないが安全を第一に考え、安全措置や事故原因を把握した上で進めてもらいたい』との姿勢を示すとともに、JRに対し『地元の協力、理解がなくては工事が進まないということは機会があるたびに伝えている』などと話した」ようです。中断が長い原因は、けがをした作業員のかわりがいないという事じゃないかとの声も聞きますがどうなんでしょうか。

12月4日(b) 『信毎』7面 "リニア静岡工区、掘削前調査に首長らの支持相次ぐ"。「市町側からは、JR東海が実施の意向を示しているトンネル掘削前のボーリング調査を支持する意見が相次いだ」という短い記事。『静岡新聞』の、3日の "リニア工事 県境越えの先進ボーリング 大井川流域市町、賛否分かれる 県とは認識の違いも"、4日の "リニア工事 県境越えボーリング 専門家説明、流域10首長側「おおむね納得」" を読むと、事情はちょっと違うことがわかると思います。一般向けのトンネル工事についての解説書にも切羽から行う長尺ボーリングは工事が始まってから、つまり現場で前方の地山の様子を探るために行うものと書いてあり、工事の作業の一環なので、工事の許可が出てからやるべきことなので、工事で問題が起きないか確認するために工事前に行う調査とは性格がまったく違います。と静岡県も説明していると思います。

12月4日(a) 『中日』3面 "核心:改正航空法 あす施行 住宅地 自動ドローン可に 「買い物難民」解消期待 新ビジネス 参入へ弾み 安全対策、住民理解が課題"、『信毎』3面 "ドローン 市街地OKに 監視なし飛行 改正航空法あす施行 物流に活用期待 安全環境整備も必要"。『中日』のみだしの「新ビジネス 参入へ弾み」とか「安全対策、住民理解が課題」をよむと、この法改正、なんか勇み足の部分があるんじゃないかと思います。技術的信頼性や安全性に問題を残したままで建設工事が認可されたリニア中央新幹線と共通するところがあると思います。

12月3日(j) (写真説明)最近の県駅予定地。何の目的なのか安全コーンが並べてある。コーンの向こう側の左に大型パチンコ店があった。
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 『信毎』27面 "リニア関連移転 しっかり寄り添う 飯田市長記者会見から 2日"。『信毎』の記者の質問と市長の回答は、Youtubeの記者会見の動画の4分15秒から『SBC』記者の質問
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バリケードのあたりに路線の中心がくる。左端に駅周辺整備のためマンションを解体中。リニア計画は失敗するか、または中止なると思う。これだけのことをしておいて「仕方ないこと」では済まされないと思う。

12月3日(i) 『信毎』2面 "「飯田下伊那の懸案 積極関与を」 飯田・松川町・豊丘で「県民対話集会」 県庁と「距離」地域の思いにどう向き合う 対話 一過性で終わらせず "。県知事と県民の意見交換会のニュース。「リニア駅予定地の地元の筒井誠逸市議は、リニアの地上走行区間の一部で県基準の70デシベルを上回る騒音が予測されることを巡り、『周辺の17戸が対応に苦慮している』と強調。防音フードの設置など『JR東海と話し合いを続けているが、地元の気持ちに添ってくれない』と協力を求めた。」。

12月3日(h) 『赤旗』13面 "盛り土工事 危険性明らか リニア残土 JR東海の回答受け協議 住民ら監視強化へ 長野・豊丘"。

12月3日(g) 『南信州』7面 "松川町 洞新線の仮通行を開始 残土運搬 3ルートで通行量分散"。

12月3日(f) 笹子トンネル事故関連:『赤旗』15面 "笹子トンネル事故 犠牲者の声受けとめよ 追悼式 遺族が原因究明訴え"、『信毎』33面 "笹子事故10年 今も「なぜ」 遺族歳調査求める 改訂重ねた調査の年表 次男亡くした父「明快な説明ないまま」"。

12月3日(e) ローカル線関連:『赤旗』4面 "北の鉄路存続求める 札幌で「いちの日」行動"。

12月3日(d) 『中日』20面 "「結の広場」図、模型で機能説明 県駅前に整備 土木実施設計 あすオンライン発表 "、『信毎』26面 "県内駅周辺整備 設計成果発表会 飯田市 あすオンラインで"。

12月3日(c) 『中日』3面 "敦賀-新大阪延伸 着工遅れる見通し 北陸新幹線 アセス進まず"。

12月3日(b) 1日、中間駅のできる北条の残土の仮置き場に残土の搬入が始まる(『SBC』1日 "リニア中央新幹線「工事残土」搬入…仮置き場に1万立方メートル余の残土運搬予定 長野・飯田市")。信越放送さんは「工事残土」といってますが、飯田市リニア推進部によれば、運び込まれたのは「残土」ではなく「発生土」であり有用な建築資材=「埋め戻し材」なんだそうです。
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県道市場桜町線から撮影。画面中央付近の黄色い重機のあるところが松川工区からの残土。右に駅周辺整備のために取り壊し中のマンション。中央の赤い看板は国道153号線沿いの「いすゞ自動車」。黄色い重機のすぐ後ろの白い建物は国道沿いのフコク生命。

12月3日(a) 『静岡新聞』の記事から:

12月2日(g) 長野県は県民の安全を第一に考えていない 『信毎』5面社説 "リニア残土対応 住民目線に立っていない"(web版)。1日紙面記事と関連しての社説。黒塗りの場所はどこだろうか、阿智村の国道153号線の七久里交差点近くの候補地の名前が『信毎』の一覧にないことに気が付きましたが、そこじゃないようです。駒ヶ根市の中沢の再開発事業じゃないかといってきた人がいました。ここも一覧にないですが、忘れてました。信州暮らしのマップ(防災)で調べてみると、かなりいろいろな指定がついている場所です。話が持ち上がった当時に、地元の人が昔災害のあった場所だといっていると新聞(『信毎』2019年7月4日7面 "駒ヶ根・中沢区 残土受け入れ検討")が書いていたと思います(参考:"駒ヶ根市・中沢に残土処分(2019年7月6日)")。付近の住民のなかに少しでも不安の声がある場所では残土処分をしてはダメという、実は簡単な話なんです。長野県の態度は○ッカじゃないのといっていいものだとおもいます。参考:『デモクラシータイムス』"古賀茂明さん「フェイクはどっちだ」~原発逆噴射【山田厚史のここが聞きたい】20221201"

12月2日(f) 『朝日』13面 "リレーおぴにおん 鉄道150年(6) 新幹線 今やガラパゴス化 歴史学者 中村尚史さん"(web版)。ワシントンとボルチモアの間の超電導リニア計画が上手くいかないのも、相手の国のニーズをきちんと理解していないからともいえるし、最初から上手くいかないことは分かっていて、日本国内向けの超電導リニアの性能をアピールするためにやってるのかも知れません。

12月2日(e) 『南信州』7面 "飯田市リニア 駅周辺整備設計公表へ 4日にオンライン配信"。

12月2日(d) 『中日』32面 "近鉄特急の扉事故 再発防止策を公表"。

12月2日(c) 『日経』7面 "鉄道工事、海外受注2000億円 日系ゼネコン 4~9月大幅増"。

12月2日(b) ローカル線関連記事:『信毎』3面 "ローカル線分岐点:大糸線存続へ「国の支援を」 小谷・白馬村会 県に働きかけ要望"、7面 "留萌線一部廃止、国が容認"。

12月2日(a) きょうは中央道の笹子トンネルで天井崩落事故が起きた日(2012年12月2日)。関連記事:『朝日』30面 "あのストールを巻けないまま 笹子トンネル事故10年 問われなかった起用責任 法の制定求め活動続ける"、『中日』14面 "さよならも言えなくて 笹子トンネル事故10年 「なぜ起きたのか」問い続ける"、『信毎』30面 "笹子トンネル事故 きょう10年 遺族「真相明らかに」訴え"。

12月1日(b) 「疑わしきは拒否だ」。『信毎』1面 "土砂災害恐れ 9カ所開示 県内残土置き場・候補地 計18カ所判明 残り1カ所の地名 黒塗り"(web版)、2面 "候補地判断へ 「情報不可欠」 残土処分巡り専門家指摘"(web版)。『信毎』が長野県に求めた情報公開でリニアの残土置き場(工事完了と工事中)や候補地34か所のうち33か所の一覧が明らかになり、何らかの災害の危険の指定のある場所は19か所で、1か所は地名が黒塗りになっていたそうです。県が危険箇所に該当しない置き場と候補地の一覧ものっています。黒塗りにした理由を県は「関係市町村や地元との調整に著しい支障を及ぼす恐れがあるため」といっているそうですが、これは危険と思う「住民」が騒ぐからと言ってるのと同じでしょう。住民の側としては、これから明らかになる候補地は全て危険と理解して拒否すれば良いことになりますね。さて、県が危険性がないといっている場所の中に、大規模な崩壊地の直下になる、「深ケ沢」、「鳶ヶ巣沢」がありますが、鳶ヶ巣沢などは現地視察した専門家が「ここに置くのですか」といったという場所。参考:"信州暮らしのマップ(防災)"。2面の記事で最後にコメントをしている方は、今回の情報の黒塗りを、一番最初のころの公開の黒塗りと誤解して発言しているみたいです。がしかし、長野県が谷埋め盛土について危険にさらされる住民の反発が起きないようにと丁寧に気を使うのが一貫していることは明らかです。

12月1日(a) ローカル線関連:『朝日』7面 "ローカル17路線、赤字"、『中日』28面 "28区間で収支率悪化 JR西日本公表 コロナの影響直撃"、『日経』17面 "ローカル線赤字 JR西重く 17路線で年247億円、鉄道の稼ぐ力弱く 廃線議論、「東」と温度差"、『信毎』3面 "ローカル線分岐点:南小谷以北 収支やや悪化 19~21年度 大糸線など公表 JR西"。